2009年03月30日
アレルギー・マーチ
こんな辛い生活に耐えているとは知りませんでした。
以前、関西のテレビの仕事でご一緒していたときは、
いつも笑顔の関根さんでした。
元・朝日放送アナウンサー関根友実さんの
『アレルギー・マーチと向き合って』(朝日新聞出版)
を読み、改めてアレルギー疾患を抱えた人たちの悩みを知りました。
本書は、関根さんのアレルギー疾患闘病記です。
関根さんは、幼少期のアトピー性皮膚炎から始まって、
アレルギー性鼻炎、白内障、アレルギー性気管支喘息・・と
次から次へとマーチのように、アレルギー疾患を体験してきました。
アレルギー疾患については、残念ながら完全治癒につながる
明確な治療法はまだ確立されていません。
しかし、こうした困難にも負けず、いつも周りの人たちに
明るさや温かさを感じさせてくれる関根さん。
その強靭な精神力はいったいどこから来るのだろうかと思いますが、
その時々の関根さんの心の起伏も、本書には丁寧に記されています。
神様はその人が耐えられるだけの困難を授けるものだとすれば、
関根さんの、その耐える力は私の想像をはるかに超えるものです。
「人生が一瞬の淀みになるか、きらめきになるか、それは思い一つで
変わるのではないか。誰よりも私自身が、これからも大地を踏みしめ、
空を見上げて生きていこうと思っています」
関根さんのこの言葉は、関根さん自身だけでなく
私たちにも勇気を与えてくれます。
アレルギー疾患の治療法が一日も早く確立されることを
祈らずにはいられません。
投稿者:村尾信尚


