櫻井翔 イチメン!

2014年2月 3日

消費税8%前に「駆け込み需要」

4月から8%に上がる消費税。
増税に向けた準備が加速しています。

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きょう新しく作られたばかりの1円玉です。
消費税が8%に上がると
今以上に1円玉が必要になると想定されています。
国は4年ぶりに1円玉の大幅な増産を決めました。
きょうからその製造が始まりました。

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ラインを流れる真新しい1円玉。
傷がないか職員がチェックします。

○撮影者 造幣局 村上澄子さん
「できあがった貨幣が検査機に入ります」

これまで電子マネーの普及などで
需要が減っていた1円玉ですが
今年度の製造枚数を100万枚から
その26倍となる2600万枚に増やします。

実は消費税が導入された1989年に
1円玉が不足する事態に。
都内の大学の売店では急きょ
1円の代わりとなる手形を発行して
対応したこともありました。

財務省は
「1円玉の円滑な流通のため万全を期す」ということです。

一方で、消費税が5%のうちに買ってしまおうという
いわゆる「駆け込み需要」が広がりをみせています。

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消費税が上がる前にすでに買った
もしくは買う予定があるものを聞いたアンケートでは
最も多かったのは食料品・日用品でした。
生活必需品を買いだめしておこうというわけですね。
以下、テレビ・冷蔵庫、自動車と続きます。
今日発表された先月の新車の販売台数は
前の年に比べておよそ3割増しでした。

駆け込み需要は意外なところにも出ています。

東京・銀座のこちらの店。

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売れているのが「結婚指輪」です。
通常、今の時期は春先に式を挙げるお客さんが中心ですが
今年は6月に式を挙げるカップルから早くも注文が。
売り上げは30%ほど伸びているといいます。

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さらに成人式の振り袖を中心に扱う老舗着物店。
この日、母親の振り袖の仕立て直しに来た
こちらのお客さんはなんと...。

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○成人式は2年後の高校生
「高校3年生で、18歳です」

成人式は2年先でした。
お母さんに話をうかがうと...。

○高校生の母親
「消費税も頭にあって早いほうがいいのかなと」

この日の会計は小物の購入などで6万円台。
これが4月以降の場合、消費税8%がかかり
7万1000円を超える金額になります。

中には成人式が3年後というお客さんもいて
今月の予約は例年の3倍だといいます。

実はこの駆け込み需要、注意が必要なケースもあります。

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まず家やマンションを買う場合。
たとえば、3月に契約しても引き渡しが4月以降の場合は
8%の消費税がかかります。
つまり重要なのはいつ契約したかではなく
いつ引き渡されるかです。
ただ4月以降でも住宅ローン減税や給付金制度を活用すれば
4月以降のほうが得をするケースもあるといいます。

新しく車を買う場合も、3月に契約したとしても
販売店が行う車両登録が4月以降であれば
かかる消費税は8%です。

また国内旅行の場合はいつ出発するかが重要です。
3月に出発するパッケージツアーであれば
旅行中に4月になっても、かかる消費税は5%です。
ちなみに海外のパッケージツアーは
海外での消費とみなされ、元々、課税されていないので
4月以降に出発してもツアー代金そのものには
消費税はかからないそうです。

駆け込み需要の一方、その"反動"で
4月以降の売り上げが減るのではと
懸念している企業も少なくありません。

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