1月29日 豊田 順子

アナウンサーとして司会台の前に立ち、緊張したことは何度もあります。
でも、緊張が麻痺するほど、
客席にいらっしゃる方々にうっとり見とれてしまうことが、年に1度だけあります。
日本テレビの歴史あるイベント番組の一つ・・・!
それは・・・!!
「日本アカデミー賞授賞式」の司会です。
今年も、私は2月27日(金)の「第38回日本アカデミー賞授賞式」の司会進行を担当します。
 

総合司会は西田敏行さんと、昨年の最優秀主演女優賞の真木よう子さん。
インタビューなどのお手伝いは、桝太一アナと徳島えりかアナ、
番組進行は水卜麻美アナが担当します。
「日本アカデミー賞」の"華"といえば、
作品賞や監督賞、脚本賞や主演男優賞・女優賞、助演男優賞・女優賞、新人賞など、
今の日本映画界で大活躍する方々の表彰です。
 
毎年最優秀賞のスピーチは、溢れる思いあり、ウィットあり、感謝あり・・・
と、聞き応えのあるものばかり。
授賞式のクライマックスでもあるその様子は、毎年日本テレビの地上波放送でたっぷりご覧頂いていますね。
 
ところで皆さん、この「日本アカデミー賞」には、
いくつかの『特別賞』が設けられているのをご存じですか?
作品に関する賞は昨年1年間の評価で競われますが、
こちらは「永年にわたって日本映画界に貢献した"職人"を称える賞」とでもいいましょうか。
製作現場で種々の技能・職能で活躍されてきた方々
(例えば、殺陣指導や床山、装飾や音響などの裏方さん)や、
日本映画界に功績を残して亡くなった方々を表彰する賞です。
 
実は授賞式の途中、西田さん・真木さんと入れ代わって
この部分の司会進行を担当するのが私の仕事なのです。
こちらのスピーチでは、裏方さん独特の謙虚さ・朴訥さが感じられたり、
ご家族だからこそ語れる故人の情熱エピソードが披露されたり、
派手さはなくても味わい深い"映画への愛"がじわりと伝わってきます。
文頭のように、オーラを放つ名立たる俳優の皆さんが客席にいることで、
舞台と客席の境がわからなくもなりますが、「特別賞」の重みは私も齢を重ねてきている分、実感につながります。
 
昭和の名優の功績を紹介するコメントでは、
私も映画から多くのことを教えてもらってきたことを思い出し、感謝の気持ちでいっぱいになります。
残念ながら、地上波放送ではカットされてしまいますが、
CS放送の日テレプラスでは後日完全版でご覧いただけます。
今年も、心をこめて務めたいと気を引き締めています。
 
そして・・・授賞式終了後は、関係者の皆さんで過ごす「祝賀パーティー」の司会も私の大切な仕事。
皆さんに気持ちよく過ごしていただくために、
ノミネート作品は全て鑑賞し、アドリブの準備も怠りません。
 
いましばらくは、映画評論家の「小森のおばちゃま」風に、
「豊田のおばちゃまはね、あの作品を観てこう思ったんだけど、あなたはどうかしら?」などと、
若手アナに話を振ってはインタビュートークの練習をしています。
(因みに、モノマネをしても、最近の若いアナは反応を示してくれないのが残念です・・・。
知らないのか、あきれられているのか・・・苦笑)
 
今年の「日本アカデミー賞」の"最優秀"に輝くのは果たして...!?
是非ご覧下さい。