櫻井翔 イチメン!

2017年12月 4日

日馬富士、書類送検でどうなる?

今後、事件の捜査はどのように進んでいくのでしょうか?

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こちらは大相撲の冬巡業「五島場所」のポスターです。
あまりに突然の引退だったため
ポスターには日馬富士の姿が残されたままになりました。

元横綱となった日馬富士ですが、
今回は「傷害容疑」での書類送検となりそうです。

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こちらは、頭を殴られケガをしたとされる貴ノ岩関の写真。

このケガが日馬富士の暴力によるものならば
容疑は「傷害」となります。

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「傷害」と似た罪で「暴行」がありますが、
その違いは簡単に言えば、トラブルで人を殴ったりした時に
「ケガ」がなければ「暴行罪」。

「ケガ」をさせたら「傷害罪」です。
そのため、医師の「診断書」があるかどうかが
傷害罪のポイントとなるのです。

「暴行罪」は2年以下の懲役、
もしくは30万円以下の罰金など。

これに対して「傷害罪」は
15年以下の懲役または
50万円以下の罰金とかなり重い罪となります。

では、「書類送検」とは何を意味するのでしょうか?

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2010年、同じく元横綱の朝青龍が
酒に酔って知人男性を殴り、
全治1か月のケガをさせたとき、今回と同じように
「傷害容疑で書類送検」となったケースがありました。

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日本で何かの事件が発生した時、ほとんどのケースで
まず「警察」が「捜査」を行います。

そして、その後
事件の「証拠や証言」などを「検察」に送ります。
「検」察に「送」るのでこれを「送検」といいます。

容疑者が逮捕されている場合は、
書類と一緒に身柄を引き渡すので、
「身柄送検」もしくは略して単に「送検」と言います。

一方、容疑者が逮捕されていない場合、
取り調べの「書類」などを送るため
「書類送検」といいます。
朝青龍や日馬富士のケースは、こちらになるとみられます。

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その後、検察では送られてきた証拠を吟味して、
「起訴」か「不起訴」か、
つまり裁判を起こすのが適切かどうかを判断します。

元横綱・朝青龍のケースでは、
被害者との間で「示談」が成立したことで
検察は「不起訴」に。
証拠が十分ありましたが、
情状などを考慮して裁判にかけない
「起訴猶予処分」となりました。

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このように「起訴猶予処分」になるかどうかは、
被害者との「示談」や、
横綱を引退するという「社会的制裁」などで
判断されるといいますが、
今回のケースでは被害者の
貴ノ岩側は「示談」に応じる姿勢を見せていません。

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そのため日馬富士が「起訴」される可能性もありますが、
ケガをさせたこと自体は認めているため、
正式な法廷を開かない「略式起訴」の形となり、
その場合は、罰金刑を受けるものとみられます。

起訴か不起訴か、検察がどのような判断を下すのか、
今後も注目されます。

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