12月14日 山本 紘之

ついに回ってきた。
60人近くのアナウンサーがいる中、このタイミングでリレーエッセイが
回ってきたことに、得も言われぬ喜びを感じている。


僕は今、中東はUAE、アブダビのホテルの一室でこの原稿を書いている。
否応無しに興奮してしまうこの環境で、高ぶる感情を抑えるがためだけに
パソコンを叩いている。


FIFAクラブワールドカップがついに開幕した。


6つの大陸王者と開催国王者が争うサッカーの大会。
世界最強クラブの座をかけて戦う、"国"ではなく"クラブ"のワールドカップ。
日本テレビが前身のトヨタカップから長きに渡り中継してきたもので、今回、僕も
実況することとなった。
喜びを隠しきれない理由、それは僕の青春の中にある。
大学まで続けたサッカーが、今の僕を作ってくれたと言っても過言ではない。
思いは過去のエッセイにしたためている。
http://www.ntv.co.jp/announcer/letter/2016/03/post-158.html (2016年3月)
http://www.ntv.co.jp/announcer/letter/2015/04/post-114.html (2015年4月)

さて、今年は浦和レッズが10年ぶりに"アジア王者"として登場した。
残念ながらレアルマドリードとの対決は実現しなかったが、アジア王者として久しぶりに
日本の期待を背負って戦ってくれた。来年以降もJリーグからアジア王者が出ること心底願っている。


そしてもう一つ注目といえば、日本サッカー界のスター本田圭佑選手擁する
北中米カリブ王者、メキシコのパチューカだ。チームメイトは彼に学び、対戦相手は彼に恐れる。
会見やインタビューでは立場の違うどちらの選手も「世界的な本田」と賛辞を送る。
牽引しているのはもはや日本サッカーだけではない。本田はメキシコサッカーをも背負って戦っているのだ。
日本人として、こんなにも誇らしいことがあるだろうか。


あるいはそんな本田選手のいるパチューカがレアルと対戦するかもしれない...あぁ、駄目だ。
興奮が止まらない。いや落ち着け、そんな珠玉の舞台を一人でも多くの人に味わってもらうのが、
我々の仕事ではないか。


そうだ、今こそ、宣伝をしよう。


南米王者・ブラジルの名門グレミオが登場する準決勝は12日(火)25:39~
同じく準決勝、レアルの初戦は13日(水)25:39~
3位決定戦は16日(土)22:54~
決勝は16日(土)25:35~
日本テレビ系列で放送。


さぁ、世界のサッカーを堪能しようか。

※    試合は全て日本時間
※    写真は試合前の放送席から、解説の都並敏史さん(右)サブアナの中野謙吾先輩(左)と