12月7日 田辺 大智

私がはじめてアナウンサーという職業を意識したのは高校生の時でした。

全国高校サッカー選手権大会。94回大会で全国大会に出場した際、

テレビ新潟や日本テレビのアナウンサーの皆さんが、

高校生である自分達の話を真剣に聞いてくれたのが本当に心に残っています。

 

どんな思いでサッカーをしているのか、どれだけの思いでこの大会に臨んでいるのか。

放送を見た時「ここまでしっかりと伝えてくれるのか」と驚いたのを覚えています。

勝った試合も、負けた試合も、自分にとっての宝物です。

 

記念すべき100回目を迎えた選手権。

先日、東京都Bブロックの準決勝で、はじめて高校サッカーの実況を担当させていただきました。

 

選手たちの気持ちのこもったプレーは、実況をしていて本当に心を動かされました。

ただ、取材をして「伝えたい」と思ったこと、試合の中で出た素晴らしいプレー。それらを伝えきれない自分の未熟さを痛感しました。

 

選手たちが輝くような、選手や家族にとって一生の思い出になるような。そんな実況ができるようになるため、努力をし続けたいと思います。

 

全国大会は1228日、国立競技場で開幕します。

選手たちのプレー、そして選手たちの思いを、テレビを通して感じていただけると嬉しいです。