FROM ZERO

2017年6月 2日

#73 知英/JY
はじまりは...「支えてくれた手紙」

ある映画の撮影現場。

20170602jy_1.jpg

主演女優として撮影を重ねる、1人の女性がいた。

実はこの女性、K-POPブームの火付け役となった
KARAの元メンバー・知英(ジヨン)さん、23歳。
母国・韓国を離れ、今は日本を拠点に活動している。

しかし、関係が緊迫することが多い日本と韓国。
知英さんの活動には、厳しい声も...。

「韓国では『日本にずっといるのか』『日本人になったのか』、
 日本では『なんで韓国人が日本でやっているのか』とか...」

拠点を移して初めて挑戦したのは人気マンガが原作のドラマ。片言のセリフに、当時は批判も少なくなかったと語る。

「イントネーションが直すのにも本当に時間がかかるし、
 『こうでしょ?』と発音しても『違う、こっち』と
何回も言われて...。毎日死ぬ気で練習しました」

20170602jy_2.jpg

その後も日本語の猛特訓を続け、14本のドラマや映画に出演。
今では日本人役に抜てきされるほどの実力を身につけた。

そして、女優業と並行して行っているのが
JYという名義で去年デビューしたアーティスト活動。
たった1年で連続ドラマの主題歌に4曲が起用され
若者を中心に人気を集めている。

そんな中、知英さんは1人で1曲全て、日本語で歌詞を書く
という初挑戦をした。

20170602jy_3.jpg

何日も悩み続けた1曲の歌詞。
思いついた言葉をメモするために持ち歩いているノートは
日本語と韓国語で埋め尽くされていた。

20170602jy_4.jpg

20170602jy_5.jpg

「ファンの皆さんからもらった手紙に『いつまでも知英の

味方だからね』とか『日本に来てくれてありがとう』とか
たくさん書いてあるんですけど、
逆に『皆さんからもらった手紙ですごく勇気をもらったよ』
『手紙ひとつが支えてくれてるよ』という感謝の気持ちを
伝えたかったです」

そんな思いを伝えるため、
知英さんは日本に来て初めてのソロツアーを開催した。
会場には約2000人のファン。
歌の途中で声を詰まらせ涙を見せた場面も...。

20170602jy_6.jpg

日本に拠点を移して3年。
心ない言葉をかけられたこともあった。
それでもファンの支えがあったから、頑張ってこられた。

「私が韓国人でも日本のファンがこんなに私のことを
好きになってくれるのが、
そんなに簡単なことではないと思うんですよ。
国とかもちろん政治とか...色々あるんですけど、
でも心が通じていれば伝わると思う。
周りに支えてくれる人もたくさんいるし、
まだ登るところはいっぱいあると思います」

20170602jy_7.jpg

ページの先頭へ ▲