5月24日 山本 紘之

この4月から大きく環境が変化した。

「news zero」月火水曜日から「ZIP!」月火水曜日へ。

夜から朝へ。

夜1:30に帰宅していた生活から3:40には起きる生活。

これまでは休みの日にも夜更かしをすれば、そのリズムに体が慣れ、仕事にもすんなり入っていけた。

夜更かしは得意だ。

ただ早朝起床はそうもいかない。

早起きは苦手だ。

オンエア前夜は当然9時にはベッドに入りたいし、十分睡眠を取ってオンエアに臨みたい。

ところが言うは易し、そんな簡単なことでもない。

さらに言うと、この一か月で発見したのだが、十分な睡眠を取ったからと言って良いパフォーマンスが出来るということでもない。

3時間しか寝ていない時の方が体もONの状態で、滑舌も良かったり頭の回転も速かったりする。

でも毎回3時間では体が持たない。

その辺りのコントロールがどれだけ出来るかもポイントだ。

起きて約2時間半後に出番。

一日のピークを持っていかなくてはいけない。

振り返ると、そんな生活はこれまでしたことがなかった。

まったりエンジンをかけているようでは手遅れなのだ。

となるとその2時間半は怒涛の準備である。

行きのタクシーでYoutubeの「二重ぱっちりマッサージ」の動画を見てモミモミゴリゴリするし、到着すれば原稿の下読みはもちろん、新聞で情報収集するし、スタジオの掛け合いでどんな情報が入れられるか考えるし、時間内にどう収められるか調整するし、曜日パーソナリティが何について話すのかシミュレーションもする…あらゆる想定をした上でその時を迎える。

刺激的な朝生活、まだまだ伸びしろはあるはず。

出勤前、登校前の皆さん、そんな私の戦いを、これからの成長を見届けて頂けますと幸いです。

せーの、ZIP!

※なんてことのない日常を多分に大袈裟に表現しただけのエッセイです