放送内容

HATENAVI

2014/07/08 放送
スプレー調味料の実力は?

スプレー調味料の実力は?

プレー調味料の人気の火付け役となったイタリア発の「トルーチ」は、レモンやバジルなど9種類のフレーバーで、味付けが簡単にできると大人気に。

普段の食卓には欠かせない調味料ですが、焼き魚に醤油をかけ過ぎてしまうなど適量以上に使ってしまうという人が多かったんです
また、醤油さしが液ダレして、テーブルが汚れるという意見も。

ドレッシングを普通に使うとかけ過ぎてしまうということが多いようですが、実際にスプレータイプを使っている人に聞いてみると、少ない量でまんべんなく味が広がるのでカロリーや塩分を抑えつつ、美味しく食べられるという声も多かったんです。
自分で作ったドレッシングをスプレー容器に入れて持ち歩いているという女性もいました。
食べながら自分好みの味にできることも女性の心を掴んでいるようです。

『少量で味がつく』『無駄にかけすぎなくて済む』
というのが人気の理由ですが、量が少ないと薄味になってしまわないのでしょうか?

そこでスプレー調味料を使ったことのない人たちを集めてある実験を行いました。
同じように調理された2つの焼き魚を用意して、最初は、普段通り醤油さしでかけて食べていただき、もう1つには、それと同じ味付けになるように、スプレーで醤油をかけてもらうというもの。

全員スプレー醤油の方が大幅に少ない量で同じ味付けに感じていました。
その理由は、スプレーの方が香りを強く感じたという人がほとんど。
では、実際どのくらい香りの差はあるのでしょうか?


味や香りの分析をしているこちらの会社で香りの強さをそれぞれ測ったところ、スプレーは噴霧するとすぐに香りが強くなっていることが分かりました。
この香りの差が味に関係していると東京農業大学・佐藤教授は言います。

そんなスプレー調味料ですが、実は料理の下準備にも使えると聞いて料理研究家の今別府さんを訪ねました。

使うのは、ごく普通の豚ロース肉。
下味をつけたら小麦粉、溶き卵でコーティングして、パン粉をまぶします。
ここまではよくある作り方ですが、ここで取り出したのがスプレータイプの醤油。
揚げる直前、両面に2~3プッシュずつ。
これはスプレーならではのワザです。
そのまま食べてみると、ほんのり醤油の味がして、衣もサクサク。何もかけなくても、本当においしかったんです。

さらに、ハテナビではオリジナルのスプレー調味料作りに挑戦!
先ほどの料理研究家・今別府さんと一緒にいくつかの調味料で試したところ、ある試作品ができました。
それは柚子胡椒!
作り方は簡単。
柚子胡椒に熱湯を注いで、よ~くかき混ぜます。
あとはそれを濾すだけ。

かなり色は薄くなってしまいましたがスプレーになった分、香りがとても刺激的に感じました。