2009年06月05日
ナカタ、アフリカへ。蚊帳を届ける旅
現役引退の後、中田さんは
世界を旅しながら
「自分にできることは何か」と
考え続けてきました。
旅のあと、中田さんは
ある決心をしました。
「マラリアに苦しむアフリカに
蚊帳をおくる」。
中田さんは、
3万6千張りの蚊帳を届けるため
アフリカの中部、
コンゴ民主共和国を訪れました。
まさか人生で二度もコンゴへ行けるとは思っていませんでした…。
そして、こんなに早くまたヒデさんと旅が出来るとも…。
ご無沙汰しております。
この場所には一年ぶりにお邪魔します。
またもうあ旅に同行させてもらいました牧です。
改めて、宜しくお願いします。
さて昨年のエコ特番「僕が見た、この地球。」からあーっという間の一年。
ヒデさんは、TAKE ACTON Foundationを設立し、
LIFE AFTER FOOTBALLプロジェクトもスタートさせました。
相変わらずストイックに動き続けるヒデさん。
そして先日、活動の1つであるコンゴへ蚊帳を配布する旅へと
同行させて頂きました。
その様子は先日番組で放送済みですが、この度HPにも動画がアップされるようなので是非ご覧下さい!
久々のヒデさんとの海外旅。
ながーい移動の道中、「やはり日本にいるのとは違います?」と聞くと、
「いやー、やっぱり海外はピリピリ感があっていいよね!」とおっしゃっておりました。
旅では、UNOに励み(ここでも負けず嫌いの中田氏に気迫負け、大惨敗。)
そして、難民キャンプでは改めて自分にできることはなんだろうと
考えさせられました。
しかし蚊帳の配布に立ち会えたことは感慨深かったですね。
一年前に知った蚊帳の存在。それが、こうして配布できるようになり
目の前で嬉しそうに蚊帳を抱えて持って行く人々を見る事が出来たのですから。
ヒデさんと散歩をしながら見に行った蚊帳の配布先である病院には、
人々が溢れんばかりに集まっていました。
そして、誰もヒデさんを見向きもしない(笑)
蚊帳を受け取る人々を見て、ヒデさんがニヤニヤと嬉しそうに笑っていたのを
私は見逃しませんでしたよ。
まるで足長おじさんです。
そんなヒデさんを見て、私はなんだか1つの旅の区切りを感じたのです。
きっともう少し前に、その区切りははっきりとあったのでしょうが…
プロサッカー選手を引退してからの二年間。
本人曰く、『自分探しの旅=自分に出来ることをさがす旅』に出たヒデさん。
運良く旅の一部に同行させてもらった私には、
様々なことを貪欲に知ろうとするヒデさんの姿が、
『ポッカリと空いた喪失を埋める何かを探す旅』にも感じられました。
どことなくモヤモヤしたものがあるなぁというか、
例えば高校時代に入っていた部活を引退して空っぽになった感じとでもいうんですかね?
何かやりつくして、ぽっかり空いてしまうような感じともいうんでしょうか。
(うまく表現できなくて申し訳ない。)
しかし、あれから一年経った今回のコンゴへの旅は違いました。
「いま自分に何ができるか??」自分が動くことによって、周りが動いてくれる。
状況、情報、事実を人に伝えることができる伝達役になれる。
だからこそ、自分はいつも動いているのが大事。」
そう語ったヒデさんに、前に書いたような喪失感は感じられませんでした。
「できること」をはじめたヒデさんがそこにはいたのです。
新たな中田英寿の旅。
それは、『自分のできることを実行していく旅』。
これからどんな旅が待っているのか?
ヒデさんの言う「伝える」ことに私も微力ながら役立てるなら、
こんなに嬉しいことはありません。
メディアを通じて伝えられることは限られています。
きっともどかしいことも多いでしょう。
それでも「伝える」ことを決意したヒデさん。
あれだけメディアとのやりとりにセンシティブだった人間が、
このことを決意したことは、とても大きなことだなと
私は今回の旅で感じたのでした。
牧有太
