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「第5話」

 早く子供たちに溶け込みたい灯は家事をこなしながら、児童心理の本を読んだり、積極的に話し掛けるようにしたりと一生懸命。

 そんな中、完に『うちのお母さん』というテーマで絵を書く宿題が出た。優しい完は、死んだ節か、それとも頑張る灯を描いたらいいのか分からず思い悩んで、運や幸に相談する。だが結論が出ず、完の悩みは解決しない。灯は、完を始め、運や幸が何かを隠していると気付くが、それが自分に関係しているとは思いもしなかった。

 まもなく、クラスの父兄の話から絵の宿題のことを知った灯は、完の悩みに気付き、「節さん描きゃいーじゃん」と軽くアドバイス。灯は、自分を母親と認めて欲しいと思いつつも、「私を描きなさい」といえるほど自信がなかったのだ。

 満太郎に相談しても答えが出ない完が、公園で西土居に出会った。西土居の笑顔を見て救われた思いの完。だが、この西土居も大変な悩みを抱えていた。

 実は、大好きな玲子の力になりたいと証券マンになった西土居は、玲子の金を運用したのだが、300万円の損失を出してしまった。困ってサラ金から金を借りた西土居は、その返済を催促された。金の工面 が出来ない西土居は、さらに玲子から300万円を出させサラ金の借金を返済。だが、それが息子の学費のためにと貯めた虎の子の金だと知った西土居は、罪悪感に苛まれていたのだ。西土居は、完に似顔絵を描いてもらい元気付けられるが、自殺して保険金で玲子に金を返そうとまで思いつめていた。

 まもなく、完は絵を描きあげ学校へ持っていった。ひょっとすると自分の絵を描いてくれたのでは、と一縷の望みを抱いた灯は、学校へ出前に行ったついでに完のクラスをのぞいて見る。だが、完の絵のモデルは、予想通 りおさげ髪の節。灯はチョッピリ期待した自分を恥じながら教室を離れようとした。その時、ふと飛んできた完の絵が、裏返しで窓に張り付いて――。




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