櫻井翔 イチメン!

2017年5月29日

排他的経済水域

北朝鮮のミサイルが落下した「排他的経済水域」とは
どのような場所なのでしょうか。

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「排他的経済水域」は英語で
「Exclusive Economic Zone」
この頭文字をとって「EEZ」とも呼ばれています。

12海里=およそ22キロまでは「領海」で
その国の主権が及びます。

領海から先、12海里は「接続水域」といって
主権は及びませんが
領海に侵入してきそうな密輸・密航船の
取り締まりなどができます。

そして、200海里=およそ370kmまでが
今回ミサイルが落下した「排他的経済水域」です。

日本の排他的経済水域がこちらです。

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日本は海に囲まれているためその範囲はとても広く
国土の12倍にあたる447万平方キロメートルです。
これはインドの国土面積を上回ります。

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世界の国土面積の広さランキングでは、日本は63位です。
ところが排他的経済水域の広さでは
なんと6位にまでジャンプアップ。
上位にはオーストラリアやインドネシアなど
海に囲まれた国がランクインしています。

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排他的経済水域は"海の憲法"ともいわれる
国連海洋法条約で定められていますが
条約が発効したのは1994年。

意外にその歴史は浅く、
日本で発効したのはそれから2年後の
1996年7月20日「海の日」でした。

橋本内閣のもとで
いまの排他的経済水域が設定されたのです。

では排他的経済水域では何ができるのでしょうか。

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ここではどこの国の船も行き来は自由です。

しかし魚を捕ったり
油田やレアアースといった天然資源の採掘などの
経済活動は原則その国しかできないと
国際法で決められています。
つまり経済に与える影響はとても大きいんです。

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そして中にはこんな場所もあります。
地図上に示した赤色のエリア。
島根県の竹島などをめぐって日本と韓国、
双方が排他的経済水域を主張している海域です。
ここでは両国の話し合いで
ともに漁業活動を行ってもよいことになっています。

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日本の船が航行する機会も多い排他的経済水域に
ミサイルが落下したことについて

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岸田外務大臣は
「我が国の排他的経済水域内にミサイルが落下したことは
 我が国の安全保障にとって重大な脅威」
だと話しています。

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