FROM ZERO

2016年12月23日

♯66 青山学院大学 一色 恭志
はじまりは...「悔しさしかなかった連覇」

スタートから一度もトップを譲らない完全優勝で
箱根駅伝連覇を果たした青山学院大学。
そのチームの新エースが一色恭志、4年生。
一色は連覇の裏で、ある思いを募らせていた。

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小学1年生のとき。学校のマラソン大会で優勝したのを
きっかけに、走る楽しさのとりこになる。
高校生になるとその名を知られる存在に。
3年生の時には、全国高校駅伝でチームを日本一に導き、
自身も区間賞を獲得した。

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大学でも1年生から注目を浴びた。初めての箱根駅伝では、
1区を任され、1年生の歴代最速タイムを更新。
2年生からは各校のエースが集う「花の2区」を任された。

その2区に初めて臨んだ2年生のときは、区間3位。
さらに3年生になった今年も2区を任されたが、
その前に立ちはだかったのが、ケニア出身の
山梨学院大学1年生、ドミニク・ニャイロ。

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ニャイロの圧巻の走りで一色は今年も区間3位。
大会で青山学院は連覇を達成するも一色は素直に喜べず。
ニャイロに負けた悔しさが残った連覇となった。
「まだまだ自分の力というのは日本学生長距離界の中では
まだまだなんだなと痛感させられました」

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このままでは終われない。一色は走りを磨くためこの1年、
新しいことに取り組んだ。
まず挑んだのは初めてのフルマラソン。
2区のおよそ倍の距離。過酷さは想像以上だった。
体のブレが少なく、安定感のあるフォーム。これだけでは
勝てないと気付いた。さらに取り組んだのは上半身の強化。

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その成果は目に見える形で現れる。
先月行われた全日本大学駅伝。一色はアンカーを任された。
しかし2位でタスキをもらう。その差は49秒。
逆転は難しい状況。だが・・

実況「追い抜かれたその襷が先頭に押し上がってきます。
一色恭志4年生がついについに再び先頭に順位を
押し上げました。」

青山学院大学を悲願の初優勝へ導いた一色の走り。
一年間の取り組みが実を結んだ。

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そして先週土曜日。箱根へ向けた記者会見。

原監督「今年に限っては2区については一色を公言しております」

原監督のエースへの信頼。
その期待に応えようと一色自身の思いも同じだった。
一色「またニャイロ選手も来ると思うので、そこでしっかりと競り合って最後、4年目の最後の意地を見せて勝てるようにやっていきたいと思います」

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