村尾が取材する

2015年5月22日

地理的制約を撤廃

私たちの将来に関わる問題
自衛隊の活動を大きく広げる法案の
国会での実質的な審議が
2015年5月26日から始まります。

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自衛隊の仕事は
大きくわけてこの4つがあります。

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これまでお伝えしてきた、こちら
「国際社会を守る」仕事では
「紛争中の派遣」の場合、派遣の条件が変わります。

今までは派遣のたびに
個別に法律をつくっていましたが
法案が成立すれば
今後は
国会の事前承認という手続きだけで
国際平和を守る活動をしている外国の軍隊に対し
直接戦闘には加わらない
燃料の補給などの後方支援ができるようになります。

「紛争後の派遣」では、仕事の内容が変わります。

これまでの道路などをつくる復興支援に加えて
今後は
現地の住民を守るといった
より危険な仕事もできるようになります。

これに伴い
自衛隊員が武器を使える範囲も広がります。

一方
「日本を守る」仕事では、一定の条件のもと
日本を守ってくれる
アメリカなどの他国を守ることができるようになります。

つまり
これまで認められていなかった
「集団的自衛権」という考え方を
取り入れることになります。

そして今回新たに解説するのは
「日本そのものを守る」です。

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今までも自衛隊は日本の領域を守るだけでなく
朝鮮半島など日本の「周辺地域」で
日本に攻撃が加えられるような事態が起きたときは
アメリカの後方支援をすることができました。

今回、その範囲が広がります。

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今後は
日本の安全が脅かされる事態は
世界中のどこでも起きる可能性があると考えて
「周辺地域」という制約なしに
それに対処する外国の軍隊の
後方支援ができるようになります。

つまり、地域制限が撤廃されるのです。

しかし、具体的にどのような事態が
これに当てはまるのか明確ではなく
また、自衛隊の活動が地球規模で広がり
ますます歯止めがかからなくなる、との批判があります。

2015年5月26日から始まる
国会での与野党の本格的な論戦で、
しっかり議論して欲しいと思います。

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