2010年05月29日

iPad、上陸!

アメリカで爆発的な人気を誇っているiPad
日本でもついに発売。気になっている方も、多いのではないでしょうか。

超が付くほどアナログ人間な私。
最初はiPad、使いこなせるのかなぁと思っていたのですが、
操作は至ってシンプル。画面をタッチするだけ。

電子雑誌の写真をタッチしたら動画が見られたり、
ゲームを画面に触れて遊べたり、
キーボードを表示すれば、メールも送れたり・・・。
あの四角い小さなノートのようなもので無限に広がる世界に、驚きました。

そして取材では、iPad登場を
“ビジネスチャンス”と捉える声も聞かれました。

ゲームソフトメーカーSEGAの方々は、“iPadは作り手をワクワクさせる”と。
例えば、電子書籍とゲームをミックスさせたような新しいソフトができないか・・・
といったように、いろんなことを想像するといいます。

また、書籍などを電子化するのに携わる会社・YAPPAの伊藤社長は、
“雑誌で生放送をやりたい!”と話していました。
ライブにやり取りできるのが時代のニーズと考えているようです。

確かに、テレビで言えば生放送、インターネットでは、ツイッターなど
つねにその瞬間、瞬間情報を共有できることが当たり前のようにできる時代。

iPadというものが一つ登場することで、
テレビやインターネット、新聞に雑誌や本・・・
あらゆるメディアがミックスされていくことを予感させました。
これが時代のうねりとなるのでしょうか。

投稿者:鈴江奈々

2010年05月24日

口蹄疫被害の取材を通じて

口蹄疫の深刻な被害が連日報道されています。
私たちZERO取材クルーは火曜日から鹿児島県側から宮崎県に入り、
まだ感染が確認されていない地域を取材しました。
取材にあたっては感染地域へ立ち入らないことはもちろん、
県内の畜舎には近づかず、取材車両の消毒など徹底しました。

鹿児島、宮崎両県を結ぶ幹線道路には
至るところに消毒ポイントが設置され、
畜舎や畜産関連施設の入り口は消石灰で白く染まり、脇には「立ち入り禁止」の看板。
その奥では牛や豚の鳴き声だけが、静まった集落に響いています。

取材をして感じるのは、口蹄疫の被害拡大以上に、
畜産農家のみなさんの不安や精神的疲労が急速に広がっていることです。

「徐々に殺処分地域が自分の畜舎に近づいてきている。胸がつぶれる思いだ」
「夜、不安で何度も目が覚めて牛舎に行く日々が何日も続いている」
「同業の仲間との情報交換は電話だけで、顔をつき合わせて不安をほぐすことができない」

お話を伺った宮崎県内の70代後半の繁殖農家の方は、
感染の拡大によって、もし飼育している牛が殺処分されれば、
再び親牛を買い、繁殖させ、子牛を出荷する、このためには数年はかかるそうです。
「もし口蹄疫に私の牛舎が襲われたら、もう廃業かもしれない…」
高齢のため、原状回復まで再建することはできないだろうと話します。

それぞれ畜産農家の皆さんが、
出荷するまで家族のような気持ちで世話をしている牛や豚を守ろうと、
畜舎の消毒はもちろん、様々な方法で水際で食い止めようと必死であることは言うまでもありません。
家畜の診療を行っているある獣医は、
「感染させじと元気な家畜にさらに抵抗力をつけようと、ビタミン剤をたくさん買いに来た
10キロ~20キロの「緩衝地域」目前の畜産農家の方もいる」と話していました。
しかし、無常にも日に日に対象地域が広がっており、
元気な家畜でも殺処分の対象になってしまうかもしれないと思うと、やるせない思いになります。

今回の取材を通じて、
今の感染地域の現状を、そしてその地域以外の自治体や畜産農家の皆さん、
畜産関連業者の皆さんが全力で防疫対策を講じている様子を伝えたい、
という思いがある一方で、
感染地域に近づき、自分たちが感染の媒介なっては絶対にならないという大原則のもと
取材配慮を行いながら取材をする難しさを常に感じていました。

とにもかくにも、感染拡大がなんとかとどまってほしい。
そして悲しい殺処分がこれ以上増えないことを祈るだけです。

投稿者:右松健太

2010年05月19日

ワールドカップを目指した男たち

ワールドカップまで1ヶ月を切りました。
ワールドカップを戦う日本代表選手「23人」も発表され、いよいよ臨戦態勢に入ります。

思えば、ワールドカップやオリンピックという一大イベントが開催されるのは、「4年に1度」。
選手たちはそれぞれ日々のリーグ戦で結果を残しつつ、
その一方で、ワールドカップ・イヤーにベストコンディション合わせなければいけない。
これは本当に難しいことです。
かつて、2002年のワールドカップでは、本大会出場の大きな原動力となった、
名波浩、高原直泰の2選手がコンディション不良でメンバー落選。
また前回大会では、ジーコ監督が最も期待していたFW久保竜彦選手がワールドカップ・イヤーに故障し、
コンディデョンが戻らず選出されませんでした。

そして今回、2年前なら日本代表の「エースFW」として必ず選出されていたであろう選手が、
浦和レッズの田中達也選手です。
私と田中選手の出会いは1999年の高校サッカー。
当時、入社2年目の私は「高校サッカーハイライト」を担当していたことから、
帝京高校2年だった田中達也選手にインタビューしました。
小柄ながら、爆発的な突破力と、豊富な運動量。
あのアルゼンチン代表のリオネル・メッシを彷彿とさせるドリブルに、私は魅せられました。

高校サッカー選手権でその能力を買われた田中選手は、浦和レッズに入団。
その後、メキメキと頭角を現し、不動のエースに成長。
そして、年代別の代表を経て、2005年には日本代表に初選出。
南アフリカのワールドカップ予選では、抜群の運動量と献身的なプレーで日本代表を支えました。

しかし、09年、度重なるケガと、持病の腰痛を再発させ、長期離脱。
昨シーズンを棒に振り、復帰した今シーズンもベストコンディションには戻りませんでした。

その結果、多くの人が望んでいたワールドカップ・メンバーから落選。
南アフリカのピッチに立つ夢は叶いませんでした。
田中達也選手は、
「23人に入れなかったことはしっかり受け止めたい。期待はしてなかったけど、残念な気持ちはある」とその胸中を明かしました。
今回、私は改めて、「4年に1度」のワールドカップに愛されるのは難しいことを実感させられました。

田中選手は、現在27歳。
4年後のブラジル・ワールドカップの時は31歳。十分可能性はあります。
私はブラジルのピッチで躍動する田中選手を信じて、これからも取材を続けていきたいと思います。

投稿者:鈴木崇司

福原美穂さん

口蹄疫が早いスピードで拡大していくなかで、
宮崎出身のプロゴルファーの横峯さくらさんは、農場で被害を受けた方々に賞金を
寄付するなど、
サポートを始めた方もいらっしゃるようです。
大切に育ててきた牛や豚を処分しなければならない方々の気持ちを考えると…とても
胸が痛みます。
1日も早く、畜産農家の方々が安心できる日がくるよう願っております。

話が変わりまして、今回のZEROカルチャーで初めてお会いした歌手の福原美穂さん。
彼女の美しくパワフルな歌声は、沢山の人たちに勇気を与えてくれる、
魅力的な素晴らしい女性。
私はヴァイオリン、福原さんは歌で、お互いに手段は異なりますが、
心から「歌う」ことや家族への想いなど
色々お話をさせていただいて、共感しあえるものがとても大きかったです。

いま私達の世代で家族の絆やありがたさを、素直に言葉で表現することは難しいと
思いますが、
福原さんにとって「家族」は歌の原動力になっているんだと感じました。

投稿者:宮本笑里

2010年05月17日

政治家の言葉と国民主権

二転三転する鳩山総理の言葉に
不安を感じる人は少なくありません。
私は、総理の言葉にこだわりたいと思います。

私たちの憲法には「主権が国民に存する」と書かれています。
つまり、国民が主権者であって、この国のあり方を決め、
この国を動かすのは国民であると宣言しているのです。

ではどうやって、私たちはこの国を動かしているのでしょうか。
選挙において、私たちは政治家が語る言葉を聞き、
そして私たちの考えを実現してくれると思う人に投票し、
その人にその実行を委ねているのです。

ですから、私たちの考えに沿ってこの国が動いていくためには、
まず政治家が私たちに語った通り、行動しなければなりません。
その政治家の言葉、とりわけ総理の言葉が信用できないとしたら、
私たちは国民主権を実現する術を失ってしまうのです。

投稿者:村尾信尚

2010年05月14日

ピアニスト ユンディ・リさん

今回はピアニストのユンディ・リさんを取材させていただきました。

私たちクラシックの演奏家は、コンサートで楽器を生音で演奏するので、その日の
会場の空気や状態、響き、天候や、お客様の入った会場によって、
大切な音色に大きく変化が出てしまうことがあります。

ヴァイオリンなど持ち運びが出来る楽器とは違って、ピアノは自分の愛用している
ものを持ち運ぶことが簡単にはできないので、
現場にあるピアノと本番当日向き合うことは簡単ではないでしょう。
しかし、瞬時に自分の音色を作れてしまうことは、本当にすごいことだと思います。

今回ユンディさんにお会いしてみて、とても優しく穏やかな雰囲気の方でした
が、演奏に入ると別人のように力強く奏でて・・・。
ただ演奏に没頭するだけではなく、お客様のことも考えながら、音のひとつひとつ
を楽しんでピアノを演奏されている姿がとても印象的でした。
だからこそ惹きつけられるものが大きく、魅力的な方なんだと感じました。

今回の取材を通して、ユンディさんの音のこだわりを、またさらに沢山の方々に伝
える事が出来ていたら嬉しいです!

投稿者:宮本笑里

2010年05月13日

♪リズムコミュニケーション♪

世界30カ国で1000万人動員のパフォーマンス集団「ストンプ」。
その中で唯一日本人で活躍するのが、宮本やこさん。
やこさんは、実は、私が所属していた大学のダンスサークルの先輩でもあり、
いつかお会いしたいと思っていた方でした。

「ストンプ」では、日常生活でありふれたものが、特別な楽器に変わります。
ブラシ、マッチ箱やドラム缶・・・何でも。
セリフはなく、体、物を使って出す音とリズムで構成されます。
舞台は2時間ほどなんですが、それを見て、疑問に思いました。
沢山の曲で構成されているけど、楽譜はあるのか?

実は、楽譜は一切なし!!
一つのショーをつくるのに、6週間ほどで骨組みとなるリズム、曲、演出を、
すべて目で見て、音を出して体にインプット。その上で、舞台上のアドリブで完成!!
その6週間で習得できず舞台にたてない人が沢山出るほど過酷なんだそうです。

「ストンプ」を目指して世界中から集まるパフォーマー。
それぞれの育った国の文化、個性が「リズム」に表れ、
自分が予想しなかった音にどう返すか、想定外を楽しみながら舞台にたっているんだとか。
そんな中、例えば、アフリカ系アメリカ人の跳躍やリズム感に圧倒される事はあっても、
それを自分が真似しよう!とは思わないだそうです。
というのも、そういう素晴らしいものはその人にまかせて、自分にできるものをつねに探求。
その結果、やこさんのパフォーマンスから「和」を感じると観客によく言われるそうです。

ニューヨークに行って初めて日本のよさを知り、日本を誇りに思うようになったと言うやこさん。
舞台上で、どんなリズムを奏でるのでしょうか。
言葉ではなく、リズムで感じる異文化、そして日本文化。
まさに、“リズムコミュニケーション”
みなさんも、体感してみてはいかがでしょうか。

投稿者:鈴江奈々

2010年05月11日

うりずんの沖縄

普天間基地移設問題、
鳩山総理の沖縄訪問取材のため、今週も沖縄に行きました。
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先日取材した読谷村での「県民集会」では、
「最低でも県外」と述べた鳩山総理に対し、
「その言葉に望みを感じている」
「総理が初めて口にしてくれた県外移設に、ようやく山が動いたと思った」
「総理はオバマ大統領に“トラストミー”と述べたが、
私たちは総理に対し“トラストユー”だ」
日本のリーダーに対する一縷の望みを抱く声をたくさん聞きました。

しかし、「沖縄県民に負担をお願いしたい」
この言葉はテレビの速報や新聞の号外で一瞬にして全島に伝わり、
その直後から総理の車列にぶつけられた怒号、嘆願、ため息。
県民の皆さんの期待は失望に変わってしまいました。
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鳩山総理が沖縄訪問で着ていた「かりゆし」は黄色でしたが、
この黄色は基地県内移設反対運動のシンボルカラーでした。
その点も、県民の理解を超えています。

普天間基地に隣接する普天間第二小学校。
鳩山総理を出迎えたこいのぼり。
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屋上からの視察の際にも、総理の頭上を米軍機が行き交っていました。
基地を飛び立つ軍用機の爆音は、内臓がもぞもぞと震えるような感覚があり、
思わず身をかがめたくなります。
一方で辺野古は、耳を澄ますと、小鳥のさえずりや子供たちの笑い声が
海風に乗ってやさしく耳に届く海沿いの静かな町。
取材中にふと目をやると、
地元の男性達が海沿いのベンチでビールジョッキ片手に夕涼みをしていました。
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沖縄の方言で「うりずん」という言葉があります。
旧暦の2月、3月、春から梅雨入り頃の時季をさす、まさに今頃。
沖縄では草木が生い茂り、
「種を植えたとたんに、草木が芽を出し、一斉に萌えだす」といわれるほど、
大地の潤いと、生命の躍動を島中で感じる時期。
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しかし、鳩山総理が総理就任後初めて訪れた沖縄でこの日
「失望の芽」が顔を出してしまいました。

投稿者:右松健太

2010年05月10日

リーマンショックからギリシャショックへ

2008年秋、アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザースの
経営破綻に端を発した世界的な金融危機以降、
世界の景気は一気に落ち込みました。
いわゆる「リーマンショック」です。

多くの企業が倒産し、失業者が増大する深刻な状況を受けて、
日本を含め各国の政府はどのような経済政策を採用したのでしょうか。
不景気で税収が減るなか、失業対策としての給付金、
雇用対策としての公共事業など財政支出を大きく増やしました。
その結果、各国政府の財政は大幅な赤字となり、
多額の国債を発行(借金)せざるを得なくなったのです。
日本も今年度の一般会計予算の国債発行額は44兆円と、
税収の37兆円を大きく上回る異例の事態となりました。

このことを別の表現を用いて言えば、
政府は財政を赤字にすることによって、民間企業の赤字を肩代わりしたのです。
つまり民間の経営破綻リスクを、財政赤字によって政府が引き受けたのです。
このおかげで世界の景気は緩やかながら、回復の兆しを見せ始めていました。

民間の経営破綻リスクは確かに小さくなりつつあったのですが、ここに来て
そのリスクを引き受けた政府の財政破綻リスクが表面化してきました。
その国はギリシャでした。
2009年のギリシャの財政赤字は対GDP比で13.6%と異常に膨らみ、
ギリシャの国債の信用度は著しく低下しました。
こうなると誰もギリシャの国債を買わなくなり、
いずれギリシャはその債務を返済できなくなってしまうでしょう。
国家財政の破綻です。

そこで今、ギリシャが加盟しているEU諸国などは、
ギリシャに対する緊急融資などの支援策に向けて精力的に動いています。
一方ギリシャは、公務員の給与カットや増税などの財政再建策を打ち出しました。
この財政再建策に国民が猛反発し、死者が出る暴動が起きるなど
事態は深刻化しています。

「ギリシャショック」、このような財政破綻が
ギリシャ一国に止まる保証はどこにもありません。
リーマンショックからギリシャショックへ・・・
今世界経済は、民間の経営破綻から政府の財政破綻へと、
その様相を大きく変え始めているのです。

投稿者:村尾信尚

2010年05月03日

防災士

みなさんは、“防災士”をご存知でしょうか?
“防災士”とは、様々な災害に関する知識を身につけ、
防災に関して意識を高めてもらうべく活動する人です。
災害時に少しでもためになる情報を届けられたら・・・
という思いで、資格を取得しました。

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ということで、防災士の勉強をしたときに、
私自身、驚いた数字を、ここでご紹介します。

地震大国と言われる日本をあらわす数字。
日本防災士機構の教本によると、日本の国土面積は、地球上の約400分の1、しかし!
日本列島及びその周辺から吐き出される地震や火山噴火のエネルギーは、地球全体の約10分の1。
活火山は108を数え、世界第2位。
マグニチュード8.0以上の大地震は、世界の約2割が日本で発生。

また、水害のニュースも多いですが、それもそのはず。
日本は、世界で4番目の多雨国。
日本列島の約7割が山地で、河川は一般に急勾配で短く流域面積が小さい、
さらに河川流域開発、急速な都市化の進展もあいまって、
洪水、高潮の被害を受けやすいのです。

それをあらわす数字。
国土の約10%の洪水氾濫区域(洪水時の河川水位より地盤の低い区域)に、
総人口の約50%の人々が居住、全資産の約75%が集中。

大都市でもそういった地域があるにも関わらず、
どういう地形、どういう町にすんでいるのか知らない・・・という方も多いのではなでしょうか。

まずは、自治体のハザードマップ(※)などで、
どういう被害が想定されるのか、どこに避難をしたらいいのか、是非一度、調べてみてください。

私たちが暮らす日本は災害が起こりやすいのですから、
備えることが、自分自身、そして大切な人の命を守る、第一歩となります。
また、折に触れて、災害についてみなさんと一緒に考えられたらと思います。

(※)ハザードマップは、災害が発生した場合、
災害現象により影響が及ぶと想定される区域、避難に関する情報を地図にまとめたものです。

投稿者:鈴江奈々

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