2012年02月29日

Facebookの新機能を取材!

Facebookが“災害用伝言板”を始めます。
今回その取材で、初めてFacebook Japanのオフィスにお邪魔しました。
オフィス内に、マーク・ザッカーバーグCEOの言葉が、あちこち飾られていました。
そのうちの一つがこちら。
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“DONE IS BETTER THAN PERFECT” (素早い実行は完璧に勝る)
世界のユーザーが8億人を超え、急速に利用者数を増やしているFacebook。
そのスピード感の裏には、こんな信念があるのか・・・と、心に残る言葉でした。

写真にも写っているFacebook Japan代表の児玉太郎さんに
災害用伝言板機能について伺ったのですが、
Facebook Japanのチームが中心となって作り、
世界に先駆けて日本で利用できるようになるそうです。

児玉さんご自身も東日本大震災の時、携帯の電話やメールが利用しづらい状況になる中、
インターネットのFacebookで、友人の無事を確認できたという声を聞いたそうです。
そういう中で、地震などの災害がおきた時に、Facebookができることは??という事を、
考え始めたのが切っ掛けだったそうです。

今、災害時には、インターネット上に伝言板が立ち上がったり、
電話やメールで音声メッセージが確認できたりと、
様々な形で安否確認をとることができるようになってきました。

そんな中で、今回新たに始まるFacebookの機能は、
Facebookを利用している人達同士が、
すばやく、一気に安否などの情報を共有をすることができるものでした。
2月28日~29日の期間中、日本国内限定で、
Facebookに災害用伝言板ページのリンクが表示。テストができるそうです。

災害が起きた時、真っ先に気になることは、
やはり、家族や友人、仲間などの安否だと思います。
どういう手段をつかったら、大切な人達の情報を得る事ができるのか・・・。
様々なケースを想定して、複数の手段を自分の中で備えておくことが、
いざというときの心配を減らすことになると思います。

投稿者:鈴江奈々

2012年02月06日

熊野川の表情

先週末、紀伊半島南部の三重県御浜町に行きました。
昨年はこの地域にも大災害がありました。
昨年9月紀伊半島南部を襲った台風12号は、
死者78人・行方不明者16人を出すなど大きな被害をもたらし、
御浜町でも一人の方が亡くなりました。

熊野川沿いを車で走りましたが、
周辺の道路では今も復旧工事が続いており、
所々片側車線のみの走行区間があります。

今も痛々しい傷跡が残るなか、
私が見た熊野川の表情は穏やかでした。
この清く澄んだ流れが、どうすればあの高いところまで
流木を運ぶことができるのだろう・・・。

被災地を訪れるたびに感じるのは、
私たち人間に見せる自然の表情の激しい変わりようです。
人間にとって自然はあまりにも大きく、その存在は人知を超えています。

他方で、被災地を訪れるたびに感じるのは、
つらく悲しい思いを抱きながらも、
復興に向けて立ち上がる人々の固い絆です。
ここ熊野の地でも、私はその絆を感じました。

投稿者:村尾信尚

2012年02月01日

津波警報が変わる

津波で多くの方が犠牲になった東日本大震災を教訓に、
気象庁は、“津波警報”の発表の仕方を変えます。

そもそも地震の発生からどれくらいで津波警報が出されるか、ご存知ですか?
気象庁では、津波警報の第1報は、地震発生後“3分程度”以内の発表を目指しています。
なぜ、その時間に設定されているのかというと・・・、
1993年の北海道南西沖地震で津波警報の発表が沿岸への津波来襲に間に合わなかった反省のもと、迅速性が重視されたのです。

「あ、揺れた」と思ったら、すぐにテレビの字幕などで情報が伝えられる地震情報。
地震の情報も、速さを優先して、第一報が気象庁から出されています。
ただ、速さを優先する分、実は、マグニチュード8を超えると地震規模が過小評価される可能性があるんです。

最終的に地震の規模がマグニチュード9.0と発表された東日本大震災の地震。
発生直後は、マグニチュードは7.9と推計されていました。
その過小評価していた地震規模に基づき津波の高さも予測していたので、
実際よりも、津波の高さを低く予想していました。
津波警報の第一報は、地震発生の3分後、
予想の高さは、宮城県6m、岩手県・福島県3mと出されました。

この“数字”が防災無線などで伝えられ、避難の遅れを招いたケースがあったことから、
今回、津波警報の発表の仕方を変えることにしました。

大きな変更点としては、
すぐに地震の規模がわからない“巨大地震”が発生したと考えられる場合、
これまでのように予想される津波の高さを“数字”で表さずに、
「巨大」や「高い」津波のおそれがある、と“言葉”で伝えることにしました。
住民が異常事態であることをイメージしやすくして、避難行動に結びつけるためです。
気象庁は、今年中にこの新しい取り組みの運用を始める方針だということです。

地震、津波について、早く情報が伝わらないと、身を守る事ができません。
けれど、ここまで読んでお気付きだと思いますが、
技術やシステムが改善されても、情報は、完璧ではないのです。

茨城県大洗町では、4.9mの津波が押し寄せたものの、津波による犠牲者は一人もいませんでした。
町の防災無線では、「避難命令、避難せよ」と異常事態を伝えるために、これまで使ったことのない言葉で繰り返し放送。
その最前線で任務にあたっていた古川消防長は、
「100%情報にゆだねるのではなくて、大きな揺れを感じた時、あるいは津波警報がでた時に、
 自ら避難するような“自助”の力を強化していかなければならない」とおっしゃっていました。

“自助”
自分の身は、自分で守る。
その意識を持つ事が、この地震国日本で暮らす私たちには求められています。

投稿者:鈴江奈々

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