11月5日 大町怜央

初めてリレーエッセイを担当することになりました、入社2年目の大町怜央と申します!火曜、木曜にZIP !のニュースコーナーを担当しております!これからよろしくお願い致します!

 
 さて、何を書こうか...。先輩方のエッセイを読んでイメージを膨らましながらもしっくりくる内容を思いつけず...。気づけば締切が差し迫ってきました。そんな時、「アナウンサーに興味を持った」瞬間を思い出す場面がありましたので、その話をさせて頂きます。


 私は、小学校から大学まで、ずっと野球をしてきました。もちろん、プロ野球も大好きで、地元の広島カープはもちろん、12球団全て好きで、プロ野球選手名鑑をいつも読んでいる少年でした。


 プロ野球中継は毎日見ていて、「死ぬまで野球に関われる仕事につきたいな」と思っていました。


 そんな私が、初めてアナウンサーという仕事を意識したのは、2006年10月10日中日vsジャイアンツの優勝決定戦の実況を聞いてからです。延長10回表、中日の4番T・ウッズが優勝を決定づける満塁HRを打った時の河村亮アナウンサーの実況。


「痛烈。一閃。今日は、今日はスリーランに続いてグランドスラム!!」
「誰がこの4番、タイロンウッズの活躍に、文句を言わせようか。これぞ4番。これぞ主砲。これぞタイロンウッズ!!」


 小学5年生の時に聞いたこの実況。中日ファンではなかったのに、実況と威風堂々とダイヤモンドを回るT・ウッズの姿が本当にかっこよくて、今でも鮮明に覚えています。
選手の素晴らしいプレーが、言葉の力でより輝いて人の記憶に残る。
そこからアナウンサーという仕事に興味を持ち始めました。


 あれから14年。10月30日、ジャイアンツが2020年のセ・リーグのペナントレース優勝を決めました。メモリアルな日の実況席には、14年前、私がアナウンサーになるきっかけを与えて下さった時と同じ、大先輩の河村アナウンサーが座っていました。


大好きな野球に仕事として関われて、憧れの先輩と同じ職場になるなんて、本当に恵まれているなと改めて思いました!!


 まだまだ、憧れの実況席に座るためには、登るべき階段はいくつもありますが、一歩ずつ進んでいきたいと思います!!

 
これから、よろしくお願い致します!