12月25日 森富美

鉄道への愛や、その知識の多寡を“鉄分”と表現するなら、

私はずっと貧血グループ。

藤田アナウンサーの鉄道企画に「すごいなあ」と拍手を送りつつも、

遠い世界のことと思ってきたのですが、

今年、なぜか“鉄”に引き寄せられまして。

 

きっかけは、「ななつ星in九州」をデザインし、「都電リニューアルプロジェクト」にも携わる水戸岡鋭治さんにインタビューする機会を得たこと。

準備のために「日テレ鉄道部」のYouTubeを見たり、鉄道関連の書籍やネット記事を読んだりするうちに、“鉄分補給”が進みました。

作る人、運行する人、そして乗る人。それぞれの思いに触れると、もっと知りたくなるものですね。

 

私の趣味は日帰り一人旅で、

運転免許を持っていないため、移動は鉄道がメインです。

階段に近いのは何号車?

踊り子号で景色がいい席は?(写真。窓枠に阻まれず海がよく見える!)

伊勢に行くなら名古屋からJR?近鉄?

ネット検索すると、丁寧に解説するページがあり、鉄道旅の魅力を紹介する動画があります。

“鉄分しっかり”な方々のおかげで、私の旅はグンとレベルアップしました。

 

秋には、行き先がわからない鉄道旅企画にも挑戦。

申し込みの2日後に決まった旅先は、プライベートで訪れるのは初めての新潟でした。

往復の新幹線だけが指定され、あとはフリー。

時間内に新潟を堪能するプラン作りは本当に楽しかった!

藤田アナはもちろん、新潟出身の町田アナ田辺アナにもリサーチし、

ボタンを押さないと開かない在来線のドアに緊張しながらも、

“貧血女性”とは思えない充実一人旅ができました。

 

そんな経験のおかげでしょうか、

11月の人間ドックでは、なんと鉄不足の指摘なし。

体まで変わった⁉︎と笑ってしまいました。

 

“鉄仲間”に入れてもらうにはまだまだで、

ようやく貧血を脱しただけのレベルではありますが、

どなたかの愛と知識をちょっとお借りして

来年も旅に出たいと思います。