2008年01月28日

村尾×ツバル・イエレミア首相

<2007年12月5日放送>
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地球温暖化対策の必要性をうったえるため来日したツバルのイエレミア首相。
海面上昇で「最初に沈む国」といわれる、ツバル。
日本政府も小池氏が環境大臣のとき、視察におとずれるなど関心をもっている。
3月ツバルでは島が海にけずりとられ、生えていた木が倒れていた。
地面からは海水がふき出し、土は塩害に襲われる。
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村尾(以下「村」) 今のツバルの人たちの暮らし、状況を教えて頂けますか?

イエレミア首相(以下「イ」) 私たちの国はとても小さく、しかも横に幅のない島国なんです。
だから、波が陸地を乗り越えて逆の側までいってしまうことがある。
すると植物がやられます。
私たちはそういった植物に食生活を頼っているんですが、
食べ物もかなり減ってしまうんです。

村) そういう国の代表が切実な状況を世界に対してメッセージとして発する。
それは非常に大切だと思います。

イ) おっしゃる通りです。
今から50年後に私たちの国は水没すると言われている。
それほど先のことではありません。
温暖化の影響は日本では感じないかもしれない。
我々はもう体感しているんです。
島がどんどん狭くなっている。
砂浜がどんどん削られている。
倒木がおこる。
植物は塩害によってやられてしまう。
50年も経てば我々はどうなるのか。
しかし、我々は生存を続けたいのです。
やはり、国として存続したいんです。
外国への移住は我々にとっての最後の手段なんです。

村) とにかく今の島をどうやって守っていくか、そして私たちはいったい何ができるのか、
それを今考えるってことですね。

イ) 日本国民、日本政府のみなさん、ツバルを助けてください。
他にも気候変動の影響を受けている国、
特に海面上昇によって被害を受けている国を助けていただきたいのです。
京都議定書の温暖化ガスの削減目標を一緒に守るよう、各国にお願いしてほしいのです。
もしそれができれば、最初の第一歩になるのではと思っています。
また同時にお願いしているのは財政的な支援です。
特に防波堤をつくったり、私たちの島の浸食をはばめるように
波消しをつくることなどもお願いしています。

村) 壁をつくっても、一時的なものにすぎない。
根本的な解決は難しいですよね、今は。

イ) そうです。根本的な解決でなく一時的な解決です。
やはり、京都議定書に調印をしていない国に対してお願いをし続けて政治的な形で合意をする。
首脳の方々が一丸となって頂きたいのです。
温暖化は大国がつくりだした問題、そして影響を受けているのは私どものような小さな島国なんです。
まずぜひ、ツバルにお越し頂いて現状を見てください。
その体験で私どもの話していることがおわかりいただけると思うんです。

村) 私どもも環境問題は決してひとごととは思っていません。
きょうはどうも有り難うございました。

※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月25日

村尾×与謝野前官房長官×塩崎元官房長官

<2007年11月16日放送>
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そもそも消費税率をあげるべきか、そうでないのか。
まずは、増税の必要性について、ずばり聞いてみました。
増税やむなし、と考えている与謝野前官房長官。
そして、まず経済成長を先に、という塩崎元官房長官。
自民党の税金議論の中心にいる重要人物2人に話を聞いた。
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村尾(以下「村」) 今の日本の財政の現状について与謝野さんの認識をうかがいたい。

与謝野前官房長官(以下「与」) 我々の世代にとっては、今のまま放っておいてもかまわないんです。
我々の世代は借金つくって、いつか時間が来たら「あの世へグッバイ」と。

村) やはり増税を考えなければいけないという考えですか?

与) 増税というより結局、国がやる仕事というのは費用を国民が全部払ってるんです。
だから国が今の仕事を続けてゆくためには、ちゃんと「割り勘」払っていただかないと続けられない。

村) 最近も、厚生労働省のいろんな不祥事が出てくるとやっぱり国民感情として
いろんなこと隠してるんじゃないか、いろんな無駄使いがあるんじゃないか、
年金の保険料も横領されてたし。
こんな政府に対して「ホントに増税に応じていいのか」という国民感情があるのも、
事実なんですよね?

与) それは国民がお怒りになるのは当然の事だと思いますよ。
ただし、やはり財政を論じる時に精神論とか姿勢の話だけで論じちゃダメんで
いったいお金がいくら足りないのかという“額”が問題なんですよ。


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村) 私は、塩崎さんは安倍政権の時の、どちらかというと「成長派」だと思うんですが?

塩崎元官房長官(以下「塩」) まず第一に、「増税派」と「成長派」という分け方をマスコミでもよくされますよね。
これは実に不毛な対立構図だとおもうんです。
自然な形で経済成長が伸びてゆくというのは、所得が上がり給料が上がってゆくということですから、
それをやらないで、はじめから不足分は全部増税、というそこに逃げ込んではいけない。
いつかはやはり当然、増税はさけて通れないとは思っていながら
出来る限り、みんながあんまり、受け入れたくないと考えるかもしれない。
増税については最小限のものにしようじゃないか、
こういうことを言っているだけなんですね。

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「上げ潮」派のみなさんは、経済が成長すれば企業や家庭がうるおう。
そうなれば、自然に政府に入る税金が増える、
そうなれば、急いで消費税をあげる必要がないといいます。
では、そんなふうに日本経済はこれから成長するんでしょうか。
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村) 経済成長はどうやったら伸ばせるんでしょうか?
私はこれまで具体的な政策、腹にストン、とおちる政策がなかった、と思う。

塩) 我々、成長力底上げ戦略つくって特に中小企業。
日本の中小企業の生産性はアメリカと比べて成長力が6割、ひどい企業だと5割程度しかない、
こういわれてる状況を、手つかずで、ほったらかしてきた。
「中小企業の底上げ戦略」を、一番の主眼にして、地方の経済を元気にしていく。


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与) そんな経済って成長しないんですよ。
日本みたいに土・日は休み、3連休はいっぱい、経済もめいっぱい成長してる国は
ちょっと伸ばすのも非常に大変なんです。

村) 今、景気がまた微妙な段階に入ってきて、アメリカの住宅ローンの問題もあります。
そういうときにホントに(増税して)良いんでしょうか?

与) だけど、永久に国が「打ち出の小槌」を持ってると錯覚するのは間違いで、
国ができるサービス、国ができる政策というのは
常に国民の納めた税金の範囲内でしかできないんです。


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ところで、国が使っているムダなお金をもっと減らせば、消費税をあげなくて済むのではないか。
そんな国民の声もあるわけで。
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塩) 増税、増税ということを先にあまりにも強調すると、
国民に誤ったメッセージを与えるかもしれない。
というのは、政府や国会の無駄遣いを切っていかなければいけない、ということと、
やはり、改革をしながら成長をしていくという努力をしなければいけない。
こちらを置き去りにして増税だけが先にきたんじゃダメでしょ。

村) まだまだ歳出カット、余地はありますか?

塩) 国会にも政府にもまだまだいっぱい無駄が、わたしはあると思います。


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村) 歳出をもっとカットすれば良いじゃないかと。
もっと濡れたタオルを絞れ、という意見に対しては、どうですか?

与) 今の案でも絞るだけ絞っててあと絞るという話しになると、
社会保障費を削るという話にだんだん入っていくんですよ。
それは出来ないんですよ。
生活保護費も介護も医療も年金も相当、倹約はしてもらってるんですけど、
高齢化社会が来るという意味でも、
社会保障費を削るのはだんだん無理になってきてる。


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最近、次の選挙が近いとの声もあがっています。
選挙が近づくと、政治家のみなさんはだいたい増税を訴えにくくなるようですが。
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村) 今、衆議院の解散もひょっとすると視野に入ってくるこの時期に、
増税論議をするのは不適当だと。
この際こういうのは少しおさえてはどうかという意見もあると思うんですが、
ホントに自民党内を説得出来ますか?

与) 国民にむかってちゃんとした現状をお話しなければいけない時期が来た、と。
治療するんだったら薬は苦いけどなるべく早めに治療を開始したほうがいいと。


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村) いつごろ、増税の話は具体的に出てくるべきですか?

塩) いやあの~、選挙の前だからどうのこうの、ってことは私はないと思います。


※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月24日

村尾×ビルマ民主連合日本支部 コ・コ・アウン

<2007年9月27日放送>

村尾(以下「村」) 今回、僧侶に発砲した。僧侶が亡くなっている。
これは今までのデモになかった。

コ・コ・アウン(以下「A」) ビルマ史上最悪の出来事です。
ビルマ族にとって一番大切な僧侶を殺すなんてひどすぎます。

村) 日本人にとってミャンマーという国はなじみが薄いので、ミャンマーとはどういう国。

A) ミャンマーには自由はありません。少し何かを発言しても逮捕されてしまう。
新聞報道でミャンマー政府は「市民の生活が楽になってきている」と掲載したところ
一般市民が家の庭に「政府が言うことは本当か?」という紙を張った。
すぐに逮捕されました。

村) 町中至る所に秘密警察のような人が潜んでいる?

A) もちろんです。

村) 引っ越しの自由やそのほかの自由はどうなんですか?

A) 引っ越しは出来ます。
しかし新しい住所になるときに住民票を移す必要があるんですが、
ミャンマーではなかなか役人が住民票を出してくれない。 
だから役人に賄賂を渡さないと引っ越しがうまくいかないのです。
 
村) ちょっと今度は話を変えて経済的な水準の話を聞きたいんですが皆さん一般市民の暮らし
どういう暮らしなんですか。

A) 都市のヤンゴンから離れると貧しさもひどくなります。
食事も2食、お粥だけです。
先月15日に軍事政権が予告なしに燃料費を上げたため物価が上昇しました。
一般の人の日給は日本円でおよそ200円くらい。 
このお金を稼ぐために働かなければいけないのですが、
仕事に行く往復のバス代が100円くらいなので残りの100円でどうやって生活していくのでしょう。

村) ブッシュや国連に支援を要請した?

A) 私のリーダーはいまアメリカに住んでいて、
彼はミャンマーの抱える問題を国際的に取り上げるように呼びかけています。
国際的に支援するようにを呼びかけました。


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そして最後に日本について聞いてみた。
日本はミャンマーに対し政府開発援助を行っている。 
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村) 日本政府はミャンマーの軍事政権に対して、何をして欲しいとアウンさんはお考えですか?

A) 軍事政権トップのタン・シュエ議長を認めないことそしてODAを渡さないことです。
軍はODAで武器を買っています。 
私たちは政権を転覆させようと頑張っています。 
国連もそれに賛成意見なのでそれについてここでお礼を言わせてもらいたい。
国連がより情勢を見極めて協力してほしい。
そして日本も民主化に向けて力を貸して欲しい。

※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月23日

村尾×福田首相×自民党・麻生前幹事長

<2007年9月14日放送>
村尾(以下「村」) こんばんは。
今日は自民党総裁選の候補者お2人におこし頂きました。
福田元官房長官と麻生幹事長です。
よろしくお願い致します。

福田(以下「福」)&麻生(以下「麻」) よろしく。

村) 実は全国3都市のみなさん100人にアンケートを取りました。
あなたが投票するなら、福田さんですか、麻生さんですかということでした。
東京は54:46で福田さん。
大阪も58:42で福田さん。
長野ですが、これも65:35で福田さんということで、
国会議員票は圧倒的に福田さんが多そうなんでですね、
地方で麻生さんもっと入れるかなと思ったんですが、
ちょっと、今のところという感じが正直してます。
麻生さん、このアンケートの結果いかがでしょうか、これ。

麻) 私はこのアンケートっていうのは正直申し上げてどういうようなアンケート調査を54人、
ランダムにやられたのかわからないけど、
あのちょっと正直サンプル数の絶対票がなんとも違いますんで、
なんともこの種の話は正直100人っていうのはかなり少ないかなと、
いう感じはしましたけど

村) 福田さんいかがでした?

福) わずかずつでもね、多いというのはね、内心ほっとしてるんですよね。
しかしね、これはねこれはね、誤差範囲ですよ、誤差範囲。
どうなるかわかりません。

村) まず、お2人にそれぞれ、
相手候補に対してここが聞きたいというのをやっていただこうと思いまして、
まず、福田さんの方から麻生さんに対して聞きたいことをちょっと
カードに書いて頂きましたんで、
これをちょっと見せながらですね、麻生さんに質問して頂きたいと思います

村) これは、“なぜ、そのお年でマンガに のめり込むのですか?”と。
マンガオタクだということですね。
ということは福田さんはマンガをお読みにならない?

福) えーあのーほとんど、読みませんね。う~ん、残念ですね。

村) これ、若者が多く観てますからねこのTV番組。

福) 残念ですね~

村) はい、麻生さん。

麻) 僕はマンガっていうのはいわゆるー宅配と違いますんで、
スタンド売りですから。
基本的に毎日送りつけてくるのとわけが違いますから。
自分で買う、というのは少なくとも今の時代っていうを間違いなく掴んでるなぁ。
僕はスタンド売りの方が時代をつかめていると私はそう思っていますんで。
マンガっていうのは60んなって老眼かけて読むのはけっこう努力がいるんですよ。
ほっほーん、そこは努力してると時代の流れがわかるような気がしますけどね。

村) それはご自分の趣味ではなくて、やっぱり時代の流れを掴むために?

麻) 趣味でーーー
あの60年代70年代ってマンガのたってる、先ほど言われたキャラがたってるの、
よく見たらそのキャラの性格からして
その時代の何が浮き出るキャラかよくわかると私はそう思ってますけど。

村) 時代の風をマンガで受け取るということ?

麻) かなり受けてるとこありますよ。

村) では麻生さんの方は福田さんに何をお聞きしたいですか?

麻) さきほどーあのー自分のイメージっていうか、なんでしたっけ。
あれを、私はオオカミって話したんですが、(福田さんは)
鶴と書いてあったってなんでツルと・・

村) これは別の番組で福田さんが、自分のイメージをまぁ鶴だと。

福) イメージというかね、好きなっていうかよくわかんなかったですけどね。
あのね、理由はね、あのーツルの飛ぶカタチね、
“鶴舞うカタチの群馬県”っていうんですよ
私の出身県の宣伝をしたわけです。

村) あぁそうですか、なるほどねー。


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次の総理の大問題の一つが国をむしばむ莫大な借金。
例えば夕張市は借金で財政が破たん。
同じ事が国レベルで起きれば将来国民の暮らしは大きな打撃を受けます。
それを避けるため、国と地方は2011年度までに
赤字体質から抜け出すと小泉総理時代に目標を定めました。
これが成功する条件は経済の3%成長。
そして14兆円もの巨額の予算カット。
さらに事実上増税も既定路線になっています。
額は2兆円から5兆円。消費税アップにして1~2%分に当たります。
2011年度までに健全化。
この目標守りますか?
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村) これからはですね、政策の分野を中心にして私の方からお聞きしたいんですが、
どんどんどんどん日本は“夕張化”の道を実は私は進んでるんだと思うんですね。
あの北海道の夕張市。もう財政が破綻したと言って
住民税をあげる、それから行政サービスはカットだ、
こうならないようにですね、
私は財政再建のことについてお聞きしたいと思ってるんです。
でひとつですね、ここにパターンを用意いたしました。
「日本の夕張化、避ける条件」ということであります。
お2人に、この条件は今後とも守るのかどうか、
ここだけまずお聞きしたいんですが福田さんはいかがでしょう?

福) まぁあの、まぁ、ウソ言ったってしょうがないですねー。
やっぱりほんとのことを言うという立場で言えばですね、
なかなか大変な状況だということは言えると思います。
それだけに行政経費の節減ですとかいろいろムダなこともありますので、
さらにその合理化を進めていくことは必要ですけど。
しかし本当に必要な部分まで削っちゃいけないという思いがありますので。
どこかで国民にお願いしなければいけないということは近い将来あるんではないかと思っております。

村) ということは、この目標は堅持するんですね?

福) (間)とりあえずね、とりあえずですね、そういうことを目指してやりますけどね。
しかし現実的にそれで、やってけるかどうか。という事をね。
例えば、その歳出14兆円カットという事は本当に出来るのかどうか、
という事もですね、これからよく考えていかなければならないと思います。

村) なるほど。
私が、なぜこだわるかというと、一昨日、公明党の北川幹事長が、
「もういいじゃないか、この条件は、もう、ちょっと、先送りしようよ」と。
「今日、苦しんでる人の為に、明日生きようと思ってる人の、お金を使ってまで、
今日、やればいいじゃないか」と、私には、そう思うんですけども、この条件を私は諦めるという事は、
若い人に対するツケをこれからも認めてあげる。認めちゃうよという事になると思うんです。
もう一回、お聞きしますが、僕は、今の福田さんの答えは、公明党と同じ様に、
これは放棄してもやむを得ないという様に受け取ったんですが。

福) いや、そういう意味では言ってませんよ。
 
村) 大丈夫ですか。
という事は、公明党との・・・

福) 大丈夫というかね、そうしてはいけないと思ってますね。
現在のね、国の債務を考えましたらね。、これ以上、増やすっていう事は
出来ないんじゃないですかね。それこそ、ツケを将来に回してしまうという事になりますからね。
そういうツケ回しの政治は、もう限界があると。いう様には思っております。

村) そうすると、もし公明党が、自民党に対して政策協議をする条件として、
どうしても、これはもう嫌だと言った時には、公明党との連立も諦めるという事ですか。

福) いや、そこまでね、あのぉ~、言われなくても宜しいんじゃないかと思いますよ。
そもそも、公明党も私が、今朝、入手した最終案では、その話しは出ていないんですね。
ですから、公明党さんも、あのぉ、色々考えてるんじゃないかと思ってます。

村) 麻生さんは私の政策を聞いて名目2%成長でいいんだということをおっしゃっていました。
すなわち・・・

麻) 正確には2%以上ね。

村) 2%以上ですか。
私は2%だともうすでにこの財政再建の条件を下回っていることになりますから、
余程歳出をカットするか増税がないとこの条件は満たされないと思うんですね。

麻) 僕は名目成長率で2,3%というのは、ずっと言い続けたとこですから、
僕はそういったとこまで行ってないのが、問題。
それから歳出の14兆円カットっていうのは、残るところは、基本的には教育の所の部分とか、
またいわゆる、公共福祉のところっていうのだけで、14兆円位ありますから、
そういったものが、これ以上出来るかどうかというと、僕は、なかなか難しいところまできてるんじゃありませんか。
公共事業も、過去6年間で14兆5千億は今年6兆7千億位でしょ。だから、
それが半分以下になってますよね。
そういう意味では、地方も32兆円だったものが、今、16兆まで下がってますから、
これもちょうど半分位。
結構急激に下げてきた結果が今、地方で急激な痛みが出てるという部分なんだと思うんですね。
で、そういった意味では、一律3%にするにしても、もっと減らすべき所と、そんなに減らせない所と、
地域によってある程度メリハリつけないといかん。
一律に3%って、役人が一番、楽するんですよ。

村) いや、麻生さん、部分的な所はいいんですが、そうすると、
まず名目の成長率は麻生さん、上げたい上げたいと、それはみんなそう思ってるんですけど、
どういう方策を持って名目3%まで引き上げられます?
昨年は実際1,4%だった。

麻) 一番の問題はね、やっぱり0%の金利。ほぼゼロの金利。
企業が金を借りて、設備投資をしないという前提で、経済学の本っていうのは、未だかつて読んだ事、ないんじゃない。
僕は、色んな学者に聞いたけど、みんな、ないんですよ。今、その状況が起きてる。
世界で初めてですから。そこが日本にとっての一番の問題なんだと思うんです。
したがって、成長率が2、3%のものが、数年間持続すると、あっ、これ位いくんだと経営者が思って、
設備投資を金を借りて設備投資をする。

村) 次、歳出で、麻生さんは、公共事業、メリハリをつけるんだと。
じゃぁ、メリハリをつけた後の、トータルはマイナス3%にするんですね。

麻) そうです。

村) 分かりました。それは分かりました。

麻) そういった基本的なものをできるんだと。僕は、まだ余裕がある。
メリハリつけないとダメよ。それが、大事なところ。

村) 分かりました。メリハリをつけてもトータルはマイナス3%カットを堅持すると。

麻) 可能だと思う。

村) じゃぁ、いずれにしても、消費税を含めたですね。このアップ。
これについては、いつまでも、大本営の発表みたいな事を言ってたら、本当に国民が迷惑するんで、
まさに正直に、お話をして、いつから、何%でという様な、具体案を私は出すのが、
私は真の政治家だと思うんですが、ここはどうでしょうか。

麻) 私は、その答えは、もう、すでに何回かのテレビで申し上げたと思います。
少なくとも、100円ショップで105円を106円。すなわち、1%位足して頂くと、2,5兆円位の増収になりますので、そういった点はある程度、福祉目的税みたいな形で、基礎年金の部分を、3割から5割につみ上げる部分の、部分がありませんから、その分に当てる時は、1%位の増税というところが、まずは、ご理解頂けるところじゃないかなぁ~という感じはします。

村) 福田さんは、いかかがでしょうか。

福) 本当に、これ現実的に考えた場合には、あ~緊迫した状況だと思いますよ。
ですからね、政治家も、その所は正直に表明をしなきゃいけない時期が近く来るんじゃないか。
しかしですね、そのことをね、そのことを、本当に信頼してもらえるかどうかという所が、
一つ問題があると思いますね。
現状の政治情勢っていうのは、まさに色々問題を起こしておりましてね。
こっちが問題を起こせばですね、また次に、他の所で問題を起こす。
こういう様な連鎖をしている限りね、なかなか、国民の信頼得られない。
そして、まず、「そっちの方、何とかしろ」という話になってしまう可能性ありますね。
まぁ、民主政治ですから、やっぱり国民の信頼なければ、政策遂行もできない。という事ですから。
まずはね、国民の信頼をね、政治が勝ち得るっていう努力をする必要があると思います。
で、その中には、やはり、日本の実態というものを正直に伝えるって事も一つは、必要なのではないかとも、思っております。

日本テレビ・粕谷政治部長(以下「粕」) 有権者からしますとですねこういった消費税というものは、
なかなか、選挙のテーマには、しにくいんですけども、やはり総選挙がそう遠くない将来にあると
すれば、当然、それも争点に掲げるべきだと思いますけども、
その点については、いかがお考えですか。

福) まぁ、それはね、そういう事もね、掲げてるという時期が来るかもしれない。
しかし、まぁ例えば民主党がですね、どういう対応をこれについてされるのかね、
その辺の事もよく見極めて、やる必要があると思います。

村) 麻生さん、いかがですか。

麻) 基本的にはこれまで自由民主党の世論調査をみると
福祉目的税的なものなら認めても良いという比率は結構高い。50%超える。
そういう意味では有権者の中にかなりな部分でこの種の話に理解が深まってきた。
少なくともそれを6年間ずっと減らしてきた結果色々認めて頂いてるんだと思いますんで。
今年金が目先の話題だが、その年金とうとう、二兆五千億円が必要になりますから、
そういった物を考えると、1%の話はやらざるを得ない。
ただこれは福祉と言うことに限定しますというような、
ある程度ものつけないとなかなか理解が得にくいのではないか。

村) 福田さんはまだ消費税モゴモゴされているような気がしますが、
麻生さんは福祉目的税なら1%のの増税あるべしという風に私は理解しました。
この話で、もう一つ私は今年末の予算編成でさけて通れないのは、
道路財源の一般財源化だとおもいます。
これは皆さん方が車に乗るときの、ガソリン税。
これが全て今道路整備に回っているんですが、これ去年の末もすったもんだしました。
これを福祉だとか、環境のような一般財源にも使うべきじゃないかという議論がありました。
この点について福田さんはどう思われますか?

福) 私はこの特定財源5.6兆円という。巨額に達する。
これをやめるという話になるとそれは大変な影響があるだろうという風におもいます。

村) やめるというのは一般財源化するということですね。

福) あのね、一般財源というか、やはり例えば環境問題とか、
それから道路交通に関わること特に補修とかそういうものが出てきているから、そういうようなこと、
特別な用途に限ってに使わせてもらうとか、
というような方策は当然考えても良いんじゃないかと思います。
特に環境は、これは相当の金額も出てくるというように思いますし、また、
我が国として積極的にそういう事に取り組んでいるという姿勢を示すと言うことも大事だと思います
ので、有効活用出来るチャンスはいくらでもあると思います。

村) 一般財源化は今ここでは明言しない?

福) 用途を限ってやるということですね。

村) ガソリン税は暫定税率で税率を大幅に2倍にアップしているが、
これが例年の3月末で期限が切れる。これは引き続き延長?
それとも二分の一の税率にもどる?

福) ですからね、延長しないわけには行かないでしょ。
と私は思っております。

村) 麻生さんは道路財源一般化はどう思っている?

麻) 僕は道路財源は自動車を使っている人から色々頂戴しているという物を、
全然使わないというのでは、それじゃ何となくおかしいんじゃないの?
それが目的にとっているんだから。従ってそれに関連する所。
例えば東京なら開かずの踏切を高架にしますというのに使わせてくれと。
少なくともこれ運輸省管轄だが。それとか電柱を地下埋設させてくれ。
それもいわゆる電波の関係ですから、そういうのは違う。
道路に関連している物に使うという形にしないと。
環境も排気ガスが出ていますから、そういった意味で何らかの関係するものにすればいいのであって、大蔵省が使いやすい一般財源化だけの話っていうのはあんまりのれない。

村) 二人とも一般財源には消極的。国土交通省的な考え?

麻) 全然ちがう。そういう発想はやめてもらいたい。
今言ったのは電信柱どこに国土交通省と関係があるんです?
あれだって環境省の話ですから。だから僕はまたがりますから。各省庁に。
その各省庁にまたがったのをきちんと整理するのは、きちんとやろうと思えば役所じゃ出来ないんですよ。
だから、これは確実に政治家が出てきて、交通整理しないと出来ない。
過去の例ではっきりしているじゃないですか。だから運輸省的な発想はしない。

村) わかりました。
国連でテロ特措法で「日本の給油活動を感謝する」という文言が
国連決議全文に盛り込まれましたが、テロ特措法について改めてお伺いしたいが、
参議院で否決されたら衆議院で2/3で再議決するという考え?

福) 参議院で本当に否決されるか分からない。それから考えればいい。
新法の話もあるから、いずれにしても国会で延長の作業をする。
しかしそれが無理なら新法の手続き。
日本が明確に国際社会に向けてやる意志があると明確にする必要がある。

村) 福田さんはこの話は国際公約だと考えている?

福) まあね、公約という意味合いを考えた場合、公約と言うよりは日本にとっていいことなんだという観点で考えていきたいと思います。

粕) この決議をテコにして安倍総理は党首会談を設けたが、同じようなケースはまたありえる?

福) それはこれからのことでありますので、その状況を見定めた上で考えたいということですね。
選挙の最中ですから。

麻) 少なくともこの話がだんだんだんだん煮詰まってきた段階で、自民党の総裁が内閣報で出される。
その責任者として、野党第一党と話をする時期はいずれ来る。
それはどなたがなられてもそう。

村) 総裁選まであと二日です。
きょうはお忙しいところどうもありがとうございました。


※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月22日

村尾×自民党・麻生前幹事長

<2007年9月14日放送>
村尾(以下「村」) 自民党の総裁選、麻生さんと福田さんの一騎打ちの様相を呈してきたんですが、麻生さんは福田さんをどのように評価されていますか?

麻生(以下「麻」) 3年少々の間しかのお付き合いなんですけども。
あの、この方が、その国をどうするとか、という様な、お立場ではありませんでしたし、
他の閣僚をしておられない、筆頭三役をしておられないと、  
ちょっと正確な記憶じゃないんですけど、してられないと思うんですけど、
どうしたいのか、されたいのか、正直分からないで、私的には。 
ちょっとまだ、何も政策を伺ってませんので。
従って、この方がどういう方かって聞かれても。
かなり落ち着いた雰囲気でカバーをしておられる方というイメージ。

村) 福田さんは政治家になりたいと思ってなった人のではないというような?

麻) 正直二人で酒飲んで色々話をしたことがありませんし、私の場合はこれで総裁選挙に入るのは三回目です。
自分としては日本はこういう国ですとかもっと我々は生まれた国育った国、
自信とか誇りとか持っていいんだとずっと言い続けていたが福田先生の話を伺ったことはない。

村) にもかかわらず派閥の領袖が福田さんを支持すると。
ビジョンもないまま政策の動きが活発に成ってきていると私も思いますがこの動きは?

麻) 派閥の領袖で決まっちゃう、ここで私がもしやめちゃったらそうすると、
幕が上がったら芝居が終わっていたということなら自民党はめちゃくちゃですなあ。
旧い自民党ではなくて開かれた国民政党として堂々と色んな意見を言うことをすべき。

村) 地域のことが今出ましたが今回の自民党総裁選
国会議員が387、地方が141、合計528なんですが、
141の地方票なんですが私どもが47都道府県に、党員投票をやるのかやらないのかをアンケートしたら、やるのが31都道府県やらないのが5県未定・無回答が11県です。  
麻生さんは地方に対してどういうビジョンをお持ちなのでしょうか?

麻) 地方税地方交付税を、今のやり方みたいに一人頭で決めますと都市大都会が有利なんです。
地方に対して人口割りでやることは少々このままいくともっと差がついていくことになりますので、
メリハリを付けてやらないといけない。
医療の話にしても出産環境、昔で言う婦人科の医者が減っている。
急患が多いときには診療報酬の点数を別に考えてやるとか。

村) 産科医診療報酬の引き上げをやる?

麻) そういったことをしないとだめですよ。
お医者さんの数が少ないところに需要があってその需要に応えるようにすることを考えないと。

村) 麻生さん、公共事業、これはどうされますか?

麻) 一律3%なんていう発想は僕は何となくくみしません。
そういうのは大蔵省(財務省)、一番楽。
こんな楽な話はない。きちんと査定をしていると。 

村) ばらまきにつながらない?

麻) 一律3%はそうなっちゃう。
一律3%できちゃうからなんとなく。
もっと歩いてきちんと査定すればいいんですよ。

村) テロ特措法に対してどういう対応を?

麻) 僕は基本的にテロ特措法というのは、イラクと全然違って、世界中が認めてる。
ロシア以外は何らかの形で派遣をしている。
テロとの戦いを継続するということを公約としてやっている。

村) 新法という形をとる?

麻) こういう形になったら新法をとらざる終えない。

村) 年金財政の話で、基礎年金の国庫負担分を引き上げる。
その財源で消費税をどうするか、このまま据え置くか、引き上げるのか?

麻) 消費税をそのまま据え置くということで一点。
ただ単に上げるという点で一点。
6年前に世論調査をしたときには社会保障という目的で上げる分にはやむを得ないという意見がとても多かった。
その目的に絞ってやれば。

村) 目的を絞れば消費税増税はありえるのですね?

麻) ありえますね。

麻) また窓口の人、着服したとか、言語道断。
ああいう話が出てくると信頼がなくなる。
こういったことの監督をする人の責任もあるが、
不埒な行動を働いた人はもっと糾弾されてしかるべきだと思う。

村) 政治と金の問題で、政治資金改正法について?

麻) 自民党だけの問題ではない。  
税金を投入されている政党助成金。これはきちんとしないと。
これは税金を使ってるわけだから。透明性を図らないと。

村) 勝算は?

麻) こればっかりはやってみないとわからない。  
常にそうだと思って、堂々と開かれた国民政党ですから。
多くの有権者に訴えて勝負をしていく。

※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月21日

村尾×民主党・小沢代表(第2回)

<2007年7月5日放送>
村尾(以下「村」) お忙しい中ありがとうございました。
安倍政権10か月たちましたが、その評価、総括をお聞きしたいのですが。

小沢代表(以下「小」) 小泉政権を承継するという形で出てきたんですけれども、
小泉さんとはまたちょっとキャラクターが違うと思いますけど、
非常に観念的な権力主義的なその手法考え方ですね。
ひとつはかなり復古的な復古主義的な考え方を持っていらして、
それがやっぱり強行採決17回かな。
僕は多数決を否定しませんし、多数決で決める以外ないんですから、
それはいいんですけど、
議論がまだあるって言ってる限りはね、議論させた方が私はいいと思いますが。
それがもう問答無用多数決でやっちゃえというのは、ちょっとやはり。
その考え方に私は疑問を感じますね。

村) 民主党がこの国会で一番訴えたかったことはなんでしょうか。

小) 個別の問題としては年金、それから天下りをなくそうとしている公務員法の改正、
この2点が大きなテーマだったと思います。
教育とか何かもありますけどね。
ですから我々としては例えば社会保険庁が特殊法人に変える、
それを民営化だなんてなんか変なこと言ってますから、
民営化でも何でもない、準役所でしかないわけで。
しかもそれは特殊法人になりますと天下りも自由になるし、
給与体系も一般の公務員より高いということもありますし、
なんもぼくは、ただ単に化粧直しなだけで、何にも意味がないと私は思います。
公務員のほうも、今は事実行為として天下りの斡旋などやってるわけでしょ。
今度は内閣府に正式の役所として部門として、斡旋の機関を置くわけですよ。
天下りを正当化して、政府自体が天下りを率先してやるという話になっちゃうんで、
これも全くかけ声とは裏腹なおかしなことだと私は思います。

村) そうすると、小沢さんは、社会保険庁にしても公務員にしてもこのままでいいというお考えですか?

小) 我々は社会保険庁は、事実上、年金や医療の保険料は税金と同じですね、強制ですから。
なら二重に、国税庁と社会保険庁と二つ必要ないですから社会保険庁を無しにして
事実上、国税庁が一緒に取ればいいと。
もちろん最初から、今、働いている人を全員、首にするわけには生きませんけども、
一つにすればそれだけ手間も省けますから、徐々に人員も減らしていける。
変な人がいたとしたら、それも淘汰できるとそう、我々は主張してます

村) 民主党は前回、年金の財源は税金であてるんだということで消費税率を3%アップしようと、それはいい考えだったと私は思います。
今回それは取り下げた、しかも、年金の財源は税金だというのは私は・・・

小) (小沢割り込んで) 消費税!

村) あっ消費税ですね。それはつじつまが本当にあうのかなと。

小) よくよく私どものマニュフェストを見て頂きたいと思います。
これはきちっと表にして書いてありますから。3%の諸費税アップを取り下げたのではないんです。
私が代表になって議論して、小泉・安倍の間に、内閣の間に9兆円近くの増税がなされたと。
保険料のアップやら、所得税のアップやら住民税やらいろんなの含めてね。
それはほぼ3%以上の消費税に当たると。
すると我々は、3%は、かつては民主党は財源にあて、行政のむだを省くことによって出たお金を財政の再建に当てようと、こういう考え方を取っていたわけ。
だけど私は3%以上もの消費税に直すと、増税になってるのだから、しかも所得の低い人へのしわ寄せになっているから、またこれ3%以上もあげたといっても6%以上もあげたと同じ事になっちゃうから、当面は5%の消費税を全額当てて、消費税率のアップはしないで当面。
行政の無駄をはぶくことによってそれを財源にする。したがって多少今までの考えよりは
財政再建にあてるお金、無駄をはぶくことによってそれはちょっとましになるかもしれない。
しかしこれ以上立て続けに負担を国民に押しつけるのは、低所得の人は困っちゃう、金持ちは困らないけど、だから僕自身が提起して、皆で議論して今回は5%据え置いて、無駄を省くことによって財源を見つけようと。

村) 安倍さんは憲法改正を目指しているが、一方で民主党は護憲から改憲を言う人までバラバラだと。ひとつの政党としての体をなしているのか

小) それは自民党の言い分だがね。
自民党のほうが遥かにバラバラ。憲法改正で自民党がまとまってるなんて思ったら大間違いよ。
反対の人も一杯いるのだから。
彼らは大人の世俗の知恵があるからあなた方に指摘されるようなまねをしないだけで、私どもは憲法を改正することについて、必要なことはやったらいい。
ただ憲法9条をどうするかとなったら自民党と同じではありませんよ。
だけども自民党が憲法が国民の生活を守るルールとして必要なところは変える、それには何にも抵抗はないです。

村) いよいよ7月29日、選挙です。どのような意気込みで小沢さん望むつもりですか?

小) なんといってもここで過半数、与野党逆転をしない限り、今の弱者切り捨ての政治、自由競争万能の政治を変えることで来ませんから何が何でも野党で過半数を取るということに全力を尽くしたいと思います。

村) もしとれなかった場合小沢さんどうしますか? 

小) この選挙はね、最大のチャンスであると同時に最後のチャンス。
ここで野党を国民が選ばなかったとしたら当分の間、民主主義は定着しないでしょう。
ですから我々が過半数を取れない、今のおかしな政治を変えられないとすれば、私が代表を務めている意味はないということですから。

村) 代表を辞めるということですか?  
      
小) (間)意味がないっていうこと。そうでしょ?野党の代表長々やって手も意味ないでしょ?

村) どうもありがとうございました

小) はい、ありがとうございました。

※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月18日

村尾×グッドウィル・折口会長

<2007年6月8日放送>
村尾(以下「村」) グッドウィルグループについてコムスンとはどういう存在なんでしょうか?
折口(以下「折」) 社会貢献事業です。

村) 介護にとって一番大切なものは何なのでしょうか?

折) 思い入れだと思います。

村) 不正申請が数多く出てきました。
これは折口さんが今言われた思い入れだとか信頼だとか、
これを裏切る重大な行為だと思うんですが。

折) 思い入れをもち 志を持って介護してまいりましたしこれからもそれは変わらないです。
それには一点の曇りもございません。
ですが具体的に管理能力がなかったり事務処理能力がなかった。
そのような技術能力不足が結果的な不正になってしまったと思っております。
決して悪意があるとか何か利得を図ろうとか
そういうことは決してなかったことをご理解いただきたいと思います。

村) ということは折口さんは現場でそういう行為があったことは今まで知らなかったんですか?

折) 知りませんでした。

村) 知らなかった。

折) はい。去年の12月末の新聞の記事ではじめてそういうことがあると気づきました。

村) 事業所廃止、不正が発覚した事業所に対してどんどん廃止をしていった。
これを折口さんが知ったのはいつ?

折) これは社長から報告を受けて知りました。

村) 社長は事前に折口会長に相談したわけで折口さんはその時に了承したということは同罪だと思うのですがいかがでしょうか?

折) これ(相談)は事前ではございません。

村) 事前ではない。

折) (廃止)しますから、というときは(事業所廃止を)やっておりました。
進行形の中ですでに行っているものもあり、これからもしますということでそれを受けたという形。

村) ということは事前に相談をうけたものもあると言うことは社長はその責任をとって辞任された。
折口社長も同罪だと思いますけれども辞任する考えはありますか?

折) その後のことについて止めなかった事に関しては間違っていたと思います。
一方高齢者が介護出来なくなることは絶対に避けなくてはならないことでしたので
その苦渋の選択といいますかその中で、適法ではあるという中で・・
お客様の介護を継続できなくなることは避けなくてはいけないという社長の強い説得というか、
実行、これについて私は了承せざるを得なかったと思っております。
もちろん私もグループの最高責任者として重い責任を負っていると思います。
ですが私が辞任しますと事実上全ての事業がこの先うまくいかなくなる可能性が
大変高くなりますので、それ(辞任)もすることができないという中で私はそれ(辞任)ができない
状況でございます。

村) 今折口さんは、私が辞めると全ての事業が行き詰まるとおっしゃいましたが
ということは現場に実務を任せていたということと矛盾すると思うんですね。
やっぱり折口さんが自分の理念を言い現場に浸透させたというのは現場の実態を
よく把握していないとそういうことはできないし、だからこそ今折口さんは、
私が辞めると全部が行き詰まってしまうととらえたんですが先ほどの話とちょっと矛盾を感じるんですが。

折) あのー、全部が上手く今後経営が出来なくなるという意味ですので日々のことが出来なくなるという意味ではなく今後のグループ経営の全体がうまくいかなくなるということですね。

村) いずれにせよ、事業廃止については事前に知っていたところもあった。
了承したということですね。

折) すでに実行された後に報告は受けておりますけれどもその後もするということが残っていた中で聞いているところでございます。

村) 次にグループ内の日本シルバーサービスに事業を譲渡すると考えた理由について教えてください。

折) これはコムスンが事業継続ができないと思った瞬間にお客様と従業員は混乱状態に陥りました。
それを直ちに、安定な状態にさせないとならないという責任を果たす義務がありました。
直ちにセーフティーネットを張ってお客様の不安をなくすとそれに関しては一日も待てないということでしたので即日夜、そのことを発表いたしました。
決してグループの中にコムスンを温存して利得行為を図るという邪心は一切ございません。
お客様の介護を継続すると言うことのみです。
一端移した後にその他に移せるというセーフティーネットを張った後に
色々な選択肢を考えると言うことに関しては可能なんですけど
それがない中で状態を置いておくのは大混乱になりますので
それを防ぐためです。

村) 今折口さんは直ちにセーフティーネットを張った方がいいとおっしゃった。
ではどうして直ちに折口さん自ら記者会見をしなかったんですか?

折) それは、発表は私どもの考えで行いました。
厚生労働省の御了解を頂いたわけではございませんので、もしその後の中でそれができないと明らかになったとき記者会見をしてもその後のことが定かでない状態だと不安状況は変わらないので厚生労働省の考えが出た後で直ちに記者発表をするということで本日になりました。

村) 私が折口さんだったら直ちに自ら記者会見してなおこの話については厚生労働省とはまだ協議していませんのでこの私の考え、セーフティーネットを張るという考えを直ちに厚生労働省に説明してきますと。私だったらそういいますけれども。
先ほどの趣旨、今まで記者会見に出てこなかったのは大きなギャップがあると思うんです。

折) 今結果から思いますと、すぐ記者会見するべきだったと思っております。
反省いたしております。

村) 折口さんは、利用者の方と事業員を救うためとおっしゃいましたがそうであれば自治体・他の事業者が受け皿作りを整備したときには積極的にこれを他のグループにも譲渡していくと考えてもいい?

折) 厚労省がそのような見解を今持っておりますのでお客様が不安なく従業員の雇用も問題なく引き継がれていくのであればそちらのほうを優先して考えていくことになります。

村) 6万5千人の利用者と従業員が円滑に移行した暁は折口さん辞任する考えはあるんですか?

折) それはございません。

村) もう一度その理由をお聞かせ願いますか?

折) それはグッドウィルグループ全体の経営にとって、
私がいないと経営が全体の経営が上手くできないという状況があるからです。

村) 折口さんの本にも志という言葉が何回も出てきます。
それと社会貢献ということも今おっしゃいました。
思い入れだとかもありました。
今回の一連の出来事、社会に対して裏切り行為を働いたと思います。
潔く辞任すればいいと思いますが、そういう考えがないのならそれを上回って何があるんでしょうか。

折) はい。私は志を持って理念を持って経営をしていることに変わりはございません。
決して悪意もございません。ですが結果的にご迷惑をおかけしたことまた混乱を招いたこと。
実施能力のない部分に置いてそういう結果になったことを大変申し訳なく思っております。
今後そういうことにつきまして全力で改善して、そういうことが起こらぬように全力で努力していきたいと思っております。

村) これからもどんどんコムスンに関する事実は明らかになっていくと思いますが、
今述べられた折口さんの言葉、真実ですか?

折) はい、真実です。

※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月17日

村尾×中村修二

<2007年1月4日放送>
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ノーベル物理学賞。その名誉ある賞に最も近いと言われ続けている日本人がいる。
彼は今、アメリカ・カリフォルニア大学工学部の教授。
21世紀中には不可能とされていた青色発光ダイオードの発明者・中村修二だ。
その中村に・・・村尾が迫る。
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村尾(以下「村」) 中村さん、この青色の光に囲まれてどんなご気分?
中村(以下「中」) 嬉しいですね、自分が発明した製品に囲まれて、嬉しいですね。
村) 一生懸命やる原動力っているのはなんですか?
中) エネルギーが怒りでして。怒りを仕事のエネルギーにしてましてですね。
村) 会社に対する怒りみたいなものがあったんですか?
中) 会社や上司やいろいろ、サラリーマンだと皆そうだと思いますけど。
ハッピーだったら仕事出来にくいんですよ。
むしろ、虐げらて怒りがあるときの方がすごいエネルギーですよね。


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中村が日本社会に衝撃を与えたのは、彼が起こした裁判だった。
中村の大発明に、勤めていた徳島の会社は2万円しか支払わなかった。
それに対し東京地裁では、200億円を支払うよう、驚きの判決が出たのだ。
中村 「私がいうのもおかしいですけどこの発明、LEDの発明は100年に一度の発明だと思うんです。」
そもそもすべての色は「赤」「緑」「青」という三つの組み合わせで出来ている。
しかし青色だけがなかなか作り出せないでいた。
世界中がその研究を競う中、発明したのが中村だった。
青さえ出来れば、三原色を組み合わせてすべての色が映し出せる。
3つの色が揃って、初めてカラフルな映像が出来るようになった。
街角の巨大モニターなど、世界中の景色が中村の発明で変わった。
しかしサラリーマン研究者だった中村。
徳島の会社に勤めた最初の十年は、失敗と苦難の連続だった。
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中) お金のない田舎の企業で朝から晩まで興味のない
ガス溶接やってましたから当時は夢も希望もなかったですよ。
10年目にきれましてですね、最後辞めてやると。好きなことやってから辞めようと。
それが青色発光ダイオードだった。研究はギャンブルなんですよ。
私の場合だったら青色発光ダイオードの時、材料は二つあったんですよ。
窒化カリウムとセレン化亜鉛と。当時みんなセレン化亜鉛で青色作った。
私は窒化カリウムを選んだ。これはみんなやってなかった。ギャンブルしたんですよ。
村) リスクを恐れない挑戦する心と何年間の努力、これのミックスなんですかね。

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努力と挑戦で、手に入れた大発明。
中村はその成果を高く評価され現在、アメリカ・カリフォルニア大学で教授として
LEDの研究を進める。研究室の動向は、世界中から注目を集めている。
学生 「形態もかなりいいんです。」
中村 「そうなんだ、そりゃぁいい。」
中村は成果をストレートに評価するアメリカ型社会に日本も変わるべきだという。
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村) 中村さんのような優秀な人はアメリカの暮らしはいいなと思う一方で
今度は弱者の人ですよね。
飛び出して行ける人はいいんだけど、ちょっとと思う人にはきつい社会だと思うんですけどね。
中) 確かにアメリカは出来ない人はどんどん下がりますけどね。
弱者の人もみんな元気いいですよ。
みんなにチャンスを与えてるんですよ。日本は大学入試がガンなんですよ。
アメリカは社会人になっても・・・ 大学にどんどん来なさいよ、その代わり卒業大変ですよって。
でも日本は大学戻れないんですよ。巨大なウルトラクイズが待ってますからね。
誰もあんな変なウルトラクイズしたくないでしょう。出来ないでしょ。
今度安倍さん、どういう教育改革するか、多分小手先だと思いますけど。
これ大学受験を廃止したら本命のガンのけますよ。


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日本の大学受験はハードルが高すぎて社会人の再チャレンジを難しくしているというのだ。
この中村の意外な素顔とは・・・。
青色発光ダイオードの発明者・中村修二は日本の教育改革を強く訴える。
では彼はどんな少年時代を送ったのか?故郷を訪ねた。
幼なじみ 「裏山で木に登ったり山に登ったりチャンバラごっこして遊んでました。」
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中) 隠れ家とかあと洞窟探検とかですね。
いつも親から勉強せって怒られるばっかりで、勉強せずに、帰ったら即、
ランドセル捨てて遊びに行ってましたよね。
村) 例えば、通信簿なんてどんな数字が並んでました?
中) やっぱり2と3がほとんどですよね。ただね数学は好きでね、
深く解くのは好きだったんですよ。


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成績は悪かったが、好きな数学だけは5だった。
中村は、自分の実体験から日本の教育について
もっと徹底して好きなことに打ち込ませるべきだという。
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中) 中学、高校、小学校の先生に、教育とは何かって、聞いてください。
みなさん言うのは、個性を見つけて、個性を伸ばすこと。しかし、日本の先生方はそれが出来ない。
それやってると窓際に飛ばされるんですよ。
例えば、小学生くらいで、この子は芸術の才能があるなと。そればっかりやらせようとするんですよ。
親が怒るんですよ。
うちの子は東大医学部行くんですよ。なんで絵を描かせている。
芸術が好きな子にね、五科目やったらね、勉強大嫌いになりますよ。
ニートになっちゃいますよ。
村) 日本はかつてジャパンアズナンバーワンとか言われて経済大国でした。
今やアメリカもそうだしヨーロッパなんかもアジアというと中国を向き始めている。
そういう中で喝をいれてほしいんですが。
中) 戦後、養殖鮎教育でね、養殖が大量に作られたんですよ。
経済大国になって腹一杯になったんですよ。天然あゆ教育にしてほしいんですよ。
個性ある人を育てる教育システムが大事なんですよ。


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一律に育てる養殖あゆ教育から、個性を伸ばす天然あゆ教育へ。
そして、好きなことができる社会へ。中村は、最後、こう問いかけた。
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中) やっている仕事が自分の好きな仕事かどうか考えてほしいですよね。
日本のサラリーマンの方、ほとんどが高校の偏差値で仕事してるんですよ。
自分の好きや嫌いじゃないんですよ。
全て偏差値で大学が決まってですね、今の本当に好きな仕事をしている人は0.0000何%ですよ。
好きなことを見つけてやってほしいですね。

※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月16日

村尾×孔枝泳×蓮池 薫

<2007年5月30日放送>
孔枝泳(以下「孔」) お招きいただいてありがとうございます。
蓮池(以下「蓮」) 遠くからようこそおいでになりました。
孔) 暑いですね。
蓮) このところずっと暑いです。座りましょうか。
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流ちょうな韓国語で女性と話す蓮池薫さん。
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蓮) 日本には良く来られるんですか?
孔) はい、何度も来ていますよ。
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蓮池さんとにこやかに話す女性は、明日出版される小説、
「私たちの幸せな時間」を執筆した孔枝泳(コンジヨン)さん(44)。
作品は韓国で100万部の売り上げを記録。
韓国の女性から絶大な支持を得るベストセラー作家だ。
「私たちの幸せな時間」は韓国で映画化され、大ヒット。
自殺願望を持つ女性が殺人を犯した死刑囚と出会いひかれあう、
愛と苦悩を描いた物語だ。
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村尾(以下「村」) きょうはお忙しい所ありがとうございました。


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原作者の孔さんが来日。
蓮池さんと共に日本テレビの単独インタビューに応じた。
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村) 孔さん、「私たちの幸せな時間」私も読ませていただきましたが、
今回この本を書く動機を教えてください。
孔) ある日、23人が死刑になったというニュースを聞いた時、
自分が感じている幸せは本当の幸せなのかという大きな疑問を感じたのです。
この小説を書くために死刑囚に毎週一度会いに行ったのですが
凶悪な人間がボランティア達の愛情によって
変わっていく姿を見たとき私は人を信頼できるようになったし
愛でしか人を人らしくできないと確信を持ち、それで小説を書くきっかけとなったのです。
村) 翻訳するきっかけは蓮池さんにとってはどうだったんですか?
蓮) 人が人を思いやり人が愛し合い、愛っていいますか、
そういうものがなければ根本的な解決につながっていかないということを
この(本の)中で訴えていらっしゃるように思って、
それはもちろん韓国の問題であり日本の問題であるのかなと。
是非訳したいと思いました。
  

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蓮池さんが翻訳したこの小説。
「彼と私の面会は、一回一回がいつも最後の面会だ。
死刑はいつ執行されるかわからない。」
と、死刑囚と面会を続ける女性の気持ちが綴られている。
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村) (小説のタイトルの)幸せな時間というと、
この(作品の)主人公は刑務所の面会の時間が
幸せな時間とあったんですが今、孔さんの幸せな時間とは?
孔) 私は今この瞬間です。
村) なるほど、蓮池さんは?
蓮) もちろん私が本当に幸せだっていう段階じゃないと思いますし、
まだ(拉致問題は)解決されてないわけだけど
私としてはこうして仕事ができて子供育てて平凡な生活が
何よりもありがたいし、嬉しいし幸せ。
村) お子さんも元気で?
蓮) ありがとうございます。おかげで元気でやってます。
  

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現在、妻・祐木子さん(51)は地元柏崎市の保育園に勤務。
長女・重代(25)さんは、新潟の大学院に進学。
そして、長男・克也さん(22)は東京で一人暮らしをして大学に通っている。
朝3時頃に起きて、出勤前の時間を翻訳に充てているという蓮池さん。
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村) 今は翻訳を中心とした生活に?
蓮) 週に二日は大学に、あと朝の時間と土日は翻訳をしている。
村) 韓国語と朝鮮語は翻訳するときに困難はあるんですか?
ぼくらが東京で話す言葉と東北弁とちがうような。
蓮) 根本的に差はございません。
ちょっと言葉が少し違うので(北の言葉が)ダサイと冷やかされるぐらいの(笑)
単語が少し違ったり表現が少し違ったり
結構おもしろがって下さるんでこれからも時々使おうかな(笑)。
村) 私は実は蓮池さんより2歳年上で同じ世代なんですけど
私も学生時代と比べて相当今の日本の世の中変わってると思うんです。
蓮池さん北朝鮮におられた時に日本の事情は大体把握されてたんですか?
蓮) もちろん大きな流れはある程度は知っていました。
詳しいことはわかりませんけれど。
村) それは翻訳を通じて?
蓮) 向こうのメディアでも日本の良いことは出ませんけど(笑)
悪いことは・・。
村) 日本の良いところは出さずに悪いことは出すわけですか?
蓮) もちろん出ますよ。
ですから韓国についてもいい所は出ないですけど。(笑)


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蓮池さんの境遇について孔さんはこう語った。
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孔) とても胸が痛みました。とてもです。
蓮池さんに会ってずっと拉致について切り出すことができませんでした。
しかし、お酒の力を借りて
「同じ民族の韓国人として拉致問題を本当に申し訳なく思う」
とお話ししたんです。
すると蓮池さんが
「どうして韓国人は私に会うたび『申し訳ない』と言うのですか。
拉致は韓国人が犯したことではなくて、一部の北朝鮮の政治家が行ったことだし、
自分は今とても楽しく暮らしている」
とお話になってとてもびっくりしたし尊敬できる方だと思いました。
村) 政府のレベルや民間レベルでこの問題の解決に向けて提案はありますか?
蓮) 私なりに考えは持っています。どういう風にしたらいいか
実際やらせてもらっているしただそれは表に出せない。今の段階では。
私が主張したときに向こうに残されている方々にどういう影響があるか、
無事に帰ってこれるかどうかそこを私は考えているんで、
全てを考えて言わせていただいている。


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救出されない人たちの事を考え慎重に言葉を選びながら答えた蓮池さん。
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村) これからも孔先生はじめ韓国の小説の翻訳だとか?
蓮) 日韓の関係にいいもの(作品)だったら分野を選ばずやりたいんですけども
やっぱり小説は魅力がありますしその中でも孔先生の小説はとても魅力があるし、
是非翻訳させていただきたいなとこの場でお願いしたいと思うんですけど。(笑)
孔) 私もこれから一生懸命小説を書いて蓮池さんを通じ
日本の読者に伝えていただければとても嬉しいです。
蓮池さんとは仕事以外でもよいお友達でいたいですね。


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蓮池さんは最後に今後についてこう語った。
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蓮) 私は自分で今やれることをやって行くことに関心を持って、
前から言ってますけども独り立ちというか独立して頑張っていこうという
気持ちを大事に生きていきたい。

※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。

2008年01月15日

村尾×渡辺喜美行革担当大臣

<2007年3月27日放送>
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「天下り」斡旋の全面禁止を打ち出している渡辺大臣。しかし・・・。
“天下りはいけないとか表面的な議論でこの国の設計が出来る人材が集められるのか” 
与党内からも批判が噴出!? 
早くも「骨抜き」改革に終わるとの声も。
果たして渡辺大臣は有効な改革を打ち出せるのか?村尾が聞いた。
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村尾(以下「村」) 人材バンクというものを通して一括してやって企業から要求を受けて今1年間に7000人の方が就職しているがこれが人材バンクを通すことになるんですね。

渡辺行革大臣(以下「渡」) 今やってるのは人事でやってる、そこが問題。
早い話が公益法人に天下って何年かしたら天下って、民間に行くという形これはだめよと。
人事じゃなくて再就職でやりますというのを今回は明確にしてます。

村) 私が素朴に思う疑問は7000人もの大量の人を本当に人材バンクが一括して対応できるのか。

渡) 徹底してこの人材バンクを機能するように仕組むんです!

村) これは具体的な案はあるんですか?

渡) これから作ります。これから作ります。国民サイドからみるとどうも、そうみえちゃう斡旋にかえて、政府が責任もって、第二の能力開花を支援しますよということをやるわけですから。

村) 今も人材バンクはあるが、実績が7年間で、一人しか就職できなかった。
私なんかしんぱいになるんですが、本当に、具体的に同するのか。
数千に規模なのにさばけるのか。

渡) それはだめです!!もうとにかく機能する人材バンクにします。
今までは省庁再編もやってきた。政治改革も行政改革もやってきました。
なーんでこの年功序列や各省なわばり主義の岩盤が崩れないんだ!!
それはまさしく、車のモデルチェンジをやってきたが、その車を動かすエンジンが旧式ポンコツなんす!だからなにも変わらない!だからエンジンを取り替えちゃおうってのが公務員制度改革なんです。

村) こんど取り替えるエンジンが本当に車が動くのかどうか、私は今の説明を聞いても得心がいかない。結局これは参議院選挙目当ての・・

渡) 違う違う!!!

村) 参議院選挙が終わったらまあここは名は取ったから・・

渡) 違う違う、それは・・それは全然違う!全く違う!!

村) この時点で7000人がどう民間に流れていくのかって具体的な案が見えてこない。

渡) これはね、村尾さんね!公務員制度って歴史振り返ってみてください。
これ言い出したの私が初めてじゃないんですよ。
だから私は歴史をふまえてまず出来るところからやろうと。

村) 大臣のできることからやるということは高く評価するが定年制の問題、年金の問題、給与の問題、色んな問題がある。いっぺんにワンセットでやらないと。

渡) 我々はなんでこの二つからやるか。能力実績主義と天下り規制からやるかというと、まさに霞ヶ関の二大弊害。まずこの2つにメスをいれようと。

村) そもそも省庁から出るために民間企業をお世話するなんて事自体、贅沢じゃないかって声も・・・・

渡) 村尾さんね、頭古い!!いいですか!何度も言いますがこれは肩たたきようの支援じゃない。
人事として肩たたきするスキームじゃない!
例えば30歳くらいで民間に行きたいって人がいてもいいじゃないですか!

村) 官民交流の場なんですね?

渡) そうなんです!!がらっと霞ヶ関のカルチャーを変えちゃおうということを考えてるわけですから。


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将来的には「新人材バンク」を官民交流の場にしたいと話す渡辺大臣。
安倍総理は、きょう新人材バンクを早急に立ち上げ、設置後3年以内に一元化する方針を示した。
しかしこの「新人材バンク」構想には財務省・警察庁・金融庁・経済産業省などが早速、異論を唱えているという。
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村) 2つから先行するにしても、残りの《改革》も決して手を緩めずに来年の通常国会に全部出すって勢いでやらないと。

渡) その通りなので全体改革の像もできるだけ早く作りたいと思ってます。


※敬称略

注)役職・内容等は対談当時のものです。