放送内容

HATENAVI

2013/04/09 放送
気がつけば・・・ムーミン

気がつけば・・・ムーミン

気がつけば・・・ムーミン

なぜいま、大人の女性を中心に「ムーミン」が人気なのか?
その理由を徹底調査!

NO1ゆるキャラ「くまもん」にも共通する「ムーミン」人気の意外なヒミツとは!?

気がつけば・・・「ムーミン」。
なぜ、今「ムーミン」が子どもではなく、大人の女性に人気なのか?そのハテナをナビゲート。

取材を進めると・・・
ムーミングッズを持っている女性を発見!

ムーミンバッグや、ムーミンの手帳、さらにはムーミンのiPhoneケースなどムーミン・グッズを持っている女性が多く見られました。
そもそも「ムーミン」とは、フィンランドの童話を原作に1970年代~90年代前半まで日本で放送されていたアニメ。
森の妖精ムーミン一家が暮らすムーミン谷の日常を描いていて、個性的なキャラクターが数多く登場。
子どもたちを中心に人気なりました。

現在、連日1時間待ちの行列ができるほど人気になっている「ムーミン・カフェ」。
アニメにも登場するムーミンママのパンーケーキなどが食べれるだけでなく、ムーミンと相席することもできるんです!

さらに、去年12月にオープンしたばかりの公式グッズを取り扱う「ムーミンショップ」も大人の女性を中心に人気になっています!!
では、なぜいま大人の女性を中心に、これほどムーミン人気が高まっているのでしょうか?

ムーミン人気の理由その1
“王道ではないツウな感じ”に惹かれる女性が多いんです。
中でも人気のキャラクターが、憎たらしい口調が特徴の女の子「ミイ」と、孤独を愛する旅人「スナフキン」です。

実際、この2人のキャラクターグッズは、「ムーミン」と並ぶほどの品揃えで大人気となっています。

一方で、家具や雑貨を中心とした北欧ブームをきっかけに、改めてムーミンの魅力に気づく人が増えていたんです。

ムーミン人気の理由その2
北欧ブームをきっかけに、ムーミンがカワイイだけでなく、「オシャレ」になったというイメージの変化です。


ところで「ムーミン・ショップ」を取材していると、あることを発見!

グッズにデザインされているムーミンのイラストがアニメのムーミンと違って少し不気味なんですが、実はムーミンの原画なんです!
ZIP!はフィンランドで1945年に発売されたムーミンの原作本を入手!
中を見てみると、なんと、鼻の長いホラーテイストのムーミンです。
アニメのイラストと比較してみると原画は不気味な感じがしました。

他にも例えば人気キャラクターも同様なのですが、実はココに人気のヒミツがあったんです。

「原画」の「ムーミン」が持つ、不気味さや「かわいさ」を狙っていない感じが逆に魅力的だと言うんです。

キャラクター研究家の犬山さんによると、これは、今のゆるキャラブームにも共通することなんだそうです。

ムーミン人気の理由その3
「女性のカワイイに対する価値観の多様化」です。

とぼけた顔と暴走キャラのギャップが魅力のNO1ゆるキャラ「くまモン」をはじめ、いま“きもカワイイ”キャラが人気になっているように、ムーミンの原画を「カワイイ」と思う女性が増えているんです。

では、そんな高まる「ムーミン」人気を当のフィンランド人はどう思っているのでしょうか?

ということで、ZIP!が向かったのはフィンランド大使館。
参事官の方にお話を伺ったところ、実はムーミン人気に注目したフィンランド大使館は、「ムーミン外交」と称して、子供たちに絵本の読み聞かせをするなど、ムーミンを通じてフィンランドの良さを広める活動をしていました。