6月2日 後呂 有紗

「自分の一万日記念日って知ってる?」

OAが終わり、各々報道フロアに戻ってくると突然、藤井貴彦アナウンサーからこんな質問が飛び出した。

自分が生まれてから、一万日の記念日…?これまで考えたこともなかった。うーん、7歳くらいかな?と碌に計算もせず、幼稚な考えを巡らせていると、とんでもない!なんと、27歳と4か月の頃なのだそうだ。私にとってはまさに、今年、一万日目を迎えることになる。

 

話を聞くと、「20歳で成人」といっても、まだまだ子供で、実感が湧きづらいかもしれないが、27歳、1万日生きたとなると、大きな区切りに感じるそうだ。

なるほど。確かにまだ学生で、親への感謝は感じつつ、まるでお祭りのように迎えた成人の日…。そこから数年、自分も就職をして、今や入社5年目となった。心や考え方がどれほど成長できたのか、まるで自信がないが、しっかりして大人にならなければという自覚は、より切迫して感じるものである。とても意味のある節目に思えて、その場で手帳に書き込んだ。

 

そんな記念日を教えてくれた藤井アナウンサーは、今年、「社会人」一万日目を迎えるそうだ。1994年4月入社、同じく1994年の4月に生まれた私からしてみれば、まさに自分の人生と同じ時間、丸ごと社会で戦ってきた、大大大先輩である。当日は、同期の羽鳥アナウンサーに、記念日を知らせてあげるつもりだと言う。

 

意外と記念日好きなのかなぁ。なんだか可愛らしいなぁ。と呑気なことを考えながら、私も社会人一万日目を目指して、今はがむしゃらに頑張りたい。決意を新たに、今日も伝え続けたいと思う。

 

<1万日コンビ!藤井アナウンサーと>