8月16日 佐藤 義朗

毎日暑い日が続いていますので、
少し涼しげな話題をお届けしたいと思います。

ここ数年、学生時代に没頭していたスキーへの熱が再燃しています。
特に興味が尽きないのが「バックカントリースキー」


学生の頃にやっていた決められたコースでタイムを競う競技スキーとは異なり、
バックカントリースキーはスキー場のコースではなく、手付かずの山の斜面を滑るもの。
(もちろん基本はガイドさんについて頂き、所定の機関に届け出をして山に入ります)

自然そのままの林の中や、
スキー場では見たことの無いような急斜面、
山の地形を把握し最適のルートを進む為の知識、
そして専用の道具の数々。


それら全てがオトコゴコをくすぐり、
これまで知らなかったスキーの魅力を教えてくれます。


更にバックカントリーでは、リフトは使わず自分の足で登って行きます。
とにかく、これがキツイ。
極寒の雪山で汗だくになりながら1時間ほど登っても、
滑り降りる時間は30秒ほど。


ただ、この30秒間に極上の時間が待っています。
時には胸まで雪に埋まりながらも、
スキー板は止まることなく、まるで雲の中を滑っているかのような感覚です。


近年、「JAPAN」と「POWDER」を掛け合わせた
「JAPOW(ジャパウ)」という言葉が世界中に広がっています。
外国人スキーヤーからも絶大な人気を集めるほどの
日本のパウダースノーは立派な観光資源の一つ。


あの極上の瞬間を思い浮かべながら、
じっと8月の猛暑を耐え忍びたいと思います。