2011 2 26

窓のブラインドが壊され、めちゃくちゃになった部屋…
地震にあったわけでも泥棒に入られたわけでもありません。
実はその原因は…1匹の犬。
その犬の名は…「サラ」。
性格はとても大人しく、飼い主のつかささんの言うことも素直
によく聞くサラ。
しかし、ある時になるとサラは、まるで性格が変わったように
暴れ出すことがあるというのです。

つかさ「留守番の間のひとりの時に暴れて…1日でこういう感じに…」
ボロボロになった壁はサラが激しく咬みついた跡。
サラは、つかささんが家を留守にしたときだけ、
普段の大人しい姿からは想像できないほど激しく暴れ
家の中の物を壊してしまうのです。

でも、もともとサラは、1人になっても、留守番がちゃんとできる
素直な犬でした。
だから、初めてサラに部屋が荒らされた時、飼い主のつかさ
さんは何が起きたのか全く理解できなかったといいます。

つかさ「ホントにこの子がやってるのか、信じられなかった
ですし、昨日まで全然平気だったのに、急に始まったこと
だったので…」

つかささんがサラを飼い始めて7年目。
赤ちゃんの時からずっとおとなしく、大人になってもそれは
変わらなかったといいます。
しかし…2年ほど前から、つかささんの留守中に、
突然、サラの破壊行動は始まったのです。

スタッフ「心当たりは?」
つかさ「全くないんです…」
獣医さんに相談したところ、疑われた症状は…
分離不安症。
分離不安症とは、飼い主が外出し、犬がひとりきりになると
不安を感じ、そのストレスから破壊行動などをとってしまうと
いうもの。
しかし…この症状は、主に、子犬の時期にみられるもので、
サラのように大人になった犬に突然あらわれることはあまり
ないといいます。

しかも、分離不安症の犬は、飼い主が家にいるときには、
思い切り甘えてくるというのですが…
つかさ「私が家に一緒にいるときも、近づいてべったりする
わけではなく、部屋に行って寝てしまう感じ」

サラがつかささんに甘えてくるような仕草はないため、
獣医さんも首を傾げているといいます。

そしてその行動はサラ自身の体も傷つけていました。
壁などの硬いものを激しく咬んでいたため、サラの歯は…
つかさ「犬歯は折れる、歯が上も下も
なくなってしまいました」

ケージに入れて留守番をさせることも試してみたものの、
壊して脱走した上に、サラ自身も怪我を負っていました。
なるべく1人にしないようにしているものの
つかささんが仕事でやむなく留守にする時には…
つかさ「吠え防止用の口輪と…長い靴下をさらに…」
獣医さんからのアドバイスもあり、サラ自身の身を守るため
にも今は、つらい姿にせざるを得ないのです。

それにしても留守中の部屋でサラはどんな状態に
なっているのでしょうか?
そこで、つかささんに協力してもらい留守中のサラの様子を
無人のカメラで撮影させてもらうことに。
この日も仕事があると言うつかささんが外出。
もし、寂しいことが原因で暴れるのなら玄関まで追いかけて
きそうなのですが…
サラは寝室から出てきません。

そして、つかささんが出かけてしばらく経つと…
動き始めました。
まるで、つかささんがいなくなったのを確認しているかのよう
に玄関で様子をうかがうサラ。
そして、サラが向かったのは…誰もいなくなったリビング。
普段、家で吠えることは決してないというサラですが…
吠えています…。

もうこの段階で前脚の靴下は脱げてしまっています。
そして…サラは、戸棚の上にジャンプして登ってしまいました。
この戸棚の上にもつかささんといるときには絶対に
のぼらないといいます。
外の様子をうかがっているのでしょうか?
さらに…再び玄関に行くと…壁を前足でひっかいています。

帰宅後、そんな様子を見たつかささんは…
つかさ「…」
しかも、サラのこうした破壊行動は、ある時期に限られていると
言います。
つかさ「寒い時期になると、秋口になると始まるので、
何でこの時期なのか不思議」

もちろん部屋は暖房で暖かい状態にしてありますが、留守
中のサラの破壊行動は、なぜか寒い時だけに起きると
いうのです。

つかさ「理由があるならそれを改善したいし、こうして
欲しいというのがあるなら聞いてみたい」

一体なぜ、サラは突然、留守中に暴れるようになったの
でしょうか?そして、この行動は、サラのどんな気持ちを表して
いるのでしょうか?

そこで、動物と会話ができる女性、ハイジがサラのもとへ。
五感を駆使し、動物が感じる痛みやにおい、
記憶までをも感じ取ることができるというハイジ。
果たして、ハイジは、サラからどんな気持ちを読み取るの
でしょうか?

ハイジ「こんにちは。とても不思議な子ね。
人は大好きなのに、甘えるのは苦手みたい」

早速サラへと意識を集中するハイジ。
すると…
ハイジ「…サラの体から激しい痛みを感じるわ。
口の中、特に上の歯に、まるで…ぎゅっと締めつけられる
ように強い痛みを感じる。背中にはじんじんと鈍い痛みが
ある。何かにぶつけたのかもしれない。
体中、かなり痛いはずよ」

つかさ「それでも破壊しちゃうのは、寂しいからですか?」
ハイジ「この子が暴れるのは寂しさからではない」

ハイジ「すべての原因は…あなたにあるわ。あなたは
サラを捨てたことがあるんじゃない?」

つかさ「え?・・・」
ハイジ「サラから、今、あなたに捨てられたという感情が
伝わってきたわ」

ハイジ「窓の外に枯れ葉が見える…秋なのかしら」
でも、何も思い当たる様子のないつかささん。
しばし考えると…ひとつだけ思い出したことが…
それは…

つかさ「ちょっと体調を崩して入院してて会えない時期が
何年か前にあって、それがちょうど、これくらいの今の時期
でした」

2年前の秋に入院して何日か家を空けたというつかささん。
サラの面倒はご主人がしっかりとみてくれていたといいます。
でも、ハイジは…
ハイジ「入院する時…あなたは、サラに、声をかけなかった
んじゃない?あなたも体調が悪かっただろうから、
仕方のないことだけど」

病気になると入院する…そんな人間の事情は、動物には
理解できないとハイジはいいます。
ハイジ「あなたが突然いなくなって…、それが何日も
続いて、サラは混乱し続けた。そして、それは今も悲しい
感情として…残り続けているの」

ハイジ「犬はとても我慢強い動物だから、あなたといる時は
とても大人しくしているけど、寒くなって、あなたが出かけて、しばらく1人で部屋の中にいると…その時のことを思い
出してしまう。そしてこう思うの…
『また…捨てられるんじゃないか』って」

犬特有の、飼い主のために何かを我慢する感情。
そして、突然飼い主がいなくなった深い悲しみの感情を、
今もサラはコントロールしきれていないとハイジはいいます。

果たして解決法などあるのでしょうか?
ハイジ「動物に話しかけたり、気持ちを伝えようとすることは
意味がないと思う人も多いけれど、言葉が分からなくても、
動物には伝わるの…」

ハイジ「だから…今、感じてる気持ちを素直に伝えるの」

ハイジ「どれだけあなたがサラを愛しているか。
何度も、何度も繰り返し、言葉で、そして心の中で」

と…その時…サラはハイジの手を舐めはじめました。
ハイジ「ありがとう、サラ。ほら、サラは今、自分の気持ちが
伝わったことがわかったみたい。今度はあなたの番よ」

すると…、つかささんは…
つかさ「サラ…サラ、大好きよ…。わかる?ずっと一緒に
いるよ…大丈夫よ」

すると…
ハイジ「今、遠慮がちにサラが伝えてきたものがあるわ。」
ハイジ「これは動物のぬいぐるみかしら。
サラはそれであなたと遊びたいみたい」

そして、つかささんが持ってきたのは…
つかさ「大好きなおもちゃの人形です」
つかささんは、ぬいぐるみを持ってきました。
すると、サラはそのぬいぐるみでつかささんと遊びはじめ
ました。
ハイジ「そう、多分これのことね。ほら、ちゃんと伝わるでしょ」

ハイジは、まだ留守番ができるようになるには少し時間が
かかるといいます。
でも、つかささんの思いは、サラに届いたようです…。

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大募集しております。

詳しくはコチラをご覧下さい。

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