7月3日 藤井貴彦

実は先月、1週間お休みをいただき国内を旅行してまいりました。
行先はハワイや沖縄ではなく、鳥取、島根。
友人からは「しぶい」という声も聞かれましたが、
入社して満20年、訪れたことがない場所が島根、鳥取だったのです。
思えばいろいろな場所に派遣していただきました。
そんな流れをいただきまして、
「入社20年、忘れようがない出張ベスト3」

第3位 鹿児島県・屋久島
特ホウ王国という番組で、海から湧き出る「平内海中温泉」にいきました。
海水が引いた時のみ、残った海水が温められて入浴できるのですが、
当日はまさかの暴風雨。
ロケも不可能、東京にも戻れずでスタッフと旅館に戻ると、
「オウム真理教の松本智津夫容疑者逮捕」という速報が...。
報道番組を兼務していた私は、東京まで移送される一部始終をテレビで見ながら、
「何もできないってこういうことかー」と実感したのでありました。


第2位 愛知県・豊田スタジアム
2008年5月24日 日本vsコートジボワールの一戦が行われました。
日本代表のサッカー実況を控えていた私は、現地取材の機会に恵まれましたが、
実はその朝、東京で第一子が生まれていたのです。
日本代表も快勝、父親になれた喜びもありで「乾杯するぞ!」と意気込む私。
しかし名古屋に着いたのが夜11時。
時間もない、お店もわからないというアウェーの中、
なんとかその日のうちに乾杯したいと見つけたのが、牛丼店!
牛丼とビール1本で、一人祝杯をあげたのでした。


第1位 アラスカ
進め!電波少年という番組で訪れたアラスカ。
お笑い芸人がヒッチハイクだけで南北アメリカ大陸を制覇するという企画がありました。
そのゴールがアラスカでした。
オーロラの名所としても有名なだけに、気温はマイナス46度!
日本からの音声が聞こえるイヤフォンコードが凍結して折れたり、
冷え切った空気を吸うと肺に激痛が走ったりと、まさに命がけの実況でした。

振り返れば20年、貴重な時間を過ごしていたことに気づきます。
この経験は、後輩への指導に活かしていこうと思います。