12月7日 矢島 学

この秋、日本テレビでは、大地震発生時の防災報道を検証する為、「南海トラフ地震訓練」を
実施しました。
これは国の想定などを元に行った報道訓練で、日本テレビ系列の全局が参加しました。


この訓練に日本テレビアナウンス部は、2011年4月以降に入社した若手だけで臨みました。
つまり、東日本大震災の報道特番を経験していない世代が、有事対応を学んだのです。


訓練は3つのフェーズに分けて実施しました。まずは発災直後の初動対応の「フェーズ1」。
ここでは、揺れへの警戒や津波からの避難を呼びかけました。


次は発生3日後の「フェーズ2」。
広域被害を把握する為、各地と中継を結んだり地図を使ったりして、
膨大な情報を整理しました。


最後は、復旧活動がテーマの「フェーズ3」。
避難所や病院、給水所など、地域に密着した情報を伝えました。


訓練を通じ若手アナウンサーは、「人命を救う為には、どんなコメントをするべきか」を追究しました。
的確に対応出来た部分もあれば、検討が必要な部分もありました。
災害は決して起きて欲しくないものですが、"平時から有事に備える"ことが重要です。
防災報道の知識と意識を高めるアナウンサーの探求は、今後も続きます。