9月7日 小髙茉緒

この時期、news zeroのあと同僚と食事に行くと、

店を出る頃には外が明るみはじめていることもあって、

夏の夜明けを見ると、小学生の頃、家族で昆虫を捕まえにいったことを思い出す。

まだ暗いうちに起きて、虫取り網と虫カゴと懐中電灯を持って、公園にいくと、

昨晩のうちに昆虫用のゼリーを仕掛けておいた樹木に、黒く光る塊が集っている。

わたしと弟がそれぞれ捕まえたカブトムシやクワガタを、両手で抱えるほどの虫カゴで育てることが、夏の恒例行事だった。

色々な面で両親はよく飼育を快諾していたなと、大人になってからは思う。

 

この時期の夕方、会社を出ると、水色と橙色が混ざったような色の空が広がっていて、

夏の夕空を見ると、涼しくなってきた夕飯前、小学校の校庭に家族でサッカーをしに行ったことを思い出す。

教諭である父はサッカー部の顧問だが、娘=わたしのサッカーセンスは皆無で、いくら教わっても上手くなることは無かった。残念。

 

暑さが和らぐことは喜ばしいはずなのに、

個人的には冬のほうが好きなはずなのに、

あーあ、夏が終わってしまうなあ、と、毎年なぜかため息をついている。