11月8日 町田浩徳

ポーランドと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。

ワルシャワ条約?キュリー夫人?

私は迷わず「女子バレーボール代表選手の名前」と答える。
長い名前の選手が多く、実況する際に舌が汗をかきそうになるから。

「ベレニカオクニエフスカのレシーブ、スザンナチズニエレフスカがトス、
アグニェシュカコンコレフスカのスパイクー!」

しかもバレーボールという競技は、笛が鳴ってから数秒で得点が決まってしまうので
一人の選手の名前を紹介している間にワンプレーが終わってしまうのである。
アナウンサー泣かせだ!

大陸王者が激突する4年に一度の世界一決定戦「グラチャンバレー」は女子大会が11月12日から始まる。
開幕戦は日本VSヨーロッパ王者。

さあ、来日するヨーロッパ最強チームはどこかというと...
ポーランドが大陸予選で敗れ、代表チームはロシアに決定したのだ!
ロシアの女子選手の名前を見てみると...「マロワ」「ノビク」「マリフ」等々。
うむ、何だか言いやすそう。

ちなみにプロレス実況で、長い名前の技が2つ続くと、こうなる。

「ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールドから
ステップオーバートゥーホールドウィズフェイスロックへ移行した~!」

頭で考えるよりも、舌が動きを覚えていてくれるイメージ。

「鼻息荒く」ではなく「舌なめずり」をして実況に挑むとしよう...。

最後にもう一度、自問自答。

ポーランドと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。

「ショパン」と「塩パン」。

あ...何だか響きが似てる。