2008年03月31日

マンガ大賞発表!

先週行われた第一回マンガ大賞。このマンガ大賞、一体どのようにして選ばれるのか?

2007年に出版されたマンガの単行本およそ1万点の中で、シリーズ8巻以下のものが対象作品。

コミック売り場で働く書店員を中心とした76人が選考。投票の多かった上位12作品が選出され、その中から大賞を選ぶというシステム。

そもそもなぜこの賞ができたのか?

マンガ大賞実行委員 吉田尚記氏
「マンガってすごく自分が面白いと思っていても、自分しか知らないとさびしい。だったら間違いない作品をお勧めすれば、みんなで当たりの作品を読めると思った。」

現在、コミック誌の売り上げが減少している。週刊少年マガジンと週刊少年サンデーが出版社をこえ、コラボするなど話題作りに懸命になっている。

そんな中、もっと面白い作品に触れる機会を作りだしマンガのファン層を広げたいというのが、マンガ大賞の目的なのだ。

そして先週の金曜日、その第一回マンガ大賞が発表された。

ノミネート12作品の中から大賞に選ばれたのは‥

『石塚真一先生の岳です!』

マンガ大賞を受賞したのは、山岳救助のボランティアを描いた作品『岳(がく)』。
主人公は山で遭難した人を助ける男性。命の尊さと山登りの素晴らしさを伝えている。

28歳からマンガを書き始めた石塚真一さんは現在36歳。
自らも世界中の山に登る登山家。マンガの主人公は実体験を元に描いた。

石塚さん
「僕は漫画家としては駆け出しだと思っていたので、こういった賞が貰えて本当にうれしい」

そしてゼロは大賞発表の翌日、日本最大級のコミック売り場を持つ書店を取材した。

このフロアを担当するのがマンガ大賞実行委員の田中さん。売り場の一角にマンガ大賞専門のコーナーを設置。大賞作品の『岳』には、手書きの大きなポップを置いた。さらに‥

田中さん
「見本誌を作らないと、足を止めてもらってもそれで終わってしまう」

通常、マンガの単行本はビニールでパックされており、店頭で立ち読みができない。

田中さんがつくったのは見本誌と呼ばれるサンプル。中味の一部分を試し読みできるようにした。


「こういう見本があると、ちょっと(内容を)読めて雰囲気が分かるから良い。」
「実際自分の目で確かめられるのは良いと思います」

田中さん
「なにを読んでいいかわからなくなってマンガ読まなくなった人も多いと思うんですよ。一度マンガから離れた人がもう一度マンガを読むきっかけになってくれれば嬉しい」