2月6日 平川健太郎

私事ながら、昨年末に、50歳になりました。
そんな個人的な節目のタイミングに、
箱根駅伝が今年の正月、100歳になりました。


箱根駅伝がわたしと同い年くらいの昭和40年代半ば頃までは
WやM、NやCの文字が、大体いつも先頭で賑やかに躍っていました。
でも、白いタスキが5連覇をしたあたりからは
ちょっと流れが変わってきたんですかね。
どちらかというと、伝統的なアルファベットというよりも、
様々な「色」が、箱根の一等賞を取るようになってきました。


茄子紺、プルシアンブルー、プラウドブルー、
藤色、鉄紺、ライトグリーンにフレッシュグリーンなどなど、
本当にいろんな色が彩ってきました。
こんな色、前半50年にはありませんでしたよね。


50歳までと50歳以降、ずいぶん変わるものです。
箱根駅伝の50歳以降がいろんな色にあふれてきたように、
私もこの先を、気持ち新たに、
様々な色で彩る事が出来れば、と感じた、2020年の正月でした。


人生100年と言われる時代、まさに折り返し地点を回りました。
マラソンならそろそろ仕掛けどころでしょうが、
私のアナウンサー人生はまだまだもう少し、
勝負所でスパート出来るよう、じっくり力を蓄えていきたいと思います。