櫻井翔 イチメン!

2013年08月19日

アメダスって?

日本列島では猛暑に大雨、対照的な天気が続いています。

本日から登場したこの「ボタン」。
2013081901.jpg

きょう、東京駅の東海道線ホームに、そのボタンはありました。
20130819-2.jpg


電車のドアの開閉を乗客が自ら行う方式がきょうから導入されました。
20130819-4.jpg

開いているドアから熱気が入り込み
冷房の効きが悪くなるのを防ぐためです。

乗客
「意外と閉め忘れとか多そうだな。夏とか暑そうなので]
「省エネに関しては賛成なのでいいと思います」

導入されたのは東海道線の始発となる東京駅、品川駅で
始発から午後3時まで。
(一部の車両では自動のまま)
小田原駅、熱海駅さらに、伊東線の伊東駅では
終日になります。

20130819-5.jpg
一方、水不足も深刻です。

四国のみずがめである高知県の早明浦ダム。

ダムの貯水率が3分の1を切り、
4年ぶりにかつての役場が姿を見せました。
20130819-6.jpg

香川県では
用水への供給を50%カットする
第三次取水制限を4年ぶりに開始。

まだ一般家庭に影響は出ていませんが
今後もまとまった雨は期待できず、
さらなる貯水率の低下が予想されています。

20130819-7.jpg
上のグラフは、19日時点で、48時間で降った雨の量です。
東北や北海道の一部では、記録的な雨量を観測しました。

一方、下のグラフは19日の最高気温で色分けしたモノです。
きょうは、全国228地点で
気温が35℃を上回る「猛暑日」を記録しました。

この雨の量も、気温も両方とも気象庁の観測システム
「アメダス」のデータを元に作られています。

その観測はどうやって行われているのか。
まずは、この筒状の計測器。
20130819-8.jpg

この天びんのような形をしたもので雨の量をはかるといいます。

ししおどしのような感じになっていて、
雨が降って、一方のマスに0点5ミリ(雨が)たまると、反対側に傾きます。
また反対側に0点5ミリたまると、傾く。
これが2回で、1ミリの雨が降ったということになります。

これは、同じ形の模型で再現した様子。
2013081910.jpg
私たちが普段耳にする降水量は、
ししおどしの原理を使ったこの装置が傾いた回数をもとに算出されていたのです。

続いては、温度と湿度。
ステンレス製の筒の中に温度計、湿度計が入っています。
2013081911.jpg

電動のファンで外気を取り入れて、気温を計測しています。

このような施設の設置には、様々な条件があるといいます。
雨量計については、下がコンクリートだと、
大雨が降った場合雨粒が跳ね返って、
違ったデータの観測になってしまうので、
より自然に近い環境で観測するために、
周辺には、芝生が敷き詰めてられているのです。
2013081912.jpg

アメダスの施設は日本全国に
有人、無人あわせておよそ1300か所設置されています。

2013081913.jpg
降水量はもちろん、
風向き、風速、気温、日照時間などが気象庁に集められ、
災害を防止する「警報」や「注意報」の発表など
私たちの命を守るために重要な役割を果たしています。

さらに、たとえばコンビニでは「お弁当」や「飲み物」の発注の目安に。

レジャー施設では「客足予想」に使われるなど、
身近なところでも活躍しているんです。
まだまだ、局地的な大雨や
猛暑による熱中症には十分な警戒が必要です。

投稿者:櫻井翔

2013年08月12日

水不足で取水制限

全国的に「記録的な猛暑」となりました。

2013081201.jpg
きょう国内の観測史上、最も高い気温を記録したのは
高知県・四万十市です。

気温は41.0度。
6年前に埼玉県・熊谷市や岐阜県・多治見市で記録した
40.9度を0.1度、上回りました。

四万十市を取材しました

高知県四万十市。
四万十川では涼を求めてカヌーを楽しむ人や水遊びをする人の姿が。

Q:四万十川に入った気分は?
旅行客「気持ちいいです、水温が温かくて...」

2013081204.jpg

きのうまで2日連続で40度以上を記録していた四万十市江川崎。
きょう、日本の観測史上、1位となる41.0度を記録しました。

「いいです、暑くなくて」
Q:日本一はいらない?
「いらないですね」

四万十市の消防署では...。
2013081202.jpg
 熱中症の危険が特に高くなっています」

熱中症への注意喚起を続けていました。

2013081203.jpg


熱中症への警戒が必要ですが
「水不足」も心配されています。

2013081205.jpg
四国の水がめといわれる早明浦ダム。

一部で岩肌がむき出しになっていますが
平年79.5%の貯水率は50%を切ってしまいました。

実はこの早明浦ダムに水道水のおよそ半分を頼っている香川県。

このため早明浦ダムから取る水の量を35%減らす
「取水制限」を行っています。

市民は水不足にどう備えているのでしょうか?

2013081206.jpg
「うどん県」を自負する香川県。
県内でも人気のうどん店を訪ねました。
麺はもちろん自家製。
うどん作りのカギを握るのは実は「大量の水」です。
うどんを均一にゆであげるためには
湯の温度を一定に保つ必要があるため
蛇口の水は基本、出しっぱなし。
ゆでたあとも大量の冷水で一気にシメることで
強いコシが生まれるといいます。

店の看板娘・るみばあちゃんです。

るみばあちゃんこと
池上製麺所 池上瑠美子さん(81)
「うどんをきれいに洗わないといけないから
2013081207.jpg

やはり心配なのは「水」です。
そしてある場所へ案内してくれました。

「ここです、井戸なんです」
2013081208.jpg 
店の看板の下に隠れていたのは井戸です。
水道水と合わせて井戸水も使っているといいます。

2013081209.jpg
一方、トイレの水道の蛇口をテープでぐるぐる巻きにする職員。
香川県は本庁舎内のトイレの蛇口70カ所を今日から使用できなくしました。
これによって本庁舎で使う水のおよそ3割の節水をめざすといいます。

高松市内ではダムから引く水を減らすだけでなく
一般家庭などに送り届ける水にも制限をかけています。

それでも生活にはほとんど影響はないといいますが...。

「この辺りまでです」

2013081210.jpg
こちらの家では普段よりお風呂に張る水を少なくしているといいます。

「たった40リットルですけどちょっと気が引けたから」

またこちらの家庭では。

2013081211.jpg
 大事な水ですからね少しでも無駄が出ないようにね」

自ら家庭に取り込む水の量を減らすなど
各自、節水の努力をしていました。

実は水不足が心配されるのは四国だけではありません。

2013081212.jpg 
たびたびゲリラ豪雨に見舞われる関東地方ですが
ダムのある山間部ではまとまった雨が降らず
利根川上流にある8つのダムの平均貯水率は
60.8%まで下がっています。
 
このため東京や千葉など1都5県でも
「取水制限」が続いています。

東京で使われる水のおよそ7割は
一般家庭が占めているといいます。

日頃から節水を心がけることが必要です。

投稿者:櫻井翔