6月7日 上田 まりえ

2月の末から、歌を習い始めました。小中学生の頃、地元の少年少女合唱団に所属をしていたこともありますが、今、練習しているのはミュージカル曲とポップス。週に1度のレッスンは、いいストレス発散にもなっていますし、心満たされる時間となっています。あと、演技のレッスンにも通い始めました。
「アナウンサーなのに、歌!? 歌手になりたいの!?」「演技!? 女優さんになりたいの!?」と、周りの人には大抵驚かれます。...が!! もちろん、アナウンス技術向上のためですよ!
習い始めたきっかけは、『快脳!マジかるハテナ』(毎週木曜・夜7時~放送中!)のナレーションを担当し始めたこと。「もっともっと上手くなりたい!」と思ったときに、日々の仕事の中だけでは限界を感じ、声を鍛えることに関して新しいアプローチがしてみたくなった、というのが理由です。
ナレーションの仕事と歌のレッスン、一見つながりがないように思えますが、これが意外と効果テキメン! 2つに共通しているのは、「声」。体は、楽器のようなもので、自分の声を操ることは、自分のことなのにとても難しいのです。口内炎が一つできただけでも滑舌が悪くなってしまったり、喉はもちろん、体調一つで声の調子は変わります。生まれてからずっとこの声で喋ってきているのに、不思議ですよね。最近ようやく、出したいと思った声や音を、イメージ通りに出せるようになってきました。「こんな声も出るんだ!」と、知らない自分に会える感動もあります。
また、演技を習うことで、表情や声の表現を吸収したいと思っています。いつもOAのたびに緊張してしまう私にとっては、カメラの前で平常心を保つためにも、演技は役に立ちそうです。
「より良い声で、素敵な言葉で、話したい。」―入社5年目になり、改めてその思いが強くなると同時に、本当の意味でアナウンサーという仕事の楽しさに気付けるようになってきました。緊張してしまうことでさえ、ドキドキと感じられることが心から幸せだなぁと思えるのです。明日はどんなドキドキに出会えるのか、楽しみです。

※写真は、先生の自宅でレッスンを受けているところ。
ミュージカル『エリザベート』の『私だけに』を歌っています♪