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「第10話」

 借金がかさんだ満太郎の元に、信用金庫から“1週間以内に300万円を返済しないと店を差し押さえる”との連絡が入った。満太郎は、福(齋藤佳太)と楽(齋藤昌太)が小学校入学を控えていることもあり、店の売却を決意するが、これには幸(田島穂奈美)や子供たちが大反対。しかし、子供たちはもちろん満太郎ですら、そんな大金を用意することはできない。

 折も折、満太郎に大手の食品会社から、金満ラーメンをカップ麺化したい、との申し出があった。話がまとまった際の契約金は500万円。しかも、カップ麺が売れたら、更に金が入ってくる。灯や子供たちは半信半疑だったが、満太郎はもちろんこの話に飛びついた。

 何としても店を守りたい子供たちは、それぞれ必死になった。高校生と偽って、夜、工事現場で働く運(濱田岳)、辛い目に合いながらもクラスメイトを相手にバイトする幸、店にいっぱいお客を集めようと手作りのチラシを配る完(松崎駿司)――。満太郎に借金をしている西土居(石塚英彦)や、ひろみ(鈴木紗理奈)までが、金満ラーメンを救おうと金策に走った。

 まもなく、金満ラーメンのカップ麺を試食した満太郎は、その店が自分の店とはかなり違うことに気付いた。だが、何としても店を守りたい満太郎は、最大限の妥協をして、契約する決意を固める。

 そして、契約の日。食品会社に行った満太郎は、差し出された額面500万円の小切手を目の前にして、完成したカップ麺を試食した。ところが、このカップ麺は、以前に試食したものよりさらに味が変えられ、金満ラーメンとは似ても似つかない。節(浅野温子)や灯、子供たちとの味を巡る様々なシーンを思い出した満太郎は、考え抜いた揚句、契約をせずに席を立ってしまった。

 満太郎の報告を受けた灯は、少しばかり期待をしていたこともあり、ショックを隠せなかった。灯が金本家に来てから、借金は減るどころか逆に増えていたからだ。けなげにも明るく振舞う子供たちを見た灯は、居たたまれなくなり、それまでの恩返しのつもりで自分に生命保険を掛け、電車に飛び込もうとした。だが、物をつかめるようになった節にしがみつかれ、さらにお腹の子供に蹴られた灯は、自殺を断念せざるをえなかった。

 自分が金本家にいるべきではないと悟った灯は、みんなにお腹の子が満太郎の子ではないと告白し、家を飛び出して――。




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