5月22日 藤田 大介

「入社10年、新たな挑戦」


入社10年を迎えた今年、
新しい挑戦をさせてもらっています。
夕方の番組「news every.」のフィールドキャスター。
全国各地でマイクを握り、
スタジオの藤井貴彦アナ、陣内 貴美子さん、中島芽生アナ達と力を合わせて
番組を作っています。


報道の仕事に携わり、生活スタイルがガラリと変わりました。
いつ、どこに向かうかわからない毎日。
一度東京を離れたら、転戦に次ぐ転戦でいつ戻りかわかりません。
その為、就いて一番驚いたのはスーツケースの存在。
現場には必ず1週間分の中継セットを入れたスーツケースを引いて向かいます。
重さはなんと20kg。


「海外出張?」とよく勘違いされますが中身は
スーツにシャツ、防寒具、ヘルメット、長靴、
10種類程のネクタイ、更にパソコンやプリンタ...。
そして僕は決して身体が強くないので、様々な薬も欠かせません。
海外取材の可能性もあるので、パスポートも常に携帯。
あらゆる想定をし、準備する事が求められる様になりました。


「every.」は帰宅時間帯の放送なので、"天気"も重要な要素です。
雪が降れば北に飛び、台風が来れば南に向かう。
暑い、寒いも大事なニュース。
これらは出先の私に任される事が多いです。
最近、特に意識して町を歩く様になりました。
歩きながら、道端にふきのとうを見つけ、桜の開花を心待ちにする。
柔らかい日差しが注ぐ新緑の季節、葉にしがみつく毛虫を見つければ
最近は少しずつ紫陽花も色づき始めてきました。
季節の移ろいを感じ、喜ぶのは、俳句に夢中だった小学生以来かな?
東京だけでなく全国各地、違った表情が見られるのも醍醐味です。


フィールドキャスター1年目。
感性を研ぎ澄ませながら、言葉を選び、
「news every.」のコンセプト「ミンナが、生きやすく」を胸に
日々温かみのある取材を通じ、丁寧な放送を心がけたいと思っています。


では、今日も行ってきます。