櫻井翔 イチメン!

2017年6月19日

"築地再利用案"に市場関係者は

東京都の小池知事は豊洲移転問題について
近く方向性を示す考えです。

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6月17日、築地市場を訪れ
市場関係者を前にした小池知事。
10秒ほど頭を下げ、移転先の豊洲市場の汚染を"無害化"
つまり環境基準をクリアできていないことを謝罪しました。

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実は、豊洲市場だけでなく現在の築地市場からも
環境基準を超える有害物質が検出されていますが、
いずれもコンクリートで覆うなどの対策がされているため
専門家らは安全性に問題はないと結論づけています。

ではこうした中で、
小池知事はどのような判断をするのでしょうか。

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これまでの議論では、
「従来の方針通り豊洲市場に移転する案」と
「移転を断念して築地市場を再整備した上で営業を続ける案」
がありました。

このどちらか、注目を浴びていましたが
小池知事はおととい「AかBかだけではない」と発言。
そこで浮上しているのが「築地再利用案」です。

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「築地再利用案」とは、豊洲市場に移転した上で
築地の跡地は売却せず
民間などに年間160億円ほどで貸し出して
築地のブランド力を生かしつつ収益を得る案です。
商業施設や観光施設として利用されることが想定されていて
豊洲と築地の両方を生かす案ともいえます。

築地市場を訪問した際、小池知事は市場関係者を前に
こう話していました。

■小池都知事
「"築地"という東京の宝...」
「丹念に育ててきた"築地"...」
「"築地"というところで育まれるからこそ出てくる
 ブランド力があるわけじゃないですか」

「築地」という言葉を10回以上連呼。

話を聞いた市場関係者は"ある期待"を膨らませていました。

■市場関係者
「一発大逆転みたいに(豊洲に)行かないって
 決断してくれたら、もう本当にすばらしいと思います」

■市場関係者
「無事(築地を)このまま残してくれて築地を再整備して
 きれいな市場に変えてくれるという望みが繋がりました」

■市場関係者
「築地に残る道を何か言ってくれたのかな」

小池知事が築地ブランドを強調したことを受けて、
"築地に残る"というふうに受け取った方もいました。

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しかし「築地再利用案」の場合、
市場としての機能はあくまで豊洲です。

また2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは
築地の跡地は5000台規模の駐車場として
使用する計画がありますが、     
それがどうなるのかなど課題があります。

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新たに出てきたこの案について、
小池知事の側近は2017年7月の都議選を前に
「推進派(豊洲移転派)も反対派(築地残留派)も
 ちゃんと味方につけておくんだ」と発言しています。
 
しかし都の職員からは
「どっちつかずの小池さんらしい」との
冷ややかな声も聞かれます。

小池知事の判断に注目です。

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