櫻井翔 イチメン!

2018年1月15日

トランプ大統領 就任1年「ロシア疑惑」とは?

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2018年1月20日に、大統領就任から1年となる
アメリカ・トランプ大統領です。

相変わらずその言動が世界中を振り回していて
1月11日、上院議員らとの会合で
大統領がアフリカ諸国やハイチを
「便所のような国」と呼び、侮辱したと報じられました。

世界各国からはこの発言に猛反発の声が。

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すると、トランプ大統領は翌日にはツイッターで
『厳しい言葉は使ったが、それは私が使った言葉ではない』
と否定。

その場にいた野党、
『民主党議員のでっちあげだ』と主張しました。

メディアよりも先にツイッターで発信する事も頻繁な、
現在71歳のトランプ大統領。

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就任後のこの1年間でツイッターを更新した回数は、
リツイートを含めてなんと2500回以上に上ります。
これは1日に7回以上更新している計算になります。

そんな「つぶやき大統領」トランプ氏のツイートは
度々物議を醸していて、
今月、自身の精神状態に疑問が投げかけられると...

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『私は非常に成功したビジネスマンから
 テレビスターになり、
 さらに、アメリカの大統領になった。
 非常に精神的に安定した天才、ジーニアスだ』
とツイート。

こうした言動に対して
アメリカ内外の著名な医師ら70人以上から、
トランプ大統領の「精神面」の検査を求める声が
上がっている、という報道もありました。

しかし、そんな大統領の足元で、この1年間
くすぶり続けている火種があります。

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いわゆる「ロシア疑惑」です。
ニュースに度々登場するこの「ロシア疑惑」。
今後数週間以内には、大統領への直接の事情聴取という
可能性があると報じられています。

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そもそも事の発端は、トランプ氏対クリントン氏で
行われた2016年のアメリカ大統領選挙。

この選挙期間中、
ロシアがプーチン大統領の指示によって
SNSやサイバー攻撃などを使い、
国家ぐるみでトランプ氏を勝たせるように選挙妨害をした、
とアメリカの情報機関が認定しました。

「ロシア疑惑」とはこの時、
トランプ大統領本人、もしくはトランプ陣営が
ロシア側と「共謀」、
つまり「結託していたのでは」という疑惑です。

アメリカには、
外国人がアメリカの政治運動に関与することや、
関与を求めることを禁じる法律があり、
ロシアと共謀していれば
この法律などに触れる可能性があると指摘されています。

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当初、この疑惑の捜査はFBI、
連邦捜査局のコミー前長官が担当。

ところが、トランプ大統領は2017年5月に
コミー長官を突如解任、クビにしました。

これが、トランプ氏にかけられているもう一つの疑惑で、
コミー長官をクビにしたことが
捜査の邪魔をした「司法妨害」にあたるのでは
という疑惑です。

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大統領は、ツイッターで何度も「魔女狩り」と投稿し
でっち上げだと疑惑を否定。

『私が言えるのは(ロシアとの)共謀はないということだけ』
『聴取を受ける可能性は低いように思う』
と語っています。

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2018年の11月には、就任後、初めて
有権者からの大きな審判が下る「中間選挙」
も控えるトランプ大統領。

万が一、新しい有力な証拠が出てくれば、
大打撃となる可能性もあり、
「ロシア疑惑」にも注目の2018年となります。

2018年1月 8日

北朝鮮、平昌五輪参加へ?

開幕まであと1か月となった平昌五輪ですが
北朝鮮が参加する可能性が高まってきました。

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中国の北朝鮮領事部の前には、
お祝いの花を運びこむ人の姿が。
実は2018年1月8日は、北朝鮮の
金正恩委員長の35歳の誕生日とされています。

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その金委員長は元日に行った新年の演説で
韓国で行われる平昌五輪への参加に
前向きな姿勢を示したのです。

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韓国と北朝鮮は南北の
軍事境界線上の板門店で閣僚級の会談を行い
参加について話し合う予定ですが
北朝鮮のIOC委員は取材に対し
オリンピックに「参加するだろう」と話しています。

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中でも出場が濃厚なのは、フィギュアスケートのペアです。
去年、国際大会で好成績を収め、
五輪出場権を手にしましたが
期限までに五輪出場の申請をしていませんでした。 
しかしここに来て、一気に出場の可能性が高まったのです。

北朝鮮にとってオリンピックとは
どのようなものなのでしょうか。

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今から30年前。
北朝鮮は韓国で行われた
ソウル五輪に参加しなかったどころか
大会を妨害しようと大韓航空機爆破事件を起こしました。

一方、2000年のシドニー五輪開会式では
こんな歴史的場面も。

■実況
「さぁ、そして今回の入場で
 もっとも注目されます、コリア。
 韓国と北朝鮮が同時に入場してきます」

朝鮮半島が描かれた統一旗を持ち、
韓国と北朝鮮が同時入場。
世界に向けて和解ムードをアピールしました。

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1996年のアトランタ五輪では
柔道の田村亮子選手を破り金メダルを獲得した選手が
一躍、英雄に。

北朝鮮とってオリンピックは「国威を発揚する場」で
メダリストには家や車が与えられたといいます。

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北朝鮮がこれまでにオリンピックで獲得した
メダルの数を見てみると
夏は金メダル16個を含む54個なのに対し
冬は金メダルはなく、銀1個、銅1個にとどまっています。

もし北朝鮮が平昌大会に出る場合
参加にかかる費用をめぐって"ある懸念"あります。

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北朝鮮が平昌五輪に参加した場合
滞在費など参加にかかる費用を
韓国やIOC=国際オリンピック委員会が
負担するといわれています。

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実は去年、日本で開催されたサッカーの
東アジアナンバーワンを決める大会で
北朝鮮は男子が4位、女子は優勝しました。

しかし主催者側は
国際社会が経済制裁を課していることを考慮して
北朝鮮に賞金を支払いませんでした。

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今回、北朝鮮の滞在費などを負担することになれば
経済制裁を定めた国連安保理決議に
違反にするのではないかという指摘もありますが
韓国の統一省は「関連する規定の検討が必要」と話し
現時点での言及を避けました。

注目の会談は9日の午前10時から行われます。

2017年12月11日

神社本庁・宮司とは

事件の舞台となった"神社の世界"とは
どのようなものなのでしょうか。

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事件は、390年の歴史がある
全国有数の神社で起きました。
 
被害者は、富岡八幡宮のトップともいえる
"宮司"の女性でした。

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神さまをまつる神社。 
戦前・戦中は国家の管理下に置かれていましたが、
日本が太平洋戦争に負けるとマッカーサー率いるGHQは 
神社を国家から分離します。

これを受けて全国の神社が設立したのが
「神社本庁」という宗教法人です。

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組織は、伊勢神宮を本宗、つまり頂点として
神社本庁、そして各都道府県には神社庁が置かれています。

全国およそ7万9000の神社を管理・指導していて、
神社本庁には宮司を承認する権限などがあります。 

この神社本庁の組織は
"日本最大の宗教法人"とも言われています。

一方で、靖国神社や日光東照宮、伏見稲荷大社などは
神社本庁に属さない独立した神社です。

富岡八幡宮は、かつて神社本庁の傘下にありましたが
2017年、神社本庁から離脱をしています。

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専門家によると、神社本庁に所属することで
修行のノウハウを教わったり、
一部、助成金がもらえる一方、
人事や運営の面で制約を受けるという
一面もあるといいます。

富岡八幡宮は、事件の被害者である富岡長子さんが
神社本庁から宮司と認めてもらえなかったため、
神社本庁から離れることを決めたとみられています。

では、今回の事件でトラブルの原因となった
"宮司"とは、どういったものなのでしょうか。

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神社には、白装束を着た、いわゆる神職が複数いて
その中のトップが、"宮司"です。

祭りなどを取り仕切り、神社の方針を決める、
会社に例えれば"社長"のような存在です。

神社にもよるそうですが
祭りの際に神さまをみこしにうつす、
つまり神さまに触ることができるのは
宮司だけだといいます。

また一部の神社では本殿の掃除も宮司だけが行うそうで、
つまり神さまの一番近くにいることが許された立場です。

では、どのようにして宮司を決めるのでしょうか。

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神社本庁によると
宮司と認めるかどうかは人事委員会で判断しますが、
「一定の位に達しているか」
「研修日数が基準を満たしているか」などの
客観的な基準をもとに判断するといいます。

富岡長子さんは研修日数が基準に満たなかった上、
姉弟での宮司をめぐる争いや係争ごとを抱えていたために
承認されなかったということで、
「女性だからダメというわけではない」と
神社本庁は説明しています。

事件を受けて神社本庁の関係者は
「神社を安心して来てもらえる場所に
戻さなければならない」と話していました。

2017年12月 4日

日馬富士、書類送検でどうなる?

今後、事件の捜査はどのように進んでいくのでしょうか?

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こちらは大相撲の冬巡業「五島場所」のポスターです。
あまりに突然の引退だったため
ポスターには日馬富士の姿が残されたままになりました。

元横綱となった日馬富士ですが、
今回は「傷害容疑」での書類送検となりそうです。

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こちらは、頭を殴られケガをしたとされる貴ノ岩関の写真。

このケガが日馬富士の暴力によるものならば
容疑は「傷害」となります。

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「傷害」と似た罪で「暴行」がありますが、
その違いは簡単に言えば、トラブルで人を殴ったりした時に
「ケガ」がなければ「暴行罪」。

「ケガ」をさせたら「傷害罪」です。
そのため、医師の「診断書」があるかどうかが
傷害罪のポイントとなるのです。

「暴行罪」は2年以下の懲役、
もしくは30万円以下の罰金など。

これに対して「傷害罪」は
15年以下の懲役または
50万円以下の罰金とかなり重い罪となります。

では、「書類送検」とは何を意味するのでしょうか?

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2010年、同じく元横綱の朝青龍が
酒に酔って知人男性を殴り、
全治1か月のケガをさせたとき、今回と同じように
「傷害容疑で書類送検」となったケースがありました。

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日本で何かの事件が発生した時、ほとんどのケースで
まず「警察」が「捜査」を行います。

そして、その後
事件の「証拠や証言」などを「検察」に送ります。
「検」察に「送」るのでこれを「送検」といいます。

容疑者が逮捕されている場合は、
書類と一緒に身柄を引き渡すので、
「身柄送検」もしくは略して単に「送検」と言います。

一方、容疑者が逮捕されていない場合、
取り調べの「書類」などを送るため
「書類送検」といいます。
朝青龍や日馬富士のケースは、こちらになるとみられます。

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その後、検察では送られてきた証拠を吟味して、
「起訴」か「不起訴」か、
つまり裁判を起こすのが適切かどうかを判断します。

元横綱・朝青龍のケースでは、
被害者との間で「示談」が成立したことで
検察は「不起訴」に。
証拠が十分ありましたが、
情状などを考慮して裁判にかけない
「起訴猶予処分」となりました。

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このように「起訴猶予処分」になるかどうかは、
被害者との「示談」や、
横綱を引退するという「社会的制裁」などで
判断されるといいますが、
今回のケースでは被害者の
貴ノ岩側は「示談」に応じる姿勢を見せていません。

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そのため日馬富士が「起訴」される可能性もありますが、
ケガをさせたこと自体は認めているため、
正式な法廷を開かない「略式起訴」の形となり、
その場合は、罰金刑を受けるものとみられます。

起訴か不起訴か、検察がどのような判断を下すのか、
今後も注目されます。

2017年11月27日

横綱の品格

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こちらは九州場所で、
前人未到、40回目の幕内優勝を飾った横綱・白鵬です。

なぜ横綱は「品格」が問われるのでしょうか?

2017年、横綱に昇進した
稀勢の里に渡された「横綱推挙状」。
これには「品格力量抜群に付 横綱に推挙す」。
最初に「品格」、
そして次に「力量」つまり実力が書かれています。

横綱だけこれほど「品格」が求められる理由。
それは、横綱の歴史を紐解くとわかります。

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実は、そもそも「横綱」というのは力士の地位ではなく、
この白い綱そのもののことを指していました。

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江戸時代の1789年、
横綱というものを発案したのは、
第十九世吉田追風という人です。
古い掛け軸なので見づらいですが・・・
この格好を見て分かるでしょうか。
そう、「行司さん」です。

当時の行司は相撲の勝負だけでなく、
相撲の興行そのものを仕切っていました。

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そこで、大相撲の人気を盛り上げようと考えたのが
「人気力士に横綱をまとわせて、土俵入りをさせる」
というものでした。

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では「横綱」とは何かというと、
神社の鳥居や、家の神棚にある「しめ縄」
という説が最も有力です。

この「しめ縄」より内側は、
神々がいる「聖域」を表しています。
「しめ縄」を腰に締めることで
力士を「神格化」しようとしたのです。

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その後、当時の最高位だった大関の中で
綱を付けることが許された最強力士を
「横綱」と呼ぶようになり、横綱は「地位」になりました。

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現在も横綱になると「奉納土俵入り」といって、
明治神宮などで土俵入りが披露されます。

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この「土俵入り」も、
元々は神社やお寺を建立する時に行われた神事、
「地鎮祭」が始まりと言われています。

昔の「地鎮祭」には力士が呼ばれることがあり、
力士が四股を踏むと
地中の邪気が払われるとされていたそうです。

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つまり「横綱」とは、力士の中で最も「神に近い存在」。
だからこそ、
抜群の「品格」が求められているというわけです。

今回の問題では日馬富士とその師匠の伊勢ヶ浜親方。
貴ノ岩の師匠の貴乃花親方、
その場に居合わせた白鵬・鶴竜、
そして、相撲協会理事長の八角親方。

みなさん、現役の横綱や元横綱ばかりです。
「品格ある」議論が求められます。

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