FROM ZERO

2017年8月18日

♯75 プロ野球 斎藤佑樹
はじまりは...「はじめて中心にいなかった胴上げ」

高校球児が最も輝く夏の甲子園が幕を開けた日...

二軍の球場で汗を流す一人のプロ野球選手が...

 

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11年前の甲子園の主役、斎藤佑樹だ。

 

「ハンカチ王子」と日本中から呼ばれ、甲子園で全国制覇。

彼には輝かしい野球人生が待っているように思えた。

しかし今、プロ7年目の29歳。思っていたような成績は残せていない。

 

斎藤の一日は早朝から始まる。

 

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球場に向かう前に都内のジムでトレーニング。

「うしっうしっ」と声が響く。

 

今シーズンから始めた、試合前の新たなルーティーンだ。

プロ7 年目。新しいことをなりふり構わず受け入れ、貪欲に自分と向き合っている。

 

実は去年の日本シリーズ...

10 年ぶりの日本一に輝いたチームにおいて、歓喜の輪の中心にいられなかった斎藤。

「自分がアマチュアの時に日本一の輪の中心にいて、プロになって初めて日本一になった時には中心にいれない自分。改めて悔しい」

 

その悔しさが、斎藤を突き動かした。

年末の優勝旅行を自ら辞退し、年明けからは初めてグアムに渡った。

 

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キャンプインを前に、異例の投げ込み。

今年にかける思いは人一倍強かった。

 

2017年6月。斎藤は29 歳になった。

29 歳はプロ野球選手にとって大きな節目。平均引退年齢だ。

 

Q「プロ野球選手の平均引退年齢が29 歳。ちょうど今その歳に差し掛かって、斎藤投手はどんな気持ちで野球をやっています?」

 

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「引退とかクビとかというのはもちろん...感じているというか、頭の中にある。でもそれは自分がやった後についてくるというか、出てくる話。まだ勝負できるうちにそんなことを考える必要はない」

「ダメでもそれに向かっていくというか、挑戦し続ける。僕らはダメだったらクビを切られるだけなので、そこまで勝負をし続けるというか、うん...だから、あきらめたらダメですよね」

 

自分がもう、スーパースターじゃないことは自覚している。

だから、子供たちに夢を与えようなんて思ってない。

自分と同じ世代の人に、少しでも勇気を与えられればそれでいい。

 

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