鈴江コラム

2012年05月05日

史上最年長で2000本安打達成!!

ヤクルトの宮本慎也選手が、満員の神宮球場で2000本安打を達成。
その夜、ZEROのスタジオで、今の心境を語ってくださいました。

史上40人目、史上最年長41歳5ヶ月で達成した宮本選手。
ご自身で2000本安打達成できた理由としては、
守備を評価してもらって、試合に出続ける事ができたこと。
その中でコツコツと打つ事とおっしゃいました。

解説の長嶋一茂さんは、長嶋茂雄さんや王貞治さんなどの4番バッターとは違って、
犠打、ヒットエンドラン、ランエンドヒットなどを打たなくてはならない“制約”がある中での2000本。
そこがすごい点だと分析。
そして、チームが練習を開始する前から球場に足を運び、
“練習”のための“練習”を現在も行っているところをみていると、
それだけ体が動かせているのでまだまだ活躍が期待されるともおっしゃっていました。

ただ、宮本選手にご自身のこれからの目標を伺うと、
「自分自身というよりは、とにかく、チームが優勝すること」と答えました。

以前、北京五輪で日本代表のキャプテンを務めていた宮本選手。
星野監督が若手への指導においては、「宮本に任せている」と、
全幅の信頼をおいていたのが、印象深く残っています。

偉業を達成したこの日にも、宮本選手からは、
お立ち台で、対戦相手のカープファンに対しても感謝の言葉を述べたり、
チームへの影響を気にしてはやく打ちたかったと語ったり、
今後についても、チームを優先させたりする言葉が出てきました。

プロの厳しい世界で長く輝き続けるその“強さ”は、
宮本選手の“人間力”から生まれていると感じました。

投稿者:鈴江奈々

2012年04月18日

ゆるぎない信念

アップルの創始者スティーブ・ジョブズ氏の認知度は日本でも高いですが、
インターネット通販amazonの創始者については、みなさんご存知でしたか?

ジェフ・ベゾスCEO

ネット通販、電子書籍、クラウドサービスで、アメリカではすでにトップ企業。

タブレット端末を去年11月にアメリカで発売するとアイパッドの半額以下という値段もあって急速にシェアを拡大。
革新的なサービスを次々とはじめるその姿から「ポスト・ジョブズ」との呼び声も高い方なんです。

5年ぶりに日本に来日したベゾスCEOにインタビューすることができました!
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大きな声で豪快に笑いとても気さくである一方で、ゆるぎない信念を感じさせる方でした。

「Earth’s Most Customer Centric Company」
(地球上でもっともお客様を大切にする企業)
インタビューでベゾスさんが口にしたamazonの理念です。

千葉県にあるamazonの配送センターを取材した時、建物の入り口でこの言葉を目にしていました。
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そして、社員に送る手書きのメッセージにも、この言葉。
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「会社のルールはお客様がつくる」というメッセージだと、日本の社員の方が教えてくれました。
配送センターで働くある方が、ベゾスさんは顧客第一という考えが決してぶれないと。
他の社員の方々にサービスについて聞いても、必ず「お客様のニーズ」という言葉がありました。
これだけグローバルで巨大な組織において一人一人にその理念が浸透しているのは、ベゾスさんのゆるぎない信念があるからだと感じました。

この「顧客第一」という言葉は、サービスを提供する会社からはよく聞く言葉でもあります。
ただ、ベゾスさんは「いろんな企業が顧客第一をうたっているが、実際には競合他社に目を向けている企業がほとんどだ」とキッパリ断言していました。

ベゾスさんの話では、今年後半にもアメリカを席巻している電子書籍「キンドル」、
そしてタブレット端末「キンドルファイア」が日本でのサービスを始めるようです。
「顧客第一」とするサービスは、日本のニーズにあったものとなるのでしょうか。
これからの動きも気になるところです。

投稿者:鈴江奈々

2012年03月16日

震災から1年、三陸鉄道が運ぶもの

岩手県の沿岸を走る三陸鉄道北リアス線。南は宮古駅から北は久慈駅まで結んでいます。
3月11日に放送した復興テレビで、私は三陸鉄道とその沿線の町から中継しました。

三陸鉄道も津波で被災し、駅舎ごと流さたところもあり、線路が寸断。
それでも、震災5日後には、わずかながらの区間でしたが運転を再開。
徐々にその運行区間を延ばし、1年が経った3月11日には、4月から新たに運転を再開する区間の“試運転”が行われることに。
そこに同乗させていただく事ができました。
その車両には、実は、こんなだるまたちが一緒だったんです。
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その名も、「つながるんだるま」
三陸鉄道の復旧を願う地域のみなさんのメッセージが、だるま一つ一つに書かれていました。
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三陸鉄道北リアス線にある12の車両のうち、唯一、この1両列車だけが身動きがとれずポツリと普代駅におかれていました。
その姿を見ていて、三陸鉄道のみなさんや地域のみなさんが、
「たった“一人”で冬を越すのはかわいそう。だるまを一緒に乗せてあげよう!」という話になったんだそうです。
震災当日、この列車を運転をしていた下本修さんは、「車両は私たちの“仲間”」とおっしゃっていました。

沿線に住む方たちも、この運転再開を待ち望んでいました。
試運転中の車両に向かって、雪が降る中、崖の上から、駅から、道端から・・・あちこちで手を振る姿を見かけました。
お話を伺うと、「やっとここまで三鉄が来てくれた。嬉しいね~」としみじみ語る親子。
そして「三鉄が走ると、町が明るくなるんです」と話す男性。
病院や学校に通う貴重な交通手段というものだけでない、地域の人たちの心に根ざした三陸鉄道の姿がありました。
町全体の復旧・復興がなかなか進まない中で、沿線に住む人達の“希望”も運んでいるように感じました。

投稿者:鈴江奈々

2012年02月29日

Facebookの新機能を取材!

Facebookが“災害用伝言板”を始めます。
今回その取材で、初めてFacebook Japanのオフィスにお邪魔しました。
オフィス内に、マーク・ザッカーバーグCEOの言葉が、あちこち飾られていました。
そのうちの一つがこちら。
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“DONE IS BETTER THAN PERFECT” (素早い実行は完璧に勝る)
世界のユーザーが8億人を超え、急速に利用者数を増やしているFacebook。
そのスピード感の裏には、こんな信念があるのか・・・と、心に残る言葉でした。

写真にも写っているFacebook Japan代表の児玉太郎さんに
災害用伝言板機能について伺ったのですが、
Facebook Japanのチームが中心となって作り、
世界に先駆けて日本で利用できるようになるそうです。

児玉さんご自身も東日本大震災の時、携帯の電話やメールが利用しづらい状況になる中、
インターネットのFacebookで、友人の無事を確認できたという声を聞いたそうです。
そういう中で、地震などの災害がおきた時に、Facebookができることは??という事を、
考え始めたのが切っ掛けだったそうです。

今、災害時には、インターネット上に伝言板が立ち上がったり、
電話やメールで音声メッセージが確認できたりと、
様々な形で安否確認をとることができるようになってきました。

そんな中で、今回新たに始まるFacebookの機能は、
Facebookを利用している人達同士が、
すばやく、一気に安否などの情報を共有をすることができるものでした。
2月28日~29日の期間中、日本国内限定で、
Facebookに災害用伝言板ページのリンクが表示。テストができるそうです。

災害が起きた時、真っ先に気になることは、
やはり、家族や友人、仲間などの安否だと思います。
どういう手段をつかったら、大切な人達の情報を得る事ができるのか・・・。
様々なケースを想定して、複数の手段を自分の中で備えておくことが、
いざというときの心配を減らすことになると思います。

投稿者:鈴江奈々

2012年02月01日

津波警報が変わる

津波で多くの方が犠牲になった東日本大震災を教訓に、
気象庁は、“津波警報”の発表の仕方を変えます。

そもそも地震の発生からどれくらいで津波警報が出されるか、ご存知ですか?
気象庁では、津波警報の第1報は、地震発生後“3分程度”以内の発表を目指しています。
なぜ、その時間に設定されているのかというと・・・、
1993年の北海道南西沖地震で津波警報の発表が沿岸への津波来襲に間に合わなかった反省のもと、迅速性が重視されたのです。

「あ、揺れた」と思ったら、すぐにテレビの字幕などで情報が伝えられる地震情報。
地震の情報も、速さを優先して、第一報が気象庁から出されています。
ただ、速さを優先する分、実は、マグニチュード8を超えると地震規模が過小評価される可能性があるんです。

最終的に地震の規模がマグニチュード9.0と発表された東日本大震災の地震。
発生直後は、マグニチュードは7.9と推計されていました。
その過小評価していた地震規模に基づき津波の高さも予測していたので、
実際よりも、津波の高さを低く予想していました。
津波警報の第一報は、地震発生の3分後、
予想の高さは、宮城県6m、岩手県・福島県3mと出されました。

この“数字”が防災無線などで伝えられ、避難の遅れを招いたケースがあったことから、
今回、津波警報の発表の仕方を変えることにしました。

大きな変更点としては、
すぐに地震の規模がわからない“巨大地震”が発生したと考えられる場合、
これまでのように予想される津波の高さを“数字”で表さずに、
「巨大」や「高い」津波のおそれがある、と“言葉”で伝えることにしました。
住民が異常事態であることをイメージしやすくして、避難行動に結びつけるためです。
気象庁は、今年中にこの新しい取り組みの運用を始める方針だということです。

地震、津波について、早く情報が伝わらないと、身を守る事ができません。
けれど、ここまで読んでお気付きだと思いますが、
技術やシステムが改善されても、情報は、完璧ではないのです。

茨城県大洗町では、4.9mの津波が押し寄せたものの、津波による犠牲者は一人もいませんでした。
町の防災無線では、「避難命令、避難せよ」と異常事態を伝えるために、これまで使ったことのない言葉で繰り返し放送。
その最前線で任務にあたっていた古川消防長は、
「100%情報にゆだねるのではなくて、大きな揺れを感じた時、あるいは津波警報がでた時に、
 自ら避難するような“自助”の力を強化していかなければならない」とおっしゃっていました。

“自助”
自分の身は、自分で守る。
その意識を持つ事が、この地震国日本で暮らす私たちには求められています。

投稿者:鈴江奈々

2012年01月09日

2012年を乗り切る“キーワード”

新春恒例の新年祝賀パーティーを取材。
会場には、約1500人の企業のリーダーが集まりました。

去年は、震災、タイの洪水などの自然災害、原発事故に節電、そして超円高・・・。
いくつもの試練があって迎えた2012年。
企業のリーダーたちは、どのような1年にしようと考えているのか、
2012年の乗り切る“キーワード”を伺いました。
明るい方向に導こうという強い決意のようなものを、
一様にリーダーのみなさんから感じました。

前向きになれる2012年のキーワード、伺った全てをご紹介します。

トヨタ自動車 豊田章男 社長
“笑顔”
笑顔を今年こそはとっていく、未来の光をとるんだ、と言った先に笑顔溢れる世界になれば、景気は良くなる。

伊藤忠商事 岡藤正広 社長
“商機は乱世にあり”  
ビジネスチャンスは、乱世にある。

セブン&アイ・ホールディングス 鈴木敏文 会長
“チャンスをつかむ”
チャンスを積極的につかむ。むしろ、積極性がないとチャンスを逃すことになる。

日産自動車 志賀俊之 最高執行責任者
“先送りしない決断・実行”
2012年をどう運営するかで日本の将来が決まってくる。

西武ホールディングス 後藤高志 社長
“自立 しなやかさ”
リスクをいかにおさえるか、リスクに対していかに臨機応変に対応するか。
そして最後は自分たちの足でしっかりと立つ。

ソニー 中鉢良治 副会長
“科学イノベーション”
科学技術のイノベーションが日本らしさ、強さ。そこから成長していく。

ローソン 新浪剛史 社長
“チャレンジへの転換”
チャレンジは困難。困難なくして楽はない。楽に向けて、楽しさに向けて、チャレンジしよう。

三井不動産 岩沙弘道 会長
“挑戦”
21世紀の日本を作っていく元年にする思いで挑戦。

東芝 西田厚聰 会長
“決然たる勇断力”
勇気をもって決断し、断行する。経済界でも政治の世界でも、これが必要になる年。

ジャパネットたかた 高田 明 代表取締役
“創造力 一生懸命”
その場、その場で一生懸命に創造していく。市場を作っていくという考え方が大事。


三菱重工業 大宮英明 社長
“視界不良 → 総合力”
視界不良を総合力で乗り切る。

大和証券グループ本社 日比野隆司 社長
“強いリーダーシップ”
不透明感が漂う中、国も企業も、トップがスピード感をもって対処する。
 
東京証券取引所グループ 斉藤惇 社長
“自制”
自分を少し犠牲にしてこの国の将来を救うという気持ち。その精神がすごく大事。

投稿者:鈴江奈々

2011年10月21日

10月19日の“空”

いつも、ゼロは、16時から番組の打ち合わせを行っています。
会議冒頭、ニュースのラインナップに目を通し、
ふと、空に目を向けると・・・
見事な夕焼けが広がっていました。

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5分後には・・・

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そして、10分後には・・・

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10分ほどで、がらりと変わってしまいました。
夕焼けは、四季折々で楽しむことが出来ますが、
冬に近づいてくると、この夕焼けが見られる時間も短くなっていきます。

この夕焼けをもっときれいに写真とりたかったなぁ・・・と
思っていたら、ゼロスタッフが、外で写真をとっていました!!

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この夕焼けを、ほんの少し見ただけで、
今日一日が、とっても得した気持ちになりました!
きっと気づかないだけで、“空”はいろんな表情を見せているんでしょうね。
ふとしたときに、“空”を見上げてみてはいかがでしょうか。

投稿者:鈴江奈々

2011年09月09日

“ボランティアから見える被災地の今”

先日、宮城県石巻市立湊小学校の避難所を訪ねました。
その頃はまだ100人余りの方が生活されていました。

この避難所には、
自宅の1階は津波の被害があったものの2階で生活する方など、
地域の人たちも食事や物資の支援を受けに集まってきていました。

この避難所を運営するのは、
ボランティア組織“チーム神戸”代表者の金田真須美さん。
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物資配布のお手伝いをさせて頂いたのですが、
靴を必要とされている方が多くいるように感じ、そのニーズについて伺いました。
すると、金田さん、
“考えてみて。あなたは、この半年で、何足の靴をはいた?”と。

雪がちらつく震災当日。
それから、春、夏、そして秋を迎えました。
季節の移り変わり、そして、
着の身着のまま避難された方が瓦礫の中を歩けば、
靴は消耗してしまいます。

そして、今後必要とされているものを伺うと、
“こたつ”と“石油ストーブ”
エアコンよりも、使い慣れているこちらの方が
需要があるとのことでした。

被災者の方の話では、例年、9月半ばくらいから、
冷える日にはストーブを使うことがあるそうです。

仕事につけないまま支援に頼らざるをえない方達の現実を前にすると、
町の瓦礫は運ばれたとしても、
不安はなくなっていないことを痛感します。

私がお話を聞いた方たちの口から、
“支援してください”という言葉はありませんでした。
ただ、“この思いを知ってほしい・・・”“忘れないでほしい・・・”
という言葉が聞かれました。

間もなく半年という節目を迎えますが、
切れ目ない支援の手が必要とされています。

投稿者:鈴江奈々

2011年08月04日

1年後のロンドン五輪の地へ

先週の夏休みでどうしても行きたかった場所・・・
それは、来年の夏季五輪の開催地、ロンドン!!

各地で、五輪に向けてムードを高めていこうと
取り組んでいる様子が伺えました。

こちら、トラファルガー広場。
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五輪開幕まで、カウントダウン。
7月26日、この日は1年前イベントの前日で、会場の設営中。
BBCなど地元テレビ局も中継する一大イベントとあって、
大掛かりな準備をしていました。

馬術の会場は、天文台でも有名なグリニッジ公園。
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ここでは、地元の人や訪れた人達に、無料で
スポーツを楽しんでもらうイベントが開催されていました。

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フェンシングに、乗馬やトランポリン・・・、様々なスポーツが。
そんな中、私は・・・

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アーチェリーを簡単にしたようなものに挑戦!
横には、丁寧に指導してくださるインストラクター。
真剣そのものでしたが・・・、3回中、1回、なんとか的に届きました。

そして五輪の開閉会式も行われる“オリンピックスタジアム”。
少し離れた場所からその姿を眺めてきましたが、
準備はもうすでに整っているようでした。
世界中のアスリートが目指すその地を前にすると、
1年後のロンドン五輪の切符を手にするのは・・・?
五輪でどんなドラマがまっているのか・・・?と胸が高鳴ります。

ZEROでは、ロンドン五輪を目指すアスリートを特集でお届けしています。
ロンドンにかけるアスリートの皆さんの思いを、一緒に感じていただけたら嬉しいです。

投稿者:鈴江奈々

2011年06月08日

心を繋ぐ植樹

毎年、ZEROは、植樹の神様と呼ばれる宮脇昭先生と植樹をしています。
今年は、宮城県石巻市の北上中学校のみなさん、地域のみなさんと一緒に行いました。

北上中学校の畠山校長先生の、
"自分たちの町を守る森を、自分たちの手でつくるんだ”という思いと、
宮脇先生の、"被災地に命を守る森を作りたい”という思いが一つになり実現。

北上川のそばで、沿岸地域にあった松の木が、
津波で流されてしまっているのを沢山見かけました。
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松の木の根はお皿のようになっているから、津波の威力にかなわず流されてしまうと、宮脇先生。
その一方で、根を深くまっすぐ下にはる土地本来の広葉樹の森は、
津波にも耐えて残っていることを教えてくださいました。

北上中学の生徒の多くが津波で家を流され、家族を亡くした方もいます。
畠山校長先生と初めて取材でお会いした4月始め、
一番に心配されていたのが、生徒たちの心のケアでした。

その後の様子については、学校が始まり、部活などで体を動かすようになって、
少しずつ顔色が変わってきたと、先生も明るい表情でした。
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3ヶ月近くが経った今、一番心配されている事は?と聞くと、
"とにかく、忘れないで欲しい”とおっしゃいました。

"日本人、みんな被災している。被災地にいなくても、心は被災している。
時が経つにつれ日常を取り戻し、色んな事が考えられるようになり忘れていくこともある。
前に進むにつれて、被災地でも、取り残される人、前に進める人と差がでてくる。
残されている人たちのことを、頭の片すみでもいいから忘れないでほしい”と。

まもなく3ヶ月という時が経過しようとしています。
そんな時に、今一度、被災地に思いをよせる事は、
離れていてもできることかもしれません。

投稿者:鈴江奈々

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