12月22日 豊田 順子

コロナ禍生活・私の心がけ

コロナ禍で変わってしまった生活も、もう2年。

テレワークでキーボードを“パチパチ“叩いたり、携帯のボタンを”ポチッ“と押したりすることも多いけれど、家時間が非常に長くなって、私は積極的に「手を動かそう!」といつも自分に言い聞かせています。

具体的には・・・?

 

■料理では手を抜かない!

 

通勤時間が減った分、台所では下ごしらえや調味料の計量など、ひと手間を惜しまず集中して料理をするようになった。

(粗雑な私、目分量での料理は、どうしても「おいしい!」のゴールに届かなかったのだ!)

レシピは、雑誌やアプリをひたすらチェックし、美味しそうなものを片っ端からチョイス。

こまめな計量は、料理のセンスアップへ。

2年もたてば、メニューもそれなりの数になり、手際もよくなるものだ。

夫からは、「我が家の新しい定番料理が増えたことは、コロナ禍でも良いことだ~!」と嬉しい言葉も。

 

そんな心がけが身についてきた先日、「スッキリ!」から偶然料理ロケの依頼があり、いざ始まると、おしゃべりも手さばきもテンポよし!味も最高!

(半世紀も生きてきて、初めてのエビフライ挑戦だった。)

美味しいものを丁寧に作ろうという気持ちは、人を元気にすることを改めて実感している。

 

■「かくこと」を、コミュニケーションの準備として・・・。

 

家の中で、私がくつろぐあちこちの場所にメモ用紙とペンを置くようになった。

テレビを見ていて、耳慣れない用語(新型コロナの新しい株の名前など)や、気になる出来事の知らないワード(事件や災害の地名なども)、若手アナの間違った言葉遣いや思いついたアイデア(バラエティーからお呼びがかかった時のネタに!)など、備忘録のつもりで書き留めて、自分の中に情報を定着させている。

出社したときに、短い時間でもスタッフと内容の濃いコミュニケーションができるようにするためだ。

 

また、新聞や書籍で出会う素敵な言葉や興味深い表現をノートに書き写すことも増えた。

特に、万年筆を使って丁寧にじっくり文字を味わいながら書いていると、辞書を開いて定義を確認したくなったり、漢字の美しさを再発見したりもして、年齢的に記憶力が低下する怖さを忘れさせてくれる。(夫とはアレソレで会話が通じる分、表現力の劣化を防止するのも狙いだ・・・ワハハ!)

 

そうそう、「書く」だけでなく、「描く」ことも私は大好き!

絵を描くことは私の趣味の一つだが、この時期で言えば、年賀状のイラストのアイデアを練って形にすることもワクワクするイベントだ。来年は寅年。我が家の愛猫も一緒に並べてアレンジしてみよう。相手の目を楽しませることができるかしら?

 

――毎日しっかり手を洗いながら、コロナ禍で与えられた時間をどう過ごしていますか?

どこかでつながっている誰かを喜ばせたいという気持ちを、私は日常の「手作業」に代え、それがいつかコロナ後の楽しいチャンスにつながるものと信じて過ごしています・・・。