3月1日 藤井 恒久

相撲界が世間を騒がせている・・。
相撲を愛する私にとっては、ちょっと残念な騒ぎだ・・。
でも、どんなきっかけであれ、興味を持ってもらえればいい。
相撲は、知れば知るほど面白くなる!


私は幸い相撲記者として、相撲に深く関わらせてもらっているが、
以前、ロケで「新弟子」として相撲部屋に一泊二日滞在したことがある。


では、その時の様子をお伝えすると、
朝は5時半起床、さっと身支度をし、食事は摂らず(吐くから)
そのまま廻しを着ける。柔軟体操、四股、すり足、テッポウ、腰おろし・・。
冬だったが、全身に汗が滴る。そして申し合い稽古。
勝てば土俵に残れる。負ければ指名してもらえるまでアピール。
その後、ぶつかり稽古。転がされ、「立て!」と言われるが立てない・・。


稽古後(12時くらい)、空きっ腹に、ちゃんこ。
世の中にこんな美味いものがあるのか、というぐらい、美味い。
ちゃんこ鍋をどんぶり3杯、ご飯もどんぶりで山盛3杯食べた。
(もちろん唐揚げ、焼魚、サラダなど、おかずも多数)
そして満腹で昼寝。起きたらちょっと身体が膨らんでいる気が・・。


夕方は、掃除、洗濯、ちゃんこの準備。
私が行った部屋は、昼と夜のちゃんこが全く同じメニュー。
だが、その食べ直しが、たまらなく美味い。(またどんぶり3杯)
夜は大部屋で布団が重なるようにぎっしり敷いて寝る(15人くらい)


私は横に180キロの力士がいたので、寝返りを打たれる恐怖と、
いびきのオーケストラで寝られなかった・・(慣れるらしい)
一泊二日だったのに、家に帰って体重を測ったら、3キロ増えていた。
あのまま相撲部屋にいたら180キロになる自信がある。
いないけど。相撲は素晴らしい! 
おわり。