櫻井翔 イチメン!

2013年11月18日

「大使」のお仕事

11月15日金曜日に来日した
キャロライン・ケネディさん。
大使就任が話題になっていますが
きょうは
知っているようで知らない
「大使」のお仕事に迫ります。

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キャロライン・ケネディさん。
あのケネディ元大統領の長女で
女性として初めての
駐日アメリカ大使になります。

ケネディさんには早くも明日
大使になるために必要な儀式が待っています。

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それは「信任状捧呈式」というものです。

オバマ大統領からの信任状を
天皇陛下に渡す儀式で
これで初めて正式に
駐日アメリカ大使と認められます。

実は、捧呈式にのぞむ大使は
「馬車」に乗って皇居に
向かうのが伝統となっています。
捧呈式は日本に来る世界中の大使が必ず行う儀式です。

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このように、アメリカ大使とは
オバマ大統領が派遣する「国の代表」のこと。

「大使」の正式名称は「特命全権大使」といい
大きな権限を持っています。

例えば、大使は
「条約を結ぶこと」も認められ調印・署名ができます。

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そして
日本政府との「外交交渉」や
日本の政治経済などの「情報収集や分析」
日本に滞在する「アメリカ国民の保護」
アメリカを正しく伝える「広報文化活動」
などが、その仕事です。

これらの仕事はアメリカ大使に限らず
世界中の大使に求められるものです。

さらに、具体的な仕事を
日本人の大使経験者に聞きました。

この4月までカナダの日本大使を務めていた
石川薫さん。
大使として常に意識していたことがありました。

『日本のことを正確に常に発信する、伝える。
 大使の最大の仕事だと思っています』

例としてあげたのが
「東日本大震災」の対応です。

『大震災後半年はほぼ毎日出ていました。
 どこかのメディアに』
『事実関係を客観的に
 お知らせするようにしていた』

その努力もあって
原発事故による日本の食品の
汚染が懸念されている中
カナダが世界で最初の判断をします。

『日本からの食品の輸入の追加措置
 カナダは3ヶ月で解除してしまいました。
 世界で唯一です。
 やはり国民の方たちが
 事実関係をしっかり
 把握してくださったからだと思っています』

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石川さんは、大使だけでなく
「大使館というチーム」が一丸となって
日本の情報の発信に務めたと言います。

カナダの日本大使館の場合
公使、政務班、経済班、広報文化班など
およそ30人の外交官。

さらに、公邸料理人や
現地スタッフなど30人の
総勢およそ60人がいます。

大使はこの大使館をまとめ上げる
「チーム日本」のリーダーでもあるんです。

では、日本にとって
ケネディさんが就任する
「アメリカ大使」とはどんな存在なんでしょうか?

『各国において多くの場合は
 アメリカ大使は別格ということもある』

そのアメリカ大使を
ケネディ家の一員が務めるということは
大きな意味があるといいます。

『(日本は)
 ケネディ家の一員が行くほどの
 すごい国なんだという
 すごいメッセージですね』
『今までたとえば
 アメリカ国外に関心のなかった方にも
 そういうメッセージが
 自然にメッセージが伝わる』
『オバマ政権が日本を
 重視しているとものすごく
 具体的に表していますし』
『非常にすばらしいチャンスが
 あってそのチャンスを
 是非生かす必要があると思いますね』

日本にとって大きな意味を持つ
ケネディ大使の就任。
外交の手腕は未知数という声もありますが
圧倒的な知名度を生かして
新たな日米関係をどう築くのか
期待されています。

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