6月6日 伊藤 遼

ヨーロッパ最強のサッカークラブを決める大会、チャンピオンズリーグ(以下CL)。
今年はイングランドの強豪、リバプールが14季ぶり6度目の優勝を果たした。


何を隠そう、私はリバプールの大ファンだ。
14年前、当時最強と言われたイタリアのミランに3点リードされていたにも関わらず、
怒濤の追い上げを見せ、PK戦の末に逆転でCL優勝を果たした、
「イスタンブールの奇跡」と呼ばれる試合を見てからその虜になった。



去年、夏休みを使って初めてリバプールへ試合を観に行った。
生で見る憧れの選手、スタジアムに私は興奮しっぱなし。
中でも想像を超える感動があったのは、サポーターの熱気だった。
試合前からはもちろん、試合が終わっても選手への声援は止まらない。
私の隣にいた男性は声がかすれるまで応援していた。
皆、命を賭けて応援しているように見えた。



サポーターは12人目の選手だという言葉をよく聞くが、まさにその通りだと思う。
実際今季のリバプールはリーグ戦、CL共にホームで負け無し。
サポーターの力が結果にも表れている。
頑張る人を応援する姿は、なんて美しく強く、かっこいいんだろうか。


今年はラグビーワールドカップ、
来年には東京オリンピック・パラリンピックが日本で開催される。
世界中から熱い思いを持った多くの人が、応援に駆け付けるだろう。
ZIP!で中継、リポートする際には、
選手やチームの活躍に加えて応援するファンやサポーターの魅力も、
アナウンサーとしてお伝えしたい。