6月9日 郡司恭子

得意料理は何ですか?と聞かれたら

わたしはちょっと控えめなトーンで

「ん~。しいて言うなら餃子…かな??」と答えています。

 

でもね、正直心の中では「餃子が大得意!」と叫んでいるのです。

その理由は、とあるお店の“餃子の皮”に出会ったから。

 

とにかくその皮を使うと

何を包んで、焼いても上げても茹でても蒸してもモチモチ!

歯ごたえを感じると同時に押し寄せる

初恋のようなトキメキ…心を奪われるのです。この美味しさ、伝わるかなあ。

 

先日自宅に友人たちを招いて食事会をすることになり、

それなら自信作・餃子でおもてなしをしようと、

食事会前日、“皮”を求めにスーパーに足を運ぶと…売り切れ。

 

とほほ、と嘆きながら店員さんに、「次の入荷はいつですか?」と尋ねたら

ちょっと食い気味に「この皮に出会ったら、もう他の皮は使えませんよね!!」と

熱量いっぱいの返答が。

わたしもその熱量に応えるように、店員さん側に1歩近寄り

「わかります!!!」と意気投合。

そこからお互いの“推し商品”をプレゼンして。

スーパーでの買い物という日常が、こんなにもエンタメ性の高い時間になるなんて。

 

結局その”皮”は、翌日たったひとつだけ入荷するとのことで、

お取り置きさせていただいて。

その“皮”のおかげで

当日友人たちを唸らせることができた(と、勝手に思っている)のだけど‥

 

そこから数日たった今でも、あの店員さんのことが忘れられません。

あのスーパーのタナカさん、またオススメ商品の情報交換させてくださいね。

日常がちょっと美味しくなった話でした。