櫻井翔 イチメン!

2017年10月 2日

ノーベル賞、日本人がとれなくなる?!

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ノーベル賞受賞者が、続々と発表されます。

注目は、「日本人 初の4年連続受賞なるか?」です。
誰がこのメダルを手にするのでしょうか。

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こちらが発表のスケジュールです。
発表されたのは「生理学・医学賞」。
日本人の受賞はありませんでした。

火曜日には「物理学賞」、
水曜日には「化学賞」と、続々と発表されていきます。

2017年日本人の受賞はあるのか...?
国際的な賞の受賞や論文の引用数などから
有力視されている方の中から一部をご紹介します。

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まず「物理学賞」では
リニア新幹線にも応用可能な鉄を材料とした
超伝導物質を発見した細野秀雄さん。

また「化学賞」では
携帯電話やパソコンに使われる
リチウムイオン電池の生みの親として知られる
吉野彰さんら3人。

そして「文学賞」は
去年はアメリカのミュージシャン
ボブ・ディランさんが受賞して話題になりましたが
ことしこそ村上春樹さんの受賞はあるのでしょうか。

期待は高まりますが
実はいま科学界には"ある危機感"があるというのです。

お話をうかがったのは
おととしノーベル物理学賞を受賞した
梶田隆章さんです。

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◎2015年 ノーベル物理学賞 受賞
 梶田隆章さん
「今後、日本のノーベル賞を少し長い目で見ると
 残念ながらあまり期待できないと思っています。
 研究する環境が近年どんどん悪化している。
 運営費交付金が減ったことで
 若手が安心して研究に専念できる
 環境、ポジションにつけない」

いまの梶田さんのお話にあった
「運営費交付金」がこちらです。

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大学の運営にあてるため
国から国立大学へ補助されたお金は
このように減り続ける傾向にあり
10年ほどで10%程度、削減されています。

これが減らされたことによって
研究に影響が出ているといいます。
どういうことなのでしょうか。

梶田さんの話などによると
大学の運営費が減ると先生や職員の数が減らされます。

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それでも仕事の量は減らないので
残った人たちで授業を受け持つほか
報告書の作成といった事務作業など
研究以外の仕事を肩代わりすることになります。

そうなると
各自が研究に専念できる時間が少なくなりますが
若い研究者ほどしわ寄せがいくというのです。

こうしたことも影響してか、こんな現象も起きています。

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こちらは主要国の論文数のデータです。
2003年から2005年の年間平均では
日本は4位でした。

それが10年後、日本は論文数を減らし9位にまで後退。
その一方で
日本より下だった中国は大きく数を伸ばしています。

こうした状況で何が必要なのか...?

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元ZEROキャスターでサイエンス作家の竹内薫さんは
「実用的でない基礎研究が大化けすることもあるので
 研究費を増やして種をまいていかないといけない。
 そうでなければ研究者がアメリカなど
 海外に行ってしまう」と話しています。

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