9月15日 町田浩徳

自分がいかに、ちっぽけな人間か
小さい人間か、痛感した。


「相手を受け入れなかった」わけではない。
「細かいことに文句を言った」わけでもない。


単純に。
背の高さが。


バレーボールの世界一決定戦
グラチャンバレーの男子大会が大詰めを迎えている。
217㎝の選手を取材したり、
元選手のチームスタッフやコーチ陣の
小さい人でも190㎝台。
中継の解説でお世話になっている川合俊一さん、
大林素子さんも、やっぱり大きい。
でも、座るとほとんど同じ目線の高さになる。
自分の胴が長くてあ~よかった。


とにかくこの2週間は、自分が小さく思えて
仕方がない。そんな時、一緒にお話をしていて
ホッとするのが、元全日本女子のセッター、
竹下佳江さん。
世界最小・最強のセッターと言われた、その身長は
日本の女子の平均身長とほとんど変わらない159㎝。
だから決して小さくないのに「世界最小」と言われてしまう世界。
世界って広い、じゃなくて高いなぁ。


選手達は、1m以上もジャンプする。
最高到達点が3m70㎝の選手もいた。
これは(競技は違うが)バスケットボールの
リングが取り付けてあるボードの一番上に届く高さだとか。


超人かっ!
いや、鳥人かっ!


バレーボールのネットの上から、顔はもちろん
胸まで飛び出すくらいジャンプしている選手がたくさん。
だから時速100kmを超えるスパイクを顔面でブロックする
瞬間も目にした。


中学の授業で、冬の寒い日に
「レシーブすると、腕が痛いから、嫌ぁ~」
などと言ってごめんなさい。
改めて、尊敬しながら実況させて頂いています。