自称・アナウンス部防災報道課海岸施設係長として、これまで全国の津波観測点を巡ってきました。そこで、防災を学びたい方におすすめ「全国の検潮所10選」です。
◆布良検潮所
千葉県館山市に気象庁が設置した“検潮所”。日本テレビの新人アナウンサーが防災報道研修で最初に習う検潮所の名前。さて何と読むのでしょうか?
◆釜石験潮所
岩手県に海上保安庁が設置した“験潮所”。15年前の東日本大震災では4.2m以上を観測。隣のビルの壁には当時の津波到達点が記されている。
◆油壷験潮場
明治27年に三浦市に設置された国土地理院の“験潮場”。現役で稼働している験潮場としては国内最古。データは日本の標高基準の点検にも活用されている。
◆神戸検潮所
異国情緒溢れる神戸メリケン波止場にある電波式の検潮所。近くの震災メモリアルパークには、31年前の阪神淡路大震災の被災状況が保存されている。
◆横浜験潮所
近代日本開国の舞台ミナトヨコハマに設置されたフロート式の験潮所。隣接する海上保安資料館では、日本周辺海域の現状と海上警備の重要性を学べる。
◆輪島と珠洲
輪島港と珠洲市長橋港では、2年前の元日の能登半島地震で被災した影響で観測が出来なくなったが、臨時施設を設置し観測が再開されている。
◆熊野市遊木検潮所
名古屋から特急南紀で3時間&下車後タクシーで15分。鹿児島に熊野検潮所が、徳島に由岐検潮所がある為、省略せず“熊野市遊木”と伝えるべし。
◆油津検潮所
寅さん映画の舞台にもなった宮崎県日南市。一昨年8月の日向灘地震では津波を観測。港の近くでは、自ら七輪で炙るカツオのお重を堪能出来る。
◆三崎漁港
水圧観測の巨大津波計なので建屋が無く、場所の発見は困難。さすがマグロの水揚げで有名な神奈川県三浦の港。マグロ定食の質の高さに圧倒。
◆日向市細島験潮場
国の登録有形文化財でもあるレトロな佇まい。明治25年以来、日本の歴史と日向灘を見守ってきたが、去年12月に観測を終了した。(添付写真)
