4月14日 安藤 翔

「目指すはプロ野球、開幕戦実況!安藤翔です!」

 

これが、私の新人時代のキャッチフレーズです。

東京ドームでプロ野球実況をすることを志し、日本テレビに入社。

2012年6月、ZIP!でお披露目を迎えた際に声高に叫びました。

 

あれから9年、2021年4月3日。

初めてプロ野球の地上波実況を担当しました。

 

野球中継を観て、アナウンサーになる夢をもった小学生の頃。

テレビから聞こえる、胸躍るフレーズがありました。

それは「東京ドームです」という一言。

 

大阪に住み、プロ野球選手に憧れて、少年野球をしていた幼少期。

この言葉を聞くと、遠く離れた東京ドームが近くに感じるとともに、

プロ野球だ!いつかここに行きたい!と、

東京ドームへの憧れが強くなりました。

 

ひとつの夢が叶った日。

中継の第一声は、幼少期に憧れた、その一言。

何気ない、ただ場所を言うだけなのですが、

私にとっては特別な言葉でした。

 

今年入社10年目。

節目の年次を迎え、最初の実況がプロ野球の地上波デビュー。

新人の時の目標に向けて、新たなスタートを切りました。

 

あれができたはず、この一言をあの場面で言えればなどなど、

反省点や課題は尽きませんが、

1試合1試合、これからも丁寧に試合を伝えていきます。

 

次の節目、入社20年目の時には、入社時の目標を叶えていたい。

気持ち新たに、2ケタの社会人生活を歩み始めます。

 

実況を終えたばかりで、疲労感がぬぐいきれません…。