2011年12月27日
涙と汗と
今年は多くの涙を流した年でした。
その涙はこれからも消えません。
そのなかで、私たちは復興に向け立ち上がりました。
来年は多くの汗を流す年になります。
「復興してから悲しもう」
被災地で聞いた言葉が忘れられません。
来年が良い年でありますように・・・
投稿者:村尾信尚

2011年12月27日
今年は多くの涙を流した年でした。
その涙はこれからも消えません。
そのなかで、私たちは復興に向け立ち上がりました。
来年は多くの汗を流す年になります。
「復興してから悲しもう」
被災地で聞いた言葉が忘れられません。
来年が良い年でありますように・・・
投稿者:村尾信尚

2011年12月26日
「これから朝鮮中央テレビが特別放送を行います!」
報道フロア中に響く一斉連絡。
12月19日正午、報道フロア中央にあるモニターに視線が集まりました。
そこで伝えられた北朝鮮の金正日総書記死去のニュース。
騒然とした報道フロアでは、すぐにニュース速報がうたれ、
緊急特番の準備が慌ただしく進んでゆきます。


私たちZERO取材班は、急遽、19日夕方に韓国・ソウルへ向かい、
20日には、北朝鮮との軍事境界線付近にある統一展望台を取材しました。
望遠レンズでイムジン川を挟んで対岸3キロ先の北朝鮮の農村集落を見ると、
古い土壁の建物の前に、黒っぽい服を着た人が数人で座り込んで話をしている様子や、
まとまって歩く人の姿が確認できました。

統一展望台の職員によると、金正日死去のニュースが伝えられた19日午後、
集落の集会所のような施設に数百もの人が集まっている姿が目撃されたといいます。
北朝鮮では、いま何が伝えられ、人々の心の中にはどのような感情が巡っているのでしょうか。

ソウル市内は、クリスマスイルミネーションが輝き、
明洞(ミョンドン)の繁華街には観光客や若者があふれかえっています。
活気ある町並みを行き来する人々の表情に緊迫感などは見られません。

ただ、帰宅ラッシュをむかえたソウル駅には、
街頭テレビの前に、夕方のニュースを食い入るように観る多くの人の姿がありました。
「実績のない若い指導者が、これからどのように北朝鮮を導いてゆくのか。」
「今の私たちの生活は変わらないけれど、これからどのような脅威が迫ってくるのか。」
平穏に見えるソウルの街には、
つかみどころのない、「これから」への漠然とした不安が漂っているように感じました。

投稿者:右松健太

家計でも企業でも役所でも、予算の基本原則は
「入るを量(はか)りて出ずるを為(な)す」(礼記)
つまり、収入の額を計算し、それによって支出を計画するのです。(広辞苑)
この点、政府が24日に決めた来年度予算案は、とても予算とは言えません。
来年度の税収見込みは42.3兆円なのに、一般会計の支出は90.3兆円、
他の財源を見込んでもまだ足りない分は、借金である国債を44.2兆円発行します。
来年度もまた国債発行が税収を上回り、
借金依存度(国債発行額 / 一般会計総額)は、過去最悪の49%。
東日本大震災の復興については、別の特別会計で対応するので
震災復興という特別の事情を除いた、この一般会計の姿を見るとき、
私は、「政府には財政再建への強い意志が本当にあるのか?」
という疑問を抱いてしまいます。
さらに政府は、基礎年金の国の負担分を一般会計から切り離し、
別の財布にツケを回してしまいました。
これは、財政事情の深刻さを国民に明らかにすることを避けているように見え、
国民への説明責任の観点からも問題だと思います。
支出の徹底した見直しも行わないままで、
これから始まる消費税増税議論に国民は理解を示すでしょうか?
「政治主導」を掲げてきた民主党政権、
政治家が汗をかかないで、国民に汗をかけ、と言えるでしょうか?
投稿者:村尾信尚

2011年12月12日
1941年12月8日、旧日本軍がハワイの真珠湾を攻撃し、日米は開戦。
太平洋戦争が始まりました。
70年経った今年の12月8日、戦争について、これからの日本について、
ZEROでは作家の半藤一利さんにお話を聞きました。
昭和の歴史を伝える半藤さんは、15歳のとき東京大空襲で
火の海の中を逃げ延びました。
その恐怖の体験を記した著書『15歳の東京大空襲』の中に、
次のような文章があります。
「単に戦争の外形的な悲惨さ、非情さ、残虐さを強調するだけではいけないのです。
それだけでは、平和を守りえないことは歴史が証明しています。
ですから、自分たちの日常生活から戦争につながるようなことを、日々駆逐する、
そのほかにいい方法はないのです」
半藤さんの思いを受けて、私たちに何ができるでしょうか?
例えば・・・
戦争を考える政府は、先ず言論を統制しようとします。
なぜなら、政府と国民が一枚岩でないと、国家は戦争できないからです。
その意味で、「言論の自由」は国民を戦争から守る大切な砦です。
私たちの社会の中に、異なった考えや少数意見を排除しようとする動き
が出てきたら、その動きを私たちは止めなければいけません。
このことが、半藤さんの言う「戦争につながることを駆逐する」一つの方法だと思います。
投稿者:村尾信尚

2011年12月05日
エジプト、リビアなどのアラブ諸国とアメリカ。
政治・経済・文化などの面で大きく異なる、この2つの地域で
今年民衆の間に「思い」を同じくする抵抗運動が起きました。
格差に対する不満から、より公平な社会を実現しようとする動きです。
チュニジア、エジプト、リビアでは次々と独裁政権が倒れました。
1%の富裕な人間が、国の富の40%を支配している(注)というアメリカでは、
「ウォール街を占拠せよ」「私たちは99%」といったスローガンを掲げ、
反格差デモが国中に広がりました。
2008年リーマンショック以降の経済的困難が世界を覆うなか、
今、人々の間に、政治的権力の集中や経済的富の集中に対する
反発や不満が高まっています。
そして人々の反発は、ネットワーク社会の進展によって、
より容易に実際の抗議行動へと転化していきます。
みんなで苦しみに耐えていくならまだ我慢できるが、
一部の人間だけが楽をするのは許せない・・・
民主主義と市場経済の枠組みの中で、
いかにして社会的公正を実現していくのか。
これからの社会を考えるうえで、避けて通れない課題です。
(注) Joseph E. Stiglitz "Of the 1% ,by the 1% ,for the 1% "
Stiglitz氏は、2001年ノーベル経済学賞を受賞。
投稿者:村尾信尚
