櫻井翔 イチメン!

2017年9月 4日

水爆とは?

北朝鮮が核実験に成功したと主張する「水爆」とは、
どのようなものなのでしょうか。

2017090401.jpgのサムネイル画像

核実験を受けて、9月3日、広島市の原爆資料館では
最後に行われた核実験からの日数を示す
「地球平和監視時計」が359日ぶりにリセットされ、
「0日」となりました。

1年も経たないうちに再び核実験を行った北朝鮮。
今回は「水爆実験に成功した」と主張しています。

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「水爆」は、水素爆弾の略です。

原子爆弾、いわゆる「原爆」は
火薬でプルトニウムやウランの核を圧縮し
「分裂」するときに生じるエネルギーを
利用しているのに対し、
「水爆」は水素原子を衝突させて「核融合」させる、
つまり、くっつくときに生じるエネルギーを
利用しています。

水爆には、原爆を爆発させた熱と衝撃を起爆剤にして
核融合を起こすものもあります。

核分裂よりも核融合のほうがエネルギ―は大きく、
一般的に水爆の威力は
原爆の数倍から数百倍ともいわれています。

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金委員長が水爆を視察したとする写真を見ると
水爆はひょうたんのような形をしています。

専門家によるとまずは原爆を爆発させ、
その後、水素原子の核融合で内部で
2回目の爆発が起きます。
最後に容器ごと全体が爆発するしくみだといいます。
 
爆発の規模は
コードでつながった装置で調節できるそうです。

これはアメリカやロシアなども開発した
典型的な水爆の構造だといいます。

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原爆や水爆の威力は
「キロトン」というエネルギーの単位で表されますが、
72年前に広島に投下された原子爆弾の威力は16キロトン、
長崎に投下された原子爆弾は21キロトンです。

9月3日に北朝鮮が水爆実験として行った爆発の威力は
防衛省によると70キロトンと推定されているので、
威力の上では広島型の4倍以上です。

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ミサイル発射と核実験を繰り返す北朝鮮。
この2つは、ある目的を達成するために
"セット"と考えられています。

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注目すべきはこちらの写真。
後ろに見えるのはミサイルの先端のようなもの。
このひょうたん型の水爆がすっぽり入る大きさに見えます。

韓国の国防省は
北朝鮮の核弾頭を"小型化"する技術に関して
「相当な水準に達している」とみています。

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ミサイルの先端に小型化した核爆弾を搭載して
アメリカ東海岸まで飛ばすことができるようになると、
北朝鮮の脅威はますます強まることになります。

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