鈴江コラム

2013年03月29日

感謝

番組開始から6年半、夜遅い時間にも関わらず見てくださった皆様、
そして、取材を通じてお世話になった皆様、誠に、ありがとうございました!!

NEWS ZEROは、一つの志の下、村尾さんはじめとした出演者、
スタッフが集結して始まりました。
それは、“日本を良くする”。
今、日本が抱えている課題は、何なのか。
それを変えていくためには、どうしたらいいのか。
熱い想いをぶつけ合いながら走り続けてきたこの6年半は、
アナウンサーとして、人として、多くを学ばせて頂きました。
NEWS ZEROという番組を通じて、皆様の明日が少しでも前向きなものになればと
願いを込めながらお伝えしてきましたが、至らない点も多々あったかと思います。
そんな中、応援してくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!!

引き続き、熱いハートの持ち主の村尾キャスターをはじめ、チームZEROが、
新たなメンバーとともにニュース、スポーツ、カルチャーを発信していきます!
引き続き、応援、よろしくお願い致します!!

2012年12月11日

鈴江キャスター、ノーベル賞授賞式取材報告

12月8日(土)

山中教授のノーベル賞授賞式取材のためスウェーデンに出張しました。
こちらは、首都ストックホルム市内の「王様公園」というところです。
無料のスケートリンクが設置されて家族連れなどで賑わっていました。
一日中、気温は氷点下で寒いです。
120901.jpg


山中教授が受賞したのが、「ノーベル生理学医学賞」。
その「生理学医学賞」の選考を行うカロリンスカ研究所を訪ねました。
そこでは、選考委員の方に、山中教授の受賞理由などをうかがいました。
レンガ造りの素敵な建物ですね。
120801.jpg


ZEROメシ  
土曜日の昼食です。
スウェーデン人もイタリアンが好きなんですね。
市内にイタリアレストランが多くありました。
120802.jpg


こちらは、ストックホルム市内の石鹸やさんです。
クリスマス飾りで華やかな店内です。
121001.jpg


スウェーデンにいらしていた
山中教授の快挙を支えた高橋和利博士にもお話をうかがいました。
120803.jpg


12月9日(日)

ストックホルム市内。
こちらは、ノーベル賞の授賞式が行われる会場となるコンサートホール前です。
120905.jpg


授賞式が行われるコンサートホール前の広場では
マーケットが開かれていて、モミの木が売られていました。
クリスマスシーズンですものね。それにしても寒いです。
120902.jpg


取材の空き時間にノーベル博物館へ。
鈴江キャスターが手にしているのは、博物館のカフェの椅子です。
この椅子に書かれた、山中教授のサインが分かりますか?
さっそく展示されていました。受賞者がサインするのが恒例なんですね。
120904.jpg


ZEROメシ
ストックホルムで取材中にノーベル博物館のカフェで軽食。
こちらは、 サンドイッチとカスタードタルトです。カップの中身はパンナコッタです。
120903.jpg


12月10日(月)

さて、山中伸弥教授のノーベル賞の授賞式が迫りました。
授賞式直前の山中教授は今どんな心境でいるのでしょうか?
お話をうかがうことができました。
この日ZEROでは、授賞式会場となる
ストックホルム市内のコンサートホール前から生中継でリポートしました。
121002.jpg


ノーベル賞、授賞式直前の会場を取材しました。
ちょうと立っている床に描かれたノーベルの「N」マークの位置が
メダルを授与される場所なんです。
このときは、わずか10分の限られた取材時間でした。
まだ誰もいない会場でしたが、取材のドレスコードがありました。
121003.jpg


ZEROの生中継終了後、授賞式会場となったコンサートホール前でパチリ。
会場に入れない多くの市民の皆さんも、会場前に集まっていました。
121004.jpg


コンサートホールは綺麗にライトアップされています。車もずらり。
またこちらのテレビでは、授賞式から晩餐会まで中継されていました。
関心が高いんですね。
121005.jpg


ZEROメシ
ノーベル賞の授賞式取材を終了後、
スウェーデン出張で初めて「スウェーデン料理」を食べることができました。
寒い国ならではの保存が効くものが多く、
ニシンの酢漬けを始め、伝統的なソーセージまで酸味がきいていました。
121006.jpg


ZEROメシ②
スウェーデン出張で初めて食べた「スウェーデン料理」、
サーモンは新鮮で絶品でした。
121007.jpg

2012年10月09日

ノーベル賞に“喜び”と“決意”

山中伸弥教授に、ノーベル生理学・医学賞が贈られる事が決定!
日本中が、明るいニュースで沸きました!!

あらゆる組織や臓器になるとされるiPS細胞を作り出した山中教授。
再生医療、難病の仕組みの解明や新薬の開発など、
医療の様々な分野で多くの期待が寄せられています。

様々な病気と闘う方たちにとって、
山中教授の研究は、“希望の光”でもあるようです。

14歳の山本育海くんも、その一人です。
育海くんは、FOP(進行性骨化性線維異形成症)という難病と闘っています。
FOPは、傷ついた筋肉などが骨に変わっていく病気。
背中が変形したり、手足などが動かしにくくなったりして、運動などできません。

育海くんとは、「ザ!世界仰天ニュース」という番組で、約1年前に出会いました。
育海くんにとってFOPは“神様から出された宿題”と言い、
一人ではとけない難問だから、みんなに知ってもらって、一緒に解いて欲しい・・・と話していたのです。

その難問に、山中教授が立ち向かっています。
育海くんは、自身の皮膚細胞を山中教授に提供。
新薬の開発につながることを願っています。

そんな育海くんやお母様と、電話でお話をしました。
ノーベル賞のニュースをとてもとても喜んでいました!
そして「育海くんにとって、山中教授はどんな存在か」と聞くと・・、
 『身近な存在』 という答えが返ってきました。

山中教授が「僕も研究がんばるから、がんばって」といつも声をかけてくださるんだそうです。
“研究を頑張っている”という言葉は、育海くんにとって、励みでもあり、支えだとお母様がおっしゃっていました。

患者さんと寄り添いながら研究を続けて掴んだ、今回のノーベル賞。
山中教授は喜びとともに、この研究で一人でも多くの患者さんを救えるようにしていきたいと、決意を口にされていました。

2012年08月15日

夢は叶う

選手のみなさんにとって夢の舞台であるロンドンオリンピック。
見ていた私にとっても感動の毎日で、夢のような時間でした。
みなさんはいかがご覧になっていましたか?

支えてくれた人への感謝、仲間との絆を感じさせる言葉が、多くの日本選手から聞かれました。
なでしこジャパンの澤穂希選手は「数々の苦しい闘いもこのメンバーで乗り越え、このメンバーだからこそ銀メダルが取れたと思う」と。
競泳の男子400mメドレーリレーでは、「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と松田選手が藤井選手、入江選手と話して掴んだ銀メダル。
ロンドンで初めて表彰台に上った北島選手からは、頼もしい後輩たちに感謝する言葉がありました。

そして、今回、特に心に深く刻まれたこと。それは・・・
“諦めなければ夢は叶う”

卓球女子団体の決勝、日本は敗れたものの、卓球史上初のメダルを獲得となりました。
試合後、福原愛選手は「小さい時からオリンピックでメダルをとるのがすごく大きな夢で、夢はちゃんとかなうんだな。頑張ってきて良かった」と涙。
福原選手は、卓球を始めて20年で掴んだメダルです。
そして、澤穂希選手は、代表に入ってから19年目で、念願のオリンピックのメダル。
「とても重みのある銀メダル」と語りました。

2度の引退、3度目の挑戦で金メダルを獲得した女子レスリングの小原日登美選手。
同じく五輪を目指していた妹さんが子育てをする姿を見ていると、頑張ろうと思えたと、大会前に取材した時に話していました。
「自分一人では立てなかった」と語る夢の舞台には、妹さんの想い、そして近くで支える元レスリング選手の夫の想いも胸に戦っていました。
試合後の第一声は「みんなに笑顔を見せることができて、金メダルで恩返しすることができてよかった」
そして後輩たちに伝えたいことを尋ねられると・・・
「どんなときでも諦めずに頑張れば夢がかなうと思うので、みんなにも頑張ってほしい」とコメント。
最高のエールをロンドンから届けてくださいました。

諦めないで自分の道を突き進む。
そして、コツコツと努力を重ねることの素晴らしさを、選手のみなさんから感じました。

2012年06月28日

ロンドン五輪開幕まで、1ヵ月!

今週月曜、女子レスリング日本代表選手の合宿場に行ってきました!
新潟県十日町の山道を、車で進んでいくと・・・

NEC_01.JPG

女子レスリングお馴染みの合宿場“桜花レスリング道場”。
こちらには4年ぶりにお邪魔したのですが、
栄監督が、温かく迎えてくださいました!!

NEC_02.JPG

公開練習日ということで、多くの報道陣が詰め掛ける中、
こちらの代表3選手が、汗を流していました。

NEC_03.JPG

48kg級の小原日登美選手は、悲願の初出場でもあり、
これが最後と決めていると語るロンドン五輪。
「今という時間を大切にし“金メダル”をとって笑顔で終わりたい」と語りました。

55kg級の吉田沙保里選手は、3連覇を目指します。
世界中の選手から研究される中で勝つために、この日の練習でも、
接近戦での新たなタックルの研究・練習を熱心に監督とされていました。

72kg級の浜口京子選手。過去2大会連続で銅メダル。
「今大会は“完璧なレスリング”をして、表彰台の上で笑顔でいたい!」
と力を込めて語りました。

練習後は、ほんの少し、リラックス。
直前のワールドカップの敗戦があったので、心配していたのですが、
久しぶりにお会いした吉田選手は、とにかく明るい!!
栄監督も、その前向きさがあるから大丈夫とおっしゃっていました。

NEC_04.JPG

勝つ事が当たり前と見られている吉田選手。
本人にとっては、少ない負けの経験から学ぶことは多いようで、「負けて大人になれる」と。
そして、負けたときに、こんなにも応援してもらっていたんだと気付けたんだそうです。
「泣き顔は似合わない、吉田選手の笑顔がみたい」という言葉が嬉しかったと・・・。
オリンピックでは、“最高の笑顔”を見せたいと意気込みを語ってくれました。

ロンドン五輪まで、あと1ヵ月。
選手のみなさんは、最高のパフォーマンスを求めて、今もまさに戦っています。

2012年05月30日

東京スカイツリー

ついに、東京スカイツリーが開業しましたが、オープン前に取材することができました!
NEC_1.JPG
そこで感じたのは・・・
世界一の電波塔・東京スカイツリーは、高さもさることながら、
日本ならではの“細やかさ”も世界一ではないか!?ということです♪

日本の四季の美しさとともに展望デッキに運んでくれます。
会場案内をしてくださった方によれば、4つのエレベーターは「春夏秋冬」のデザインに。
それぞれのテーマは・・・

「春」・・・桜
NEC_2.JPG

「夏」・・・隅田川での花火大会
NEC_3.JPG

「秋」・・・金色の鳥・鳳凰
NEC_4.JPG

「冬」・・・ミヤコドリ・ユリカモメ
NEC_5.JPG

そして、展望デッキには、江戸時代に書かれた風景画が展示され現代の景色と比較できたり、
ふと足元に目をやると、このソラカラちゃんというキャラクターが案内してくれたり。
NEC_6.JPG

大パノラマを楽しめるのはもちろん、
随所に日本らしい細やかな演出がなされているタワーだと感じました。

2012年05月25日

神秘の天体ショー

これほど、日本中の人たちが空を見上げて一つになったことは、
かつて、あったのでしょうか。

5月21日の金環日食、眠気を一気に吹き飛ばす美しさでした。

S1830010.JPG
金環日食の写真も撮影できました。

これまで一度も目にしたことのない太陽の姿に、興奮、そして感動・・・。
神秘的な“天体ショー”として楽しむことができました。

けれどふと冷静になって思うのは、“天体ショー”として楽しめたのは、
目を傷めないで観察できる眼鏡があって、
いつ、どこで、何が起こるのかがわかっていたからなのでは?と。

日本の広範囲で金環日食が観測できたのは、平安時代の1080年以来のことでした。
平安時代の人たちは、いきなり、何が起きたのかわからない状況となったのであれば、
“恐れ”を抱いたのでは・・・と想像しました。

だからこそ、これほど日本中が盛り上がって一つになった感覚は、
今、この時代だからこそ感じられていることなのかもしれないですよね。
そんな風に想像を膨らましたのは、私だけでしょうか(笑)

次に今回のような規模で金環日食が起きるのは、300年後。
その時代では、どんな風にこの金環日食を見つめているのでしょうか。

2012年05月05日

史上最年長で2000本安打達成!!

ヤクルトの宮本慎也選手が、満員の神宮球場で2000本安打を達成。
その夜、ZEROのスタジオで、今の心境を語ってくださいました。

史上40人目、史上最年長41歳5ヶ月で達成した宮本選手。
ご自身で2000本安打達成できた理由としては、
守備を評価してもらって、試合に出続ける事ができたこと。
その中でコツコツと打つ事とおっしゃいました。

解説の長嶋一茂さんは、長嶋茂雄さんや王貞治さんなどの4番バッターとは違って、
犠打、ヒットエンドラン、ランエンドヒットなどを打たなくてはならない“制約”がある中での2000本。
そこがすごい点だと分析。
そして、チームが練習を開始する前から球場に足を運び、
“練習”のための“練習”を現在も行っているところをみていると、
それだけ体が動かせているのでまだまだ活躍が期待されるともおっしゃっていました。

ただ、宮本選手にご自身のこれからの目標を伺うと、
「自分自身というよりは、とにかく、チームが優勝すること」と答えました。

以前、北京五輪で日本代表のキャプテンを務めていた宮本選手。
星野監督が若手への指導においては、「宮本に任せている」と、
全幅の信頼をおいていたのが、印象深く残っています。

偉業を達成したこの日にも、宮本選手からは、
お立ち台で、対戦相手のカープファンに対しても感謝の言葉を述べたり、
チームへの影響を気にしてはやく打ちたかったと語ったり、
今後についても、チームを優先させたりする言葉が出てきました。

プロの厳しい世界で長く輝き続けるその“強さ”は、
宮本選手の“人間力”から生まれていると感じました。

2012年04月18日

ゆるぎない信念

アップルの創始者スティーブ・ジョブズ氏の認知度は日本でも高いですが、
インターネット通販amazonの創始者については、みなさんご存知でしたか?

ジェフ・ベゾスCEO

ネット通販、電子書籍、クラウドサービスで、アメリカではすでにトップ企業。

タブレット端末を去年11月にアメリカで発売するとアイパッドの半額以下という値段もあって急速にシェアを拡大。
革新的なサービスを次々とはじめるその姿から「ポスト・ジョブズ」との呼び声も高い方なんです。

5年ぶりに日本に来日したベゾスCEOにインタビューすることができました!
aa.JPG

大きな声で豪快に笑いとても気さくである一方で、ゆるぎない信念を感じさせる方でした。

「Earth’s Most Customer Centric Company」
(地球上でもっともお客様を大切にする企業)
インタビューでベゾスさんが口にしたamazonの理念です。

千葉県にあるamazonの配送センターを取材した時、建物の入り口でこの言葉を目にしていました。
bb.jpg

そして、社員に送る手書きのメッセージにも、この言葉。
cc.jpg

「会社のルールはお客様がつくる」というメッセージだと、日本の社員の方が教えてくれました。
配送センターで働くある方が、ベゾスさんは顧客第一という考えが決してぶれないと。
他の社員の方々にサービスについて聞いても、必ず「お客様のニーズ」という言葉がありました。
これだけグローバルで巨大な組織において一人一人にその理念が浸透しているのは、ベゾスさんのゆるぎない信念があるからだと感じました。

この「顧客第一」という言葉は、サービスを提供する会社からはよく聞く言葉でもあります。
ただ、ベゾスさんは「いろんな企業が顧客第一をうたっているが、実際には競合他社に目を向けている企業がほとんどだ」とキッパリ断言していました。

ベゾスさんの話では、今年後半にもアメリカを席巻している電子書籍「キンドル」、
そしてタブレット端末「キンドルファイア」が日本でのサービスを始めるようです。
「顧客第一」とするサービスは、日本のニーズにあったものとなるのでしょうか。
これからの動きも気になるところです。

2012年03月16日

震災から1年、三陸鉄道が運ぶもの

岩手県の沿岸を走る三陸鉄道北リアス線。南は宮古駅から北は久慈駅まで結んでいます。
3月11日に放送した復興テレビで、私は三陸鉄道とその沿線の町から中継しました。

三陸鉄道も津波で被災し、駅舎ごと流さたところもあり、線路が寸断。
それでも、震災5日後には、わずかながらの区間でしたが運転を再開。
徐々にその運行区間を延ばし、1年が経った3月11日には、4月から新たに運転を再開する区間の“試運転”が行われることに。
そこに同乗させていただく事ができました。
その車両には、実は、こんなだるまたちが一緒だったんです。
NEC_0321.JPG
その名も、「つながるんだるま」
三陸鉄道の復旧を願う地域のみなさんのメッセージが、だるま一つ一つに書かれていました。
NEC_0322.JPG
三陸鉄道北リアス線にある12の車両のうち、唯一、この1両列車だけが身動きがとれずポツリと普代駅におかれていました。
その姿を見ていて、三陸鉄道のみなさんや地域のみなさんが、
「たった“一人”で冬を越すのはかわいそう。だるまを一緒に乗せてあげよう!」という話になったんだそうです。
震災当日、この列車を運転をしていた下本修さんは、「車両は私たちの“仲間”」とおっしゃっていました。

沿線に住む方たちも、この運転再開を待ち望んでいました。
試運転中の車両に向かって、雪が降る中、崖の上から、駅から、道端から・・・あちこちで手を振る姿を見かけました。
お話を伺うと、「やっとここまで三鉄が来てくれた。嬉しいね~」としみじみ語る親子。
そして「三鉄が走ると、町が明るくなるんです」と話す男性。
病院や学校に通う貴重な交通手段というものだけでない、地域の人たちの心に根ざした三陸鉄道の姿がありました。
町全体の復旧・復興がなかなか進まない中で、沿線に住む人達の“希望”も運んでいるように感じました。