2013年04月08日

イチメン 2013年4月8日 中国の鳥インフルエンザ

ZEROでも連日お伝えしている中国の「鳥インフルエンザ」。
今日のイチメンは鳥インフルエンザを
「正しく恐れる」ために必要な基礎知識をお伝えします。


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鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐため、
きのう上海市の公園でハトを捕獲する職員。

中国では今日も、
ニワトリやハトから検出されたインフルエンザウイルスに感染した人が報告され、
これで感染者は24人、
そのうち7人が亡くなっています。

感染が相次いでいる背景には中国ならではの事情があるといいます。


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上海の街中を歩き回るニワトリ。
街の至る所で見られました。
こうしたヒトに近いところで鳥を飼っている中国。


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市場では生きたままの鳥を購入し、その場でさばいてもらうことも。
市場の中でウイルスが飛び散ると、感染のリスクがあるといいます。


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中国はいま鳥の処分や検査態勢の強化など対応に追われています。

そもそもウイルスはどこからやってくるのでしょうか。
ひとつの可能性として考えられるのが「渡り鳥」です。

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インフルエンザウイルスが住み着くのは
元々はカモなどの水鳥でした。
ロシアのシベリアなどに多く生息しています。

この水鳥が渡り鳥として中国に飛来します。
そこでニワトリや豚といった家畜に感染を繰り返すうちに、
鳥のウイルスだったものがヒトにも感染しうるタイプに変異することがあります。
この変異が中国で起きたと考えられます。

ではどのような場合に鳥からヒトに感染するおそれがあるのか整理します。

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いずれの場合もごくまれなのですが
専門家によると感染した鳥の羽や舞い上がったふんを吸い込んだり、
生の肉を触った手を介して鼻や口から入った場合に
かかることがあるといいます。
 
また中国で生肉を食べることは勧められないといいます。
ただ十分に加熱調理すればウイルスは死滅するとされています。

ではこのウイルスが日本に上陸する可能性はあるのでしょうか。
3つのケースが考えられます。

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ひとつは感染した渡り鳥が日本にも飛来してくる場合。
そして鳥の生肉が中国から輸入される場合。
さらには衣服や靴にウイルスが付着しているヒトが中国から日本に入国した場合です。 

農林水産省は、今は渡り鳥のシーズンなので監視を強化しているといいます。
中国からの鳥の生肉の輸入は9年ほど前からすでに停止されています。
入国者に関しても靴底の消毒などをすでに行っています。

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今回のウイルスは今のところ鳥からヒトへの感染までしか確認されていません。
しかしウイルスの変異によってヒトからヒトへの感染が起こらない保証は
どこにもないといいます。

引き続き鳥インフルエンザの情報には
注意を払う必要がありそうです。

投稿者:櫻井翔