2013年05月06日

イチメン 2013年5月6日 富士山に「入山料」!?

先週、「人類の宝」と言われている
世界遺産に登録されることが決定的となった富士山。
嬉しいニュースなのですがこの先
富士登山が「有料」になるかもしれないというのです。


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これは去年の夏の富士山山頂付近の様子です。
富士山の本格的な登山は7月からですが
山頂付近の山小屋によると今年は世界遺産効果か
例年より1か月早くこの夏の予約が入っているといいます。

盛り上がる富士山ですが
なぜ登山の有料化が検討されているのでしょうか。

去年の夏。
多くの登山者が富士山の山頂を目指しました。

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登山道はこのように登山者の大行列ができていました。

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「御来光」を見るため、お盆などには
1日1万人もの登山者が集中するといいます。


実はいま富士山は登山者が多すぎて
自然に悪い影響を与えているといいます。


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去年の登山者数は30万人を超えていて
世界遺産に登録されることで今後この数は
さらに増えることが予想されます。

登山者が増えすぎると…
①ゴミの増加
②ゴミ処理やトイレの維持にかかる費用がふくらむ
③登山道が荒れて斜面が崩れる原因になる
こうした問題につながると言われています。 


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そのため富士山のある静岡と山梨
両県の知事が導入を検討しているのが
「入山料」です。

山に入る人からある程度のお金を取ることで
環境保全を図るとともに
登山者の数を抑えようというものです。

現在はまだ検討段階の入山料。
登山者の理解を得られるのでしょうか。


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こんなアンケートがあります。
環境保全のための協力金を登山者からもらう制度に
賛成か反対か聞いたところ
金額が100円から1000円の範囲であれば
「賛成」が6割を超え、「反対」を大きく上回る結果となりました。

実はすでに入山料を集めている世界遺産もあります。


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20年前に世界自然遺産に登録された鹿児島県の屋久島は
主に登山者から募金という形で一口500円を集めています。
しかし任意であるため回収率は4割にとどまっています。
地元では登山者全員に払ってもらえるような方法も
模索しているということです。


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一方、「料金」ではなく
別の方法を取り入れている世界遺産もあります。
2年前に世界自然遺産になった小笠原諸島の南島です。
自然を保護する目的で1日に島を訪れる人数を
100人に「限定」しています。

富士山でも入山者の数を
制限すべきではないかという意見も地元からは出ています。
 
入山料については
早ければ今年の夏に試験導入するという案もあって
今後、議論が急ピッチで進みそうです。

投稿者:櫻井翔